キハ261系1000番台の2019年度増備車が札幌に到着!
キハ261系 - 2019年07月30日 (火)
7月23日から26日にかけて、キハ261系1000番台のうち、2019年度の増備車第一弾が札幌に到着しました。


札幌到着数日後に札幌運転所(札サウ)に確認しに行ったところ、車庫内で札幌方先頭車「キハ261-1216」の姿を確認することができました。
今回は新たに8両が来道し、1両単位で使用できる増結用中間車は前回の1400番に代わり、長年製造され続けている1300番が引き続き製造されています。
ここ数年のキハ261系1000番台の増備の傾向としては、来道後に函館運輸所(函ハコ)に配置となり、試運転を経て「スーパー北斗」に投入されるという流れでした。同運輸所へのキハ261系1000番台の配置は2017年3月のダイヤ改正から始まり、当時比較的新しい車両を中心に札幌運転所から転出され、それ以降、キハ261系1000番台で比較的製造年数が経過した車両を「スーパーとかち」へ、比較的新しい車両が「スーパー北斗」でそれぞれ使用されるようになります。
そして7次車の増備により、今年の1月30日付でST-1106編成(キロ261-1106+キハ260-1106)とST-1206編成(キハ261-1206+キハ260-1206)が古巣の札幌運転所に2年弱ぶりに戻り、それまでの「スーパー北斗」運用から離れ、再度「スーパーとかち」の運用に復帰しています。
なので、札幌運転所としては、キハ261系1000番台の新製配置は数年ぶりとなり、今回新製された7次車については、同運転所としては初めての配置となります。
では、今後どの列車に充当されていくか。ここが気になりますよね。
キハ261系1000番台はここ数年、ダイヤ改正の度に勢力を拡大し、充当列車を増やしています。現在は「スーパーとかち」の全列車と「スーパー北斗」の12往復中9往復の列車で使用されており、予備車両が豊富に用意されていることで繁忙期輸送時も難なく対応しています。
配置場所は2箇所で、「スーパー北斗」に使用する車両が函館運輸所、「スーパーとかち」で使用する車両が札幌運転所です。今回は札幌運転所に配置されるということで、「スーパー北斗」への充当は考慮されていないと予想することができます。
一方、「スーパーとかち」では既に全ての列車でキハ261系1000番台への置き換えが完了しており、予備車両も豊富に用意されていることから、これ以上予備の車両を用意する必要はありません。ということは、「スーパーとかち」以外の列車にも充当列車が拡大される可能性もあるとみていいでしょう。
「スーパー北斗」を除き、今後数年でキハ261系の置き換えが必要な列車は・・・
・札幌・旭川~網走間:特急「オホーツク」・特急「大雪」
・札幌~釧路間:特急「スーパーおおぞら」
これら2方面3列車で置き換える必要があります。
前者と後者で決定的な違いは、増結用中間車を多用するかしないかです。閉塞方式についても、石北本線は石勝線や根室本線と同じ自動閉そく方式が採用されており、おそらく試運転で何ら問題がなければ、石北本線へのキハ261系1000番台の入線は可能なはずです。
どの列車で新たに使用していくのかは、やはり今後の試運転と増備計画によります。
ここ数年、キハ261系1000番台の年間の新製は20両前後にとどまります。例えば増備計画では、今回のように増結用中間車もある程度用意されるのであれば、それを多用する「スーパーおおぞら」への投入が有力になります。一方、増結用中間車の製造は今回限りで、残りを先頭車を含むユニットが帯広方と札幌方で3編成ずつ製造されるのであれば、増結用中間車を多用しない「オホーツク」・「大雪」への投入が有力になります。
「スーパーおおぞら」に仮に投入される場合、一度に全ての列車を置き換えることができなくても、札幌運転所配置ということで、キハ283系札幌車を使用している3往復を先に置き換え、残りを来年度以降に置き換えるという流れも考えられるでしょう。
いずれにしても、現時点ではどの列車で使用されるのか全く見当がつきません。しかし、キハ183系を大量に置き換えるのであれば、車体に「札ナホ」の表記があってもいいはずです。それをせずに「札サウ」の表示になっているということは、今年度末にキハ183系が大量に置き換えられる可能性は少ないとみていいかもしれませんね。
これまでの傾向だと、まずは試運転を経てそれが終了したら営業列車として順次投入されると予想されます。今年の秋頃あたりから「スーパーとかち」に先行して営業運転に入りそうですね。
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札幌到着数日後に札幌運転所(札サウ)に確認しに行ったところ、車庫内で札幌方先頭車「キハ261-1216」の姿を確認することができました。
今回は新たに8両が来道し、1両単位で使用できる増結用中間車は前回の1400番に代わり、長年製造され続けている1300番が引き続き製造されています。
ここ数年のキハ261系1000番台の増備の傾向としては、来道後に函館運輸所(函ハコ)に配置となり、試運転を経て「スーパー北斗」に投入されるという流れでした。同運輸所へのキハ261系1000番台の配置は2017年3月のダイヤ改正から始まり、当時比較的新しい車両を中心に札幌運転所から転出され、それ以降、キハ261系1000番台で比較的製造年数が経過した車両を「スーパーとかち」へ、比較的新しい車両が「スーパー北斗」でそれぞれ使用されるようになります。
そして7次車の増備により、今年の1月30日付でST-1106編成(キロ261-1106+キハ260-1106)とST-1206編成(キハ261-1206+キハ260-1206)が古巣の札幌運転所に2年弱ぶりに戻り、それまでの「スーパー北斗」運用から離れ、再度「スーパーとかち」の運用に復帰しています。
なので、札幌運転所としては、キハ261系1000番台の新製配置は数年ぶりとなり、今回新製された7次車については、同運転所としては初めての配置となります。
では、今後どの列車に充当されていくか。ここが気になりますよね。
キハ261系1000番台はここ数年、ダイヤ改正の度に勢力を拡大し、充当列車を増やしています。現在は「スーパーとかち」の全列車と「スーパー北斗」の12往復中9往復の列車で使用されており、予備車両が豊富に用意されていることで繁忙期輸送時も難なく対応しています。
配置場所は2箇所で、「スーパー北斗」に使用する車両が函館運輸所、「スーパーとかち」で使用する車両が札幌運転所です。今回は札幌運転所に配置されるということで、「スーパー北斗」への充当は考慮されていないと予想することができます。
一方、「スーパーとかち」では既に全ての列車でキハ261系1000番台への置き換えが完了しており、予備車両も豊富に用意されていることから、これ以上予備の車両を用意する必要はありません。ということは、「スーパーとかち」以外の列車にも充当列車が拡大される可能性もあるとみていいでしょう。
「スーパー北斗」を除き、今後数年でキハ261系の置き換えが必要な列車は・・・
・札幌・旭川~網走間:特急「オホーツク」・特急「大雪」
・札幌~釧路間:特急「スーパーおおぞら」
これら2方面3列車で置き換える必要があります。
前者と後者で決定的な違いは、増結用中間車を多用するかしないかです。閉塞方式についても、石北本線は石勝線や根室本線と同じ自動閉そく方式が採用されており、おそらく試運転で何ら問題がなければ、石北本線へのキハ261系1000番台の入線は可能なはずです。
どの列車で新たに使用していくのかは、やはり今後の試運転と増備計画によります。
ここ数年、キハ261系1000番台の年間の新製は20両前後にとどまります。例えば増備計画では、今回のように増結用中間車もある程度用意されるのであれば、それを多用する「スーパーおおぞら」への投入が有力になります。一方、増結用中間車の製造は今回限りで、残りを先頭車を含むユニットが帯広方と札幌方で3編成ずつ製造されるのであれば、増結用中間車を多用しない「オホーツク」・「大雪」への投入が有力になります。
「スーパーおおぞら」に仮に投入される場合、一度に全ての列車を置き換えることができなくても、札幌運転所配置ということで、キハ283系札幌車を使用している3往復を先に置き換え、残りを来年度以降に置き換えるという流れも考えられるでしょう。
いずれにしても、現時点ではどの列車で使用されるのか全く見当がつきません。しかし、キハ183系を大量に置き換えるのであれば、車体に「札ナホ」の表記があってもいいはずです。それをせずに「札サウ」の表示になっているということは、今年度末にキハ183系が大量に置き換えられる可能性は少ないとみていいかもしれませんね。
これまでの傾向だと、まずは試運転を経てそれが終了したら営業列車として順次投入されると予想されます。今年の秋頃あたりから「スーパーとかち」に先行して営業運転に入りそうですね。
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