2代目苗穂駅舎の解体終える
駅 - 2019年07月10日 (水)
苗穂(なえぼ)は、北海道の鉄道の聖地であり、現在の駅舎に隣接して苗穂運転所(札ナホ)や苗穂工場といった大規模な鉄道の施設を有し、鉄道ファンにはたまらない地域でもあります。鉄道の旅で北海道を訪れた際、わざわざ立ち寄る方も多いのではないでしょうか?
今回はそんな苗穂の話題ですが、2018年11月16日をもって営業を終えた2代目苗穂駅舎の解体が先日終わりました。
まずは、6月下旬頃に確認した際の様子をお伝えします。


2代目駅舎の旧敷地前には解体作業のためのバリケードが敷かれ、車両搬入口以外からは解体の様子が確認できませんでした。




車両搬入口から敷地内の様子を確認してみると、6月下旬の時点では、窓ガラスが既に取り外され、駅舎の一部(主にホームと改札口の通路)の解体工事が始まっていました。

駅構内を結んだ跨線橋についてはまだ解体作業が実施されていませんでした。


そして、7月上旬に再び確認してみると、2代目駅舎は跡形もなく解体され、解体時に発生した瓦礫やゴミだけが残っている状態でした。

依然として跨線橋とホームは撤去されておらず、これらは列車が通らない深夜等の時間を使って徐々に撤去されていくのではないでしょうか?





これら写真を撮影した日から半年が既に経過しています。まるで昨日のように思い出します。管理者も不便だった2代目苗穂駅舎に愛着があり、いまだに新しい3代目駅舎にはどことなく馴染めない部分も少なからずあります。
それがどこか?と問われると、あまりにも利便が良すぎるところでしょうか?なんとなくいまだに馴染めないところがあります。
2代目の現在の駅舎は1935年10月に使用開始以来、築83年を経て昨年11月16日をもって役目を終えました。営業終了直前に北海道胆振東部地震がありましたが、老朽化した駅舎は倒壊せず、無事にラストを迎えることができました。
厳冬期が迫っていたため、駅舎はすぐには解体されず、今年の春から解体業者が敷地内に頻繁に出入りするようになり、先日遂に解体作業が実施されました。旧駅舎の解体後はどのようになるか不明ですが、今後の苗穂地区の発展に寄与すべく、生まれ変わってほしいと思います。
新駅舎の南口昇降棟の前では、ツインタワーマンションの建設が始まろうとしています。いわゆるコンパクトシティが推進され、鉄道の聖地である苗穂も生まれ変わろうとしています。
日本などのアジア圏の国々では、どうしてもまちづくり・都市計画は機能性ばかりを重視しすぎてしまい、景観は損なわれてしまうことが多いです。多いではなく、ほぼ100%そのようになってしまいます。苗穂は少なからず北海道の鉄道と接点を持ってきた地域であり、それが機能性重視のまちに生まれ変わるのが残念でなりません。鉄道の聖地として歴史を刻んできたのであれば、それを軸としたまちづくり・都市計画を実施すべきです。機能性は若干損なわれるかもしれませんが、ヨーロッパに負けない美しい景観と歴史を持った素晴らしいまちに生まれ変わるはずですよ。
もっと鉄道とまちづくりについて行政も介入すべきですが、そのようなことはないでしょう。そもそも市長がダメですよね。現職に切り替わってから一体何をやっているのか、札幌市民の管理者も何もわかりません。
管理者の思い出の地が解体されてしまったのは非常に残念ですが、いまだに何か馴染めない新駅舎も徐々に愛着ある駅舎に代わっていければと思います。そのためには、新駅舎にも多く足を運ぶ必要がありますね!
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今回はそんな苗穂の話題ですが、2018年11月16日をもって営業を終えた2代目苗穂駅舎の解体が先日終わりました。
まずは、6月下旬頃に確認した際の様子をお伝えします。


2代目駅舎の旧敷地前には解体作業のためのバリケードが敷かれ、車両搬入口以外からは解体の様子が確認できませんでした。




車両搬入口から敷地内の様子を確認してみると、6月下旬の時点では、窓ガラスが既に取り外され、駅舎の一部(主にホームと改札口の通路)の解体工事が始まっていました。

駅構内を結んだ跨線橋についてはまだ解体作業が実施されていませんでした。


そして、7月上旬に再び確認してみると、2代目駅舎は跡形もなく解体され、解体時に発生した瓦礫やゴミだけが残っている状態でした。

依然として跨線橋とホームは撤去されておらず、これらは列車が通らない深夜等の時間を使って徐々に撤去されていくのではないでしょうか?





これら写真を撮影した日から半年が既に経過しています。まるで昨日のように思い出します。管理者も不便だった2代目苗穂駅舎に愛着があり、いまだに新しい3代目駅舎にはどことなく馴染めない部分も少なからずあります。
それがどこか?と問われると、あまりにも利便が良すぎるところでしょうか?なんとなくいまだに馴染めないところがあります。
2代目の現在の駅舎は1935年10月に使用開始以来、築83年を経て昨年11月16日をもって役目を終えました。営業終了直前に北海道胆振東部地震がありましたが、老朽化した駅舎は倒壊せず、無事にラストを迎えることができました。
厳冬期が迫っていたため、駅舎はすぐには解体されず、今年の春から解体業者が敷地内に頻繁に出入りするようになり、先日遂に解体作業が実施されました。旧駅舎の解体後はどのようになるか不明ですが、今後の苗穂地区の発展に寄与すべく、生まれ変わってほしいと思います。
新駅舎の南口昇降棟の前では、ツインタワーマンションの建設が始まろうとしています。いわゆるコンパクトシティが推進され、鉄道の聖地である苗穂も生まれ変わろうとしています。
日本などのアジア圏の国々では、どうしてもまちづくり・都市計画は機能性ばかりを重視しすぎてしまい、景観は損なわれてしまうことが多いです。多いではなく、ほぼ100%そのようになってしまいます。苗穂は少なからず北海道の鉄道と接点を持ってきた地域であり、それが機能性重視のまちに生まれ変わるのが残念でなりません。鉄道の聖地として歴史を刻んできたのであれば、それを軸としたまちづくり・都市計画を実施すべきです。機能性は若干損なわれるかもしれませんが、ヨーロッパに負けない美しい景観と歴史を持った素晴らしいまちに生まれ変わるはずですよ。
もっと鉄道とまちづくりについて行政も介入すべきですが、そのようなことはないでしょう。そもそも市長がダメですよね。現職に切り替わってから一体何をやっているのか、札幌市民の管理者も何もわかりません。
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