新夕張駅3番線・4番線から定期旅客列車の発着がなくなる
駅 - 2019年04月12日 (金)
石勝線の新夕張駅は、3月31日まで営業していた夕張支線の起点駅でした。
夕張支線が廃止された影響や追分~新夕張間を運行する普通列車の本数が10本から5本に削減されたことに伴い、同駅3番線と4番線に発着する定期旅客列車がなくなりました。


新夕張駅1・2番ホームから3・4番ホームを撮影してみました。
新夕張駅は島式ホーム2面4線構造です。かつて3番線と4番線の間に0番線がありましたが、現在はホームも撤去されています。

改札口からホームへは線路の下をくぐって連絡通路で結ばれます。3月31日まで1・2番ホームと3・4番ホームは出入りが自由でしたが・・・

夕張支線廃止に伴い、3番線と4番線に定期旅客列車が発着しなくなったことにより、3・4番ホームへは立ち入り禁止となっています。

廃止前に新夕張駅の沼ノ沢方・占冠方の信号機も撮影しました。
信号機は7つあり、2番線から4番線には夕張方面と帯広方面の信号機それぞれ2機ずつ設置されていました。1番線のみ1機となっており、同線は帯広方面専用として活用されているのでしょう。
夕張支線廃止以降はどのようになっているかというと・・・


2番線から4番線については、夕張方面へ向かう際に使用していた信号機が撤去され、さらに3番線については使用停止となっています。4番線については信号機が使用停止になっていないので、何らかの形で引き続き使用されていると思われます。

ちなみに、2番線から4番線の信号機について、追分方についても確認してきました。
こちらも3番線の信号機が使用停止となっており、4月1日以降は新夕張駅3番線は全く使われない状態になっているようです。4番線については、追分方面の信号機についても生きていました。




最後の4枚は新夕張駅3番線で出発を待つ夕張行き普通列車とともに撮影した写真です。どの写真の風景ももう撮影することはできません。
3番線・4番線ホームの定期旅客列車の使用はなくなりましたが、新夕張駅から帯広方面へ向かうと新得まで険しい山間部が続きます。その間、占冠駅やトマム駅があるものの、深夜はいずれも無人となり、新夕張~新得間で何らかの緊急事態が発生した場合、周辺には緊急時の対応ができる施設も乏しく、迅速に対応することは困難な場合が出てきます。
そのような場合等に陥った際や緊急時を想定した輸送体系を構築する場合、管理者としては新夕張駅は同区間の札幌側の拠点駅として担うべきだと考えています。ホームも長いため、緊急時に備えて何らかの形で活用するべきであると考えています。緊急時事態発生で新夕張駅で列車を抑止させなければならなくなった場合、2線だけでは対応が難しい場合も出てくるのではないでしょうか。
せっかく広大な設備を有し、且つ緊急時の対応が難しくなる区間もあることから、夕張支線の起点駅としての役割を終えた一方で、緊急時における石勝線の新夕張~新得間の札幌側の拠点駅としての機能が必要であると感じている次第です。
夕張支線が廃止されたことで、新夕張駅は特に夕張市内でもその役割が一段と大きくなったことでしょう。新夕張駅は新たに駅前広場を改修し、バスの発着地点としての機能を強化しました。今後は緊急時や夕張市内の拠点ターミナルとして機能していくことになりそうです。
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夕張支線が廃止された影響や追分~新夕張間を運行する普通列車の本数が10本から5本に削減されたことに伴い、同駅3番線と4番線に発着する定期旅客列車がなくなりました。


新夕張駅1・2番ホームから3・4番ホームを撮影してみました。
新夕張駅は島式ホーム2面4線構造です。かつて3番線と4番線の間に0番線がありましたが、現在はホームも撤去されています。

改札口からホームへは線路の下をくぐって連絡通路で結ばれます。3月31日まで1・2番ホームと3・4番ホームは出入りが自由でしたが・・・

夕張支線廃止に伴い、3番線と4番線に定期旅客列車が発着しなくなったことにより、3・4番ホームへは立ち入り禁止となっています。

廃止前に新夕張駅の沼ノ沢方・占冠方の信号機も撮影しました。
信号機は7つあり、2番線から4番線には夕張方面と帯広方面の信号機それぞれ2機ずつ設置されていました。1番線のみ1機となっており、同線は帯広方面専用として活用されているのでしょう。
夕張支線廃止以降はどのようになっているかというと・・・


2番線から4番線については、夕張方面へ向かう際に使用していた信号機が撤去され、さらに3番線については使用停止となっています。4番線については信号機が使用停止になっていないので、何らかの形で引き続き使用されていると思われます。

ちなみに、2番線から4番線の信号機について、追分方についても確認してきました。
こちらも3番線の信号機が使用停止となっており、4月1日以降は新夕張駅3番線は全く使われない状態になっているようです。4番線については、追分方面の信号機についても生きていました。




最後の4枚は新夕張駅3番線で出発を待つ夕張行き普通列車とともに撮影した写真です。どの写真の風景ももう撮影することはできません。
3番線・4番線ホームの定期旅客列車の使用はなくなりましたが、新夕張駅から帯広方面へ向かうと新得まで険しい山間部が続きます。その間、占冠駅やトマム駅があるものの、深夜はいずれも無人となり、新夕張~新得間で何らかの緊急事態が発生した場合、周辺には緊急時の対応ができる施設も乏しく、迅速に対応することは困難な場合が出てきます。
そのような場合等に陥った際や緊急時を想定した輸送体系を構築する場合、管理者としては新夕張駅は同区間の札幌側の拠点駅として担うべきだと考えています。ホームも長いため、緊急時に備えて何らかの形で活用するべきであると考えています。緊急時事態発生で新夕張駅で列車を抑止させなければならなくなった場合、2線だけでは対応が難しい場合も出てくるのではないでしょうか。
せっかく広大な設備を有し、且つ緊急時の対応が難しくなる区間もあることから、夕張支線の起点駅としての役割を終えた一方で、緊急時における石勝線の新夕張~新得間の札幌側の拠点駅としての機能が必要であると感じている次第です。
夕張支線が廃止されたことで、新夕張駅は特に夕張市内でもその役割が一段と大きくなったことでしょう。新夕張駅は新たに駅前広場を改修し、バスの発着地点としての機能を強化しました。今後は緊急時や夕張市内の拠点ターミナルとして機能していくことになりそうです。
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