2019年度ゴールデンウィーク輸送期間中の臨時「北斗88号」・臨時「北斗95号」レポート
臨時列車 - 2019年05月23日 (木)
ゴールデンウィーク輸送期間中に運行された臨時「北斗88号」・臨時「北斗95号」についてです。
使用された車両は毎度お馴染みのキハ183系一般車でした。2018年3月ダイヤ改正で札幌~函館間の定期特急列車が全て「スーパー北斗」になったことにより、同区間におけるキハ183系の定期運用は消滅し、これ以降は繁忙期を中心に臨時列車として運行されるだけとなっています。
しかし、定期列車時代の7両編成以上は確認されなくなり、同ダイヤ改正以降は一部を除いて4両編成での運転となりました。かつての定期列車時代を彷彿させるような走行シーンはもう見られませんが、今回紹介する2本の臨時の「北斗」は千歳線や室蘭本線などでは定期列車では見られないキハ183系が充当される貴重な列車です。
【臨時「北斗88号」】


臨時「北斗88号」については、恵庭市内の川沿大通の橋の上から撮影しました。
【臨時「北斗95号」】

臨時「北斗95号」は新札幌駅で撮影しました。具体的な引退の話はありませんが、いずれ貴重になると思い、あえて同時刻に発着する千歳方面への普通列車と一緒に撮影しました。
733系が来たわけですが、管理者としては721系が来ても731系が来ても735系が来てもよかったわけで、おそらくこれも後々貴重なワンシーンになることでしょう。
編成は以下のとおりでした。
<函館⇔札幌:キハ183系>
上記の4両編成でした。いずれも苗穂運転所(札ナホ)所属車でした。
臨時列車に旧「北斗」用の機関換装車が使用されることはほとんどなく、臨時列車充当時は500番台や1500番台が主に使用されています。札幌方先頭車「キハ183-1503」は旧「サロベツ」用の稚内方先頭車として使用された車両です。2017年3月ダイヤ改正を機に札幌方に方向転換され、「オホーツク」・「大雪」に転用されました。現在も稀にこれらの列車で使用されることもありますが、登板する機会は減り、少なくとも機関換装車で組成された編成とは使用できません。同車も「オホーツク」・「大雪」に機関換装車が転用されて以降、活躍の場を縮小してしまった車両です。
当時、特急「サロベツ」に車内販売を設けず、短編成化を推進したため、トイレ・洗面所の設置及び、飲料水の自動販売機を設置したことから、定員数が少なくなってしまいました。2018年6月末まで「オホーツク」・「大雪」は遠軽方が自由席となっていましたが、同年7月から札幌方が自由席となりました。特急「オホーツク1号」や特急「オホーツク3号」のように、一部列車は「カムイ」・「ライラック」を補完する役割もあるため、ここで定員数の少ない旧「サロベツ」用稚内方先頭車を連結して使用することは自由席の利便性に欠けてしまいます。引き続き網走方面の列車で使用されることは稀にあるものの、過去に実施した列車別・方面別の専用改造が現在になってほかの車両との共用を難しくしています。
そのため、旧「サロベツ」用稚内方先頭車は、今回のような臨時の「北斗」で使用されている傾向が多いです。
後継となるキハ261系では、これら反省点を踏まえ、列車別・方面別に専用改造を実施せず、どの車両も同一の設備のまま使用することで、万が一の転用の際などにも難なく対応できることが望ましいです。
臨時「北斗88号」も臨時「北斗95号」も次回の運転は未定ですが、これまでの傾向から、次はお盆輸送期間中に設定されるのではないでしょうか?
↓ブログランキングにご協力お願いします↓

にほんブログ村

人気ブログランキング
使用された車両は毎度お馴染みのキハ183系一般車でした。2018年3月ダイヤ改正で札幌~函館間の定期特急列車が全て「スーパー北斗」になったことにより、同区間におけるキハ183系の定期運用は消滅し、これ以降は繁忙期を中心に臨時列車として運行されるだけとなっています。
しかし、定期列車時代の7両編成以上は確認されなくなり、同ダイヤ改正以降は一部を除いて4両編成での運転となりました。かつての定期列車時代を彷彿させるような走行シーンはもう見られませんが、今回紹介する2本の臨時の「北斗」は千歳線や室蘭本線などでは定期列車では見られないキハ183系が充当される貴重な列車です。
【臨時「北斗88号」】


臨時「北斗88号」については、恵庭市内の川沿大通の橋の上から撮影しました。
【臨時「北斗95号」】

臨時「北斗95号」は新札幌駅で撮影しました。具体的な引退の話はありませんが、いずれ貴重になると思い、あえて同時刻に発着する千歳方面への普通列車と一緒に撮影しました。
733系が来たわけですが、管理者としては721系が来ても731系が来ても735系が来てもよかったわけで、おそらくこれも後々貴重なワンシーンになることでしょう。
編成は以下のとおりでした。
<函館⇔札幌:キハ183系>
キハ183-1554 | キハ182-503 | キハ182-502 | キハ183-1503 |
上記の4両編成でした。いずれも苗穂運転所(札ナホ)所属車でした。
臨時列車に旧「北斗」用の機関換装車が使用されることはほとんどなく、臨時列車充当時は500番台や1500番台が主に使用されています。札幌方先頭車「キハ183-1503」は旧「サロベツ」用の稚内方先頭車として使用された車両です。2017年3月ダイヤ改正を機に札幌方に方向転換され、「オホーツク」・「大雪」に転用されました。現在も稀にこれらの列車で使用されることもありますが、登板する機会は減り、少なくとも機関換装車で組成された編成とは使用できません。同車も「オホーツク」・「大雪」に機関換装車が転用されて以降、活躍の場を縮小してしまった車両です。
当時、特急「サロベツ」に車内販売を設けず、短編成化を推進したため、トイレ・洗面所の設置及び、飲料水の自動販売機を設置したことから、定員数が少なくなってしまいました。2018年6月末まで「オホーツク」・「大雪」は遠軽方が自由席となっていましたが、同年7月から札幌方が自由席となりました。特急「オホーツク1号」や特急「オホーツク3号」のように、一部列車は「カムイ」・「ライラック」を補完する役割もあるため、ここで定員数の少ない旧「サロベツ」用稚内方先頭車を連結して使用することは自由席の利便性に欠けてしまいます。引き続き網走方面の列車で使用されることは稀にあるものの、過去に実施した列車別・方面別の専用改造が現在になってほかの車両との共用を難しくしています。
そのため、旧「サロベツ」用稚内方先頭車は、今回のような臨時の「北斗」で使用されている傾向が多いです。
後継となるキハ261系では、これら反省点を踏まえ、列車別・方面別に専用改造を実施せず、どの車両も同一の設備のまま使用することで、万が一の転用の際などにも難なく対応できることが望ましいです。
臨時「北斗88号」も臨時「北斗95号」も次回の運転は未定ですが、これまでの傾向から、次はお盆輸送期間中に設定されるのではないでしょうか?
↓ブログランキングにご協力お願いします↓

にほんブログ村

人気ブログランキング

- 関連記事
-
-
【2019年6月8日(土)・9日(日)分】『サザンオールスターズ LIVE TOUR 2019』開催に伴う、臨時「ライラック91号」・臨時「ライラック97号」の運転 2019/06/05
-
2019年度ゴールデンウィーク輸送期間中の臨時「北斗88号」・臨時「北斗95号」レポート 2019/05/23
-
『Mr.Children Dome Tour 2019 “Against All GRAVITY”』開催に伴い運行された臨時「ライラック91号」 2019/05/15
-