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廃止後最初の夏を迎えた旧夕張支線

今年の3月31日をもって営業を終了した夕張支線が、廃線後最初の夏を迎えています。

廃止後、どのようになっているのかを見てきました。

まずは旧鹿ノ谷駅の様子から。







駅舎も線路もまだ残っている状態でした。レールには錆びが目立ち、線路上には雑草も目立ち始めていました。

旧夕張駅前にあったファッション踏切は・・・







もちろん踏切の設備は撤去されています。踏切や橋梁だった箇所の前後には「立入禁止」の柵が設けられています。レールは撤去されていませんが、こちらも雑草が目立ち始めました。

旧夕張駅は・・・







駅舎は観光案内センターや喫茶店の役割があるため、こちらも解体はされていませんでした。ホームは駅名標などが撤去されただけで、ホームは廃止時から時間が止まったままでした。

清水沢駅付近にある西川町通り踏切は・・・









踏切はもちろん撤去されており、レールも踏切だった前後の部分が切断されてなくなっていました。

そして旧南清水沢駅とその周辺は・・・









メインはこの周辺ですが、旧南清水沢駅から沼ノ沢駅方向(新夕張方向)の一部区間で既にレールの撤去が始まっていました。

おそらく、旧南清水沢駅前にある南校通り踏切から高校前通り踏切の一画で撤去されており、それ以外についてはまだ撤去されていないと思われます。

それにしても、廃線から4カ月が経過しますが、レールの撤去が進んでいなかったり、駅舎の解体が進んでいなかったり、沿線では4カ月前から時間がほぼそのまま止まっているような印象でした。夕張支線ではこのような状況でしたが、路線が廃止された場合、数カ月経過してもこのような状況は当たり前なのでしょうか?思ったよりも廃線後のレール撤去や駅舎の解体が進んでいない気がします。

今回は一部の駅や踏切周辺のみの散策でしたが、今後機会があれば、ほかの場所も確認しに行ってみたいと思います。











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コメント
8601: by シニアパートナー on 2019/08/02 at 17:30:10 (コメント編集)

レール撤去のセオリーは、シキ車を終点まで運びレールを剥がしながら戻ってくる方法でしょう。ちょうど敷設の逆パターンを行う要領です。

記事を拝見すると、既に新夕張に近い途中の線路が撤去されていたり、踏切のレールとの隙間が埋められていたりと、今から鉄道車両だけによる全面撤去は難しいですね。トラックを使って小まめに撤去するのでしょうか。

希望的観測ですが、夕張駅方の線路をあえて残し、線路を利用したレールパークか何かを考えているのかとも思いましたが、楽観的すぎますかね?

8602: by 管理人 on 2019/08/03 at 01:41:31

>>「シニアパートナー」さん、コメントありがとうございます。

道道38号線が並行して設けられているので、途中の区間で線路が撤去され、且つ踏切前後も同じくレール撤去及び、隙間が埋められていても大丈夫だと思いますよ。

今後夕張市は清水沢地区や南清水沢地区を中心に都市機能の集約化が進められる予定です。しかし、石炭博物館や宿泊施設、市役所は旧夕張駅側であり、都市機能を集約するにはまだまだ時間がかかりそうです。仰っている廃線等を活用したレールパーク構想が仮にあった場合、道東道のアクセス利便が良い新夕張駅側に設けるのか、宿泊施設や石炭博物館などの観光施設を充実させている旧夕張駅側に設けるのか悩みます。

アクセス重視であれば前者の方が利用しやすいと思いますが、そもそも廃線を活用したレールパーク構想等の話題は一切出ておらず、単純に解体や撤去を先延ばしにしているだけかと思います。冬季になれば駅舎の解体やレールの撤去作業が難しくなりますから、今年の秋頃までに実施されるのか気になります。

あとは同構想を仮に実施するにあたり、誰がどのような形で保存していくべきかです。行政の力ではとても無理な状況であり、主に鉄道愛好家団体らの手によって保存していくことが望ましいと思います。

8603:線路跡地の撤去は、かなり時間がかかるかも知れません by 根室本線沿線住民 on 2019/08/07 at 10:33:30

 ご無沙汰しております。

 私の知る範囲でいうと、旧ふるさと銀河線の撤去作業は、かなり時間がかかりました。
 旧ふるさと銀河線と旧夕張支線では距離も違いますし、沿線自治体の数も違いますので、単純な比較はできませんが。

 踏切跡は、車や歩行者が通りますので、優先的に撤去作業が進められます。旧ふるさと銀河線でも廃止後の翌日から作業が始まりました。

 駅舎の解体作業は、駅舎の利活用や保存の協議に目途がついてからとなるのではないでしょうか。ホームだけの無人駅だと、活用方法も少ないので、比較的早く撤去されていたように思います。

 線路跡地は、土地の売買や保存も含めた利活用の問題が解決した場所から徐々に撤去されて行くと思います。
 基本的にレールや枕木の撤去作業に鉄道車両は入りません。全て重機と人力で作業をしていました。また、重機を入れる関係上、駅からではなく、重機が入りやすい踏切の跡地から作業が進んで行ったように記憶しています。

 旧ふるさと銀河線は、畑や牧草地の間にも線路があったので、周辺の畑の所有者に買い取ってもらった区間もありました。
 機械を入れて、築堤を崩し、石を取り除き、土を均してという作業に関わる費用と自分の畑が若干、広くなり、作業効率が上がることによる利点をどう考えるかです。
 旧ふるさと銀河線沿線では、耕地面積も広く、線路跡地を買い取る利点が少ないと判断した人が多かったのか、未だに築堤の跡がそのままになっている所も見られます。

 旧夕張支線の走行区間は、夕張市1市ですが、財政再建中ということもあり、どの程度、利活用を進めるのかな?という印象です。
 人口減少が進む中で、宅地としての活用も難しいでしょうし、恐らく、レールと枕木を撤去して、そのままになるような気がします。
 利活用を進める部分があるのであれば、市直営ではなく、NPO等、民間組織の力を借りながら、市のできる範囲で支援をすることが望ましいかと思います。

8605: by 管理人 on 2019/08/08 at 00:15:32

>>「根室本線沿線住民」さん、コメントありがとうございます。

銀河線の場合はかつての長大4線の1つであり、路線の距離が長いことが特徴ですね。夕張支線と単純な比較はできないと思いますが、現時点で駅舎の解体や線路の撤去があまり進んでいないことから、こちらも鉄道の設備を完全に撤去するまでは時間がかかりそうです。

鉄道施設の跡地の利用については、夕張支線の場合は全ての駅で駅舎が設けられています。中には飲食店が併設されている駅(沼ノ沢や夕張)もあり、駅舎が解体されると営業が困難な場合もあるので、そうした施設が入っている駅舎については残るのではないでしょうか?

土地の売買についてですが、夕張支線の場合は清水沢地区や南清水沢地区ぐらいしか線路用地の売買は難しいと思います。ですがこれらの地区も高低差があったりして、仮に買収後に何らかの形で活用していくには厳しいと予想しています。

夕張市は財政再建中であり、鉄道施設や用地の買収はおそらく無理で、活用策も人口減少等によって難しいことが予想されます。人口流出が止まらない昨今、活用策を早く見出さなければ、年々さらに厳しくなっていくことが予想されます。民間などの手によってレールパークの構想等も莫大な維持費がかかり、厳しいと思います。

廃止後は施設の有効活用策についても何ら触れられていないことから、いずれ解体されると思います。しかし、駅舎を中心に個々人の制作物や作品等が随所に展示されており、それらの作品だけでも本人たちのもとへ返すなり、何らかの形で保存・保管した方がいいと考えています。

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