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北海道の鉄道の内容を中心に自身の知識も含めながらブログの記事を日々更新しています。札幌市在住のため、主に札幌圏を走行する列車についての話題です。

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【コラム】北海道知事選の結果でJR北海道の未来が決まる!

今日はいよいよ北海道知事選挙です。北海道の新たなリーダーが輩出される日です。

現職は退き、鈴木直道前夕張市長(以下、鈴木候補)と、石川知裕前衆議院議員(以下、石川候補)の一騎打ちとなります。

特に注目・争点となるのがJR北海道の路線見直し問題です。前職は「自助努力」と称し、問題解決へ進展しませんでしたが、今回は両候補ともJR北海道の路線見直し問題について取り上げているので、少なくとも前職よりも問題解決に向けて一歩でも二歩でも前進していただければと思います。

事実上、JR北海道の未来が決まるといっても過言ではありません。

ここで両者の主張について取り上げます。


鈴木候補

鈴木候補はJR北海道の路線について、必要な路線は守り抜くとしつつ、道民目線で公共交通を再編するとして鉄路以外の交通機関も活用していく考えを示しています。

財政難が続く夕張市は2016年8月、JRの支援を条件に鉄道の廃止を申し出ていました。道内の他の自治体が鉄道路線を拒む姿勢を崩さずにいたのに対し、「攻めの廃線」とも呼ばれた夕張市のピンチをチャンスにするという姿勢は大いに評価すべきものがありました。

ただ、夕張支線の場合、同線の沿線自治体が夕張市のみということもあり、夕張市が廃止に合意すれば路線を廃止にできるという特殊な条件でした。道内に残るほかの不採算路線については、沿線の自治体が複数設置されており、これまでの状況から、夕張支線のように簡単に路線を廃止にできる状況が整っているわけではありません。

夕張支線の場合は特殊な例でしたが、もし鈴木候補が北海道知事に就任した際は、道が主体となって道内における不採算路線の整理が実施されていくとともに、代替交通の利便性の確保が図られ、利用しやすい公共交通網が整備されることが期待されます。


石川候補

石川候補は、廃止を前提とするのではなく、鉄路を生かす方向で検討するという路線維持の姿勢を示しています。石川候補が知事に就任した際は、おそらく今後不採算路線が廃止されることはないでしょう。

しかし、鉄路を生かすとはいえ、明確な具体案が出されていません。まず、鉄路を残すうえで一番重要かつ土台となる問題として、鉄路を残すうえでその財源はどこから拠出するのか。一見簡単そうでこれまで解決できなかった問題でした。



不採算路線に関する関係機関を取り巻く問題は、だいたい上記のようになります。

要は駆け引きです。誰がお金を払うかです。ですが、どこも財政的な余裕はなく、前職の知事も自助努力と称し、簡単に不採算路線を廃止することを拒み、JR北海道も行動に移すことができませんでした。当の本人は参議院議員選挙に出馬します。上手く逃げられた感じです。

数年にわたって財源の拠出が難しかった状況の中、鉄路を残す方向で政策を進めていく石川候補は、果たしてどのようにして鉄路を残していくのでしょうか?非常に気になります。


このように、JR北海道の路線見直し問題については、両者異なる主張を展開しており、このあたりが道民が次期リーダーを選ぶ大きなポイントになります。


管理者は期日前投票を済ませてきました。

管理者としては、不採算路線廃止に賛成の立場です。以前から記載していますが、利用もしない路線・鉄路を残しておく必要がありません。不採算路線の存続も弱者救済という見方もあるようですが、それを視野に入れるのであれば、ジャンボタクシーや送迎バスで自宅から病院までを送迎する方がコストもかからず、且つほぼ戸口から戸口への移動になるため、移動に伴う不便・負担は最小限に抑えることができます。

これが鉄道の場合だと、駅まで移動しなくてはならず、また駅から病院に移動する際も路線バスなどに乗り継ぎ、あるいは徒歩で移動しなければなりません。このような状況が引き続き見込まれるにも関わらず、果たしてこのような状態が弱者救済と言えるのか。弱者救済による廃止反対については、より真剣に考える必要があります。

管理者も鉄道ファンですから、別に条件さえ整えば残してもいいです。その条件とは、不採算路線で発生する巨額の赤字をJR北海道のみに負担させないことです。これまでも幾度となく道や沿線自治体に対して協力を要請し、不採算路線にかかるコストの一部負担を求めてきました。しかしそれも叶わず、現在もJR北海道のみで負担して運行を続けています。資金繰りに困難なJR北海道は国に支援を要請し、新たに400億円規模の財政支援が決まりました。この財源も元を辿れば、我々が支払っている税金ですから、それを無駄なところに使われてしまいます。

鉄路を残すのであれば、これまでのように道も沿線自治体も問題に対してスルーするのではなく、三者が一体となって不採算路線について必要なのか否かを真剣に検討すべきです。現状ではそのような傾向が全く見られません。このようなことができないのであれば、廃止もやむを得ません。

早い段階で残す路線と廃止する路線の計画を立てなければ、後のJR北海道の車両更新計画にも影響してきます。新たな知事の就任以降、JR北海道の問題は早急に解決に向かわなければなりません。


いずれにしても、本日の知事選でJR北海道の未来が決まります。当ブログを閲覧している方は、少なからず北海道の鉄道について興味を持っているはずです。北海道の鉄道の問題について興味・関心のある方はぜひ投票所に行き、貴方なりに適していると思った候補に票を入れましょう。

貴方の一票で北海道の鉄道の未来が決まります。











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コメント
8439:第三者! by ピカチュウ親方 on 2019/04/07 at 03:13:57

いよいよですか。

果してどうなる事やら。

どちらが就任しても、一刻も早い、JR北海道の建て直しが必要ですね。

只、私は残念ながら千葉県民なので、結果を見守る位しか出来ませんが。

8440:ポケット時刻表も今回まで by クミコハッター on 2019/04/07 at 12:56:33

先日ダイヤ改正後のポケット時刻表をもらいにいきましたがポケット時刻表は今回で終わりと話していました、乗り継ぎに便利でしたが経費削減でなくなるのはさみしいです、

8441: by ナナッシー on 2019/04/07 at 20:33:48

こんばんは
鈴木さんが当選したことにより、JR北海道の大赤字路線は粛清されます。
私自身これで良いと思います。
留萌本線は留萌までICが開通と同時に廃線、根室本線富良野〜上落合信号場間の廃線、鵡川〜様似の廃線はほぼ確実に行われます。
後はどこまで大きく見直しするか期待です。

鉄道ファンとして廃線は残念ですが、限界集落のような所に線路あっても誰も乗車しません。
それと1日の乗降車数1人以下の駅もどんどん潰していって、冬季間の除雪費削減に大きく寄与してください。
町村から苦情が出るかと思いますが、JR北海道はきちんとデータを取っていますので、何ら問題はありません。

8442: by シニアパートナー on 2019/04/08 at 09:36:15 (コメント編集)

選挙権のない元道民からコメントいたします。

今回鈴木氏が道知事に当選したことはJR北海道の路線問題だけではなく、北海道全体の交通体系確立に道筋がついたと思っています。

氏のアピール全部を把握していませんが、これからの北海道をけん引する若い方々が希望を持っていけるようにすることが大事で、全国最年少の知事の活躍を期待します。

かつての自身のことを棚に上げて口幅ったいことになりますが、道外に流出する若い人材が非常に多いので、歯止めをかけてほしい。例えば経済特区の導入などを積極的に進めて、魅力ある雇用の創出につなげてほしいと思います。そのためには国と対立していては何も得ることはありません。従属ではなく「したたかに」国の力を取り入れてほしいと思います。

8443:やはり、 by 旅人 on 2019/04/08 at 11:26:30 (コメント編集)

こんにちは
僕も将来のJ.Rのことを考え、鈴木氏に
投票しました。注目されるのは日高管内の投票率を見ても、廃止反対の票よりも鈴木氏が上回っていた点です。廃止反対派よりも票数が多いことを意味しており、日高線廃止は濃厚ですね。それに最近、日高線代行バスの静内~鵡川のバス業者が貸切バス会社からこちらもJR北海道バス担当に代わったのも日高線廃止の準備だと思われます。廃止後は鵡川からえりも岬まで直通バスを運行する計画があります。

8444: by 龍 on 2019/04/08 at 13:11:52 (コメント編集)

新しい知事は鈴木直道氏に決まりました。夕張市のように一事が万事うまく行くとは思いませんが、前任の高橋はるみ氏は一つ覚えのように「JRの自助努力を」という言葉を繰り返すばかりで、結局は責任逃れのように辞めてしまったので、鈴木氏にはしっかりとリーダーシップを発揮してもらい、少しずつ問題解決に向けて進展して行ってほしいです。

8445: by 管理人 on 2019/04/08 at 18:02:45

>>「ピカチュウ親方」さん、コメントありがとうございます。

新しい北海道知事は鈴木直道氏に決まりました。いずれの候補であれ、JR北海道の立て直しが急務です。残念ながら落選した石川知裕氏の不採算路線の存続案について、具体策を聞けぬまま終わってしまったことが残念です。

8446: by 管理人 on 2019/04/08 at 18:06:27

>>「クミコハッター」さん、コメントありがとうございます。

新しい知事のもとでJR北海道の立て直しが図られそうですが、引き続き可能な限りのコスト削減は進めていかなければなりません。ですが、ポケット時刻表は幅広い層に人気があり、ダイヤ改正前になると窓口に訪れる方も目立ちます。

旧夕張駅では表紙がオリジナルのポケット時刻表が発売されているようです。ポケット時刻表が廃止になると聞いて先日良い買い物ができたと感じた次第です。

8447: by 管理人 on 2019/04/08 at 18:12:57

>>「ナナッシー」さん、コメントありがとうございます。

鈴木氏が当選したことでいまだに復旧できていない路線・線区については廃止が有力になるでしょう。不採算路線でも室蘭本線の苫小牧~岩見沢間や釧網本線など、観光需要で期待できる路線や車両の方向転換や緊急時の迂回ルートとして期待できる路線は維持していくべきだと思います。

以前から管理者もブログ記事に記載しているとおり、鉄道路線を現在のまま残す必要はありません。いずれにしても沿線自治体の協力は必須で、上下分離となった際は駅などは自治体が管理することになります。その駅も全てを残す必要はありません。利用が見込める駅だけ残していけばいいです。コスト削減にも貢献するので、どうしてこうした考え方ができないのか不思議でなりません。

いずれにしても、新体制となってどのように北海道の鉄道が変わっていくか期待したいです。

8448: by 管理人 on 2019/04/08 at 18:37:17

>>「シニアパートナー」さん、コメントありがとうございます。

あとは自治体の反発に対する迫力に負けないことです。全国最年少知事ということで行動力ある政策に期待したいと思います。

北海道のみならず、都市部への人口流出は日本全国各地の問題です。これを食い止めることができるのが、おそらく雇用の確保だと思います。北海道に新たな企業進出を期待するとともに、北海道がさらに若い人に希望を持てる場所になってくれたらと思います。

8449: by 管理人 on 2019/04/09 at 01:26:24

>>「旅人」さん、コメントありがとうございます。

日高本線の場合は特に沿線の首長が廃止に反対しているだけであり、実際に地元民が鉄道を使っているかについては、Noという答えが報道されています。このあたりはほとんど報道されることはありません。日高管内の開票結果は首長の見解と異なる、ある意味で一種の大変参考になり得るデータです。

鈴木氏が当選したことで、特に不通となっている区間については優先的に廃止の方向で調整していくのではないでしょうか。バス会社変更も将来の廃止に向けた準備とも読み取れます。教えていただき、ありがとうございました。

8450: by 管理人 on 2019/04/09 at 01:29:48

>>「龍」さん、コメントありがとうございます。

全ての物事が一筋縄ではいかないと思いますが、JRの問題については前職が自助努力と称して解決に向けてほぼ進展しなかったので、少なくともこのような状態だけは避けてほしいと思います。

見込まれる資金ショートまでの時間もないので、一刻も早い解決策が望まれます。

8479: by 南の虎 on 2019/04/19 at 13:04:20

遅くなりましたがコメントです。なお政治的意図は一切ありません(ノンポリです)。
1 道知事選とJR問題の関係
石川候補がJRの路線維持を公約化していた一方で、財源問題には一切言及がなかったので、どうするつもりなのかまったく見えませんでした。もっといえば、石川候補はJR問題をまともに理解しているのだろうか?とすら思いました。
ただ一方で、鈴木候補も、選挙戦終盤になると、JR問題についてはあまり言及しなくなりました。これは、要するに、道民の関心が極めて低かったからではないでしょうか。札幌圏におけるこの問題への関心が低いことは想定していたのですが、この問題が深刻な宗谷線沿線・石北線沿線でも関心は低調との印象をぬぐえませんでした。
日高地方では、ご指摘の通り、住民が鈴木候補を選択したといえるでしょう。ただし、これにJR問題が絡んでいたは大いに疑問で、要は「どうでもいい」ということだと理解しています。
2 今後
私も、もっぱら空気を運ぶローカル線に、公共的意義は見いだせないという考えです。ただし、管理人さんと異なるのは、仮に将来にむけたポテンシャル・活用法(観光など)があるといっても、「ラストワンマイル問題」についての意識が全然醸成されていない状態で鉄道を無理に維持しても、だれも鉄道を利用しないと思われるので、たとえば釧網線・函館山線(ニセコ以南)も、維持する意味はないと考えています。
3 結び
鈴木新知事には、鉄道以外で代替不能な幹線区間の死守のために、手段を選ぶことなく、強力なリーダーシップで、「ふさわしい交通体系」を作り上げていただきたいです。
宗谷北線、石北線すら私は廃止でよいと考えています。大好きなので残念ですが、設備に見合った利用がなく、この数年はよいとしても、10年後・20年後に、インフラの更新もままならないまま、安全に運行継続できるのか疑わしいからです。

8484: by 管理人 on 2019/04/22 at 02:00:53

>>「南の虎」さん、コメントありがとうございます。

今回の選挙は北海道の鉄道の将来性が焦点の選挙でした。

北海道ではさまざまな課題があります。その中でJRの問題を冒頭に持ってくる必要はありませんでした。鉄道ファンとして興味深いところですが、道民としてはJRの存廃問題にあまり関心がないのは事実です。

高齢者が増える一方で、移動が困難なお年寄りの方も増えてくるでしょう。その際、鉄道を残したとしても自宅から駅まで、駅から最終目的地まで移動することができるのでしょうか?そうではなく、自宅の戸口から目的地の戸口まで一気に移動できる手段の方が必要とされており、便利でコストもかかりません。こちらの方が必要な時だけ運行できるという利点もあります。

こうした代替輸送方法やバス転換を実施することでラストワンマイルの問題を解決できると考えています。ただし話題は逸れますが、あまりにも車社会に依存し過ぎてしまうと、都市が景観などを考慮せずに無秩序に拡大していくスプロール化を招きます。利便性や効率性を重視するか、景観や都市やまちの機能・景観を維持するか。このあたりでも対立を生みそうです。

以前、室蘭本線の苫小牧~岩見沢間を残すべき路線として挙げましたが、方向転換や代替ルートのほかにも、学生利用が多いという調査結果が数年前に出ています。苫小牧~岩見沢間を通しで運行するバス路線がなく、これも学生利用が多い理由の1つかもしれませんが、そうした路線は少なくとも維持していくべきだと考えています。室蘭本線については特に廃止にするのであれば、真剣に検討すべきだと思います。

管理者も一番気になっているのが、北海道新幹線で経営分離できる区間を、現時点で利用が少ないのにも関わらず、単独で維持可能な路線に指定していることです。特に小樽~長万部間はおそらく、経営分離後はさらに路線の維持は厳しくなるはずです。その負担が沿線自治体などで出資する第三セクターになるはずです。倶知安町では、並行在来線を維持する場合と並行在来線を廃止する場合の2案のまちづくり計画が既に出されているようで、これは沿線も少なからず危機感を持っているということではないでしょうか?

今後も倶知安方面へ引き続き高速道路も延伸すると思われ、都市間バスが優位になり、鉄道の必要性がさらに失われることでしょう。このあたりも今後真剣に議論すべきことだと思います。

沿線自治体が鉄路存続のために出資するならまだしも、昨今のような運行体系が維持されるのであれば、不採算路線は管理者も廃止で構わないと思っています。北海道の鉄道を動かしている資金源はもはや税金で、こうした無駄を徹底的になくしていかなければなりません。一方で、札幌圏などの大都市では鉄道を必要としている環境なので、こちらではさらなる利便性向上を図ってほしいと思います。

まとまりのない内容になってしまいましたが、返信になっていれば幸いです。

8492: by 南の虎 on 2019/04/23 at 16:07:42

管理人様、ありがとうございます。
施設更新コスト≒安全コストだと思っていますが、路線を維持しろと主張する人々が、一連の議論の中で、それを無償と見積もっているように思われるんですけど、控えめに言って無責任ですね。

無理して維持しても対して人が乗らないことについても、よくわからない理由で維持しろとだけ叫ぶ姿を見ていると、控えめに言わせていただいて、だったら相応の運賃や維持費の負担を当然しますよね?と問いたいです。

8496: by 管理人 on 2019/04/25 at 07:07:33

>>「南の虎」さん、再度コメントありがとうございます。

北海道の鉄道の不採算路線問題は、要は責任転嫁あるいはそのなすりつけ合いと誰がお金を出すかの駆け引き合戦のようなものです。どこも存続の意向ですが、お金がなかったり、世論を意識して簡単に廃止にできないといった状況です。

管理者も道や沿線自治体が維持費を負担する形で存続するのであればOKです。後者については、何もせずに存続と叫んでいる場合が多いので、仰るとおり、当然存続に向けて負担をしますよね?という話になります。

道も沿線自治体も負担する意志がなければ、廃止でも全然構わないと思います。

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