2019年度お盆輸送期間中の「スーパーとかち」~最大は6両編成でした!
繁忙期輸送 - 2019年09月01日 (日)
お盆輸送期間中の「スーパーとかち」についてです。
札幌と帯広を結ぶ特急列車です。同区間には釧路まで直通する「スーパーおおぞら」も運行されており、こちらは速達タイプの列車となります。「スーパーとかち」は「スーパーおおぞら」とは異なる都市間輸送タイプの列車で、途中の主要駅にこまめに停車します。
「スーパーおおぞら」よりも本数が少なく、運行時間帯が極端だったりする列車のため、管理者としてはまだまだ改善余地のある列車だと認識しています。現に都市間バス等の対抗するライバルに対して料金面やサービスの面で劣勢であり、日頃の利用が少ないため、所定も4両編成と短い特急列車です。
そのような「スーパーとかち」ですが、お盆輸送期間中は最大6両編成で運行されました。

まずは、8月11日に新札幌の商業施設から撮影した特急「スーパーとかち8号」です。2両増結の6両編成でした。

次に、8月13日に札幌駅で撮影した特急「スーパーとかち10号」の回送列車です。こちらも2両増結の6両編成でした。

3枚目は、8月15日に新札幌駅で撮影した特急「スーパーとかち6号」です。こちらも2両増結の6両編成でした。

最後に、同じく8月15日に上野幌駅で撮影した特急「スーパーとかち5号」です。こちらは1両増結の5両編成でした。
お盆輸送期間中は最大6両編成で運行されました。6両編成は主に同期間中の前半に多く見られ、後半は一部の列車しか確認されませんでした。それ以外は5両編成で運行されることが多く、落ち着きを見せる同輸送期間中の終盤は所定の4両編成で運行される列車も一部ありました。
今年の道東方面(南千歳~トマム間)の輸送実績は前年比88%でした。前年比が90%を下回ったのは道東方面だけで、これは非常に重く受け止めなければなりません。
確かに、低気圧などの悪天候で期間中は運休を余儀なくされましたが、それにしても思ったほど数字が反映されていません。元々札幌~帯広間はライバルである都市間バスに苦戦を強いられており、「スーパーおおぞら」を含め、近年は所定編成の減車が実施されています。
加えて、今秋からさらに苦戦を強いられることになります。先日、北海道バスが札幌~帯広間の都市間高速バス事業に参入することが発表されました。所要時間は3時間20分で、5往復の運行が予定されています。
現時点で十勝バスや北都交通など計5社による都市間バス「ポテトライナー」が同区間に10往復設定されており、これらと合わせると15往復となり、在来線の「スーパーとかち」・「スーパーおおぞら」の本数を上回るようになります。現時点で運行時間帯は未定ながら、「スーパーとかち」・「スーパーおおぞら」がさらに追い込まれることは確実と思われ、特に前者は都市間輸送タイプで所要時分が多くなる傾向にあるため、さらなる苦戦が予想されます。
苦戦を強いられるとはいえ、キハ261系で運行している以上、4両編成から減車することはなさそうです。昨今よりもさらに利用が下回る状態が続くとなれば、最悪の場合、減便等も視野に入れてくる可能性もあるでしょう。いずれにしても、次回の繁忙期輸送時の年末年始輸送期間の輸送実績がどのように推移するか気になるところです。
以前から当ブログで指摘しているとおり、ここ数年、石勝線特急は運行時刻でほとんど変更・修正がありません。最高運転速度が下げられたとはいえ、まだまだ可能性を秘めている路線且つ特急列車だと管理者は認識しています。特に「スーパーとかち」は途中の区間における運転停車などで所要時分が増加する傾向があり、ここを改善するだけでも数分の程度の短縮は容易に可能です。
ライバルである都市間バスが輸送改善に踏み切るのであれば、当然JRとしても輸送改善に踏み切るべきでしょう。来年3月のダイヤ改正に合わせて、輸送改善が実施されることを期待します。
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札幌と帯広を結ぶ特急列車です。同区間には釧路まで直通する「スーパーおおぞら」も運行されており、こちらは速達タイプの列車となります。「スーパーとかち」は「スーパーおおぞら」とは異なる都市間輸送タイプの列車で、途中の主要駅にこまめに停車します。
「スーパーおおぞら」よりも本数が少なく、運行時間帯が極端だったりする列車のため、管理者としてはまだまだ改善余地のある列車だと認識しています。現に都市間バス等の対抗するライバルに対して料金面やサービスの面で劣勢であり、日頃の利用が少ないため、所定も4両編成と短い特急列車です。
そのような「スーパーとかち」ですが、お盆輸送期間中は最大6両編成で運行されました。

まずは、8月11日に新札幌の商業施設から撮影した特急「スーパーとかち8号」です。2両増結の6両編成でした。

次に、8月13日に札幌駅で撮影した特急「スーパーとかち10号」の回送列車です。こちらも2両増結の6両編成でした。

3枚目は、8月15日に新札幌駅で撮影した特急「スーパーとかち6号」です。こちらも2両増結の6両編成でした。

最後に、同じく8月15日に上野幌駅で撮影した特急「スーパーとかち5号」です。こちらは1両増結の5両編成でした。
お盆輸送期間中は最大6両編成で運行されました。6両編成は主に同期間中の前半に多く見られ、後半は一部の列車しか確認されませんでした。それ以外は5両編成で運行されることが多く、落ち着きを見せる同輸送期間中の終盤は所定の4両編成で運行される列車も一部ありました。
今年の道東方面(南千歳~トマム間)の輸送実績は前年比88%でした。前年比が90%を下回ったのは道東方面だけで、これは非常に重く受け止めなければなりません。
確かに、低気圧などの悪天候で期間中は運休を余儀なくされましたが、それにしても思ったほど数字が反映されていません。元々札幌~帯広間はライバルである都市間バスに苦戦を強いられており、「スーパーおおぞら」を含め、近年は所定編成の減車が実施されています。
加えて、今秋からさらに苦戦を強いられることになります。先日、北海道バスが札幌~帯広間の都市間高速バス事業に参入することが発表されました。所要時間は3時間20分で、5往復の運行が予定されています。
現時点で十勝バスや北都交通など計5社による都市間バス「ポテトライナー」が同区間に10往復設定されており、これらと合わせると15往復となり、在来線の「スーパーとかち」・「スーパーおおぞら」の本数を上回るようになります。現時点で運行時間帯は未定ながら、「スーパーとかち」・「スーパーおおぞら」がさらに追い込まれることは確実と思われ、特に前者は都市間輸送タイプで所要時分が多くなる傾向にあるため、さらなる苦戦が予想されます。
苦戦を強いられるとはいえ、キハ261系で運行している以上、4両編成から減車することはなさそうです。昨今よりもさらに利用が下回る状態が続くとなれば、最悪の場合、減便等も視野に入れてくる可能性もあるでしょう。いずれにしても、次回の繁忙期輸送時の年末年始輸送期間の輸送実績がどのように推移するか気になるところです。
以前から当ブログで指摘しているとおり、ここ数年、石勝線特急は運行時刻でほとんど変更・修正がありません。最高運転速度が下げられたとはいえ、まだまだ可能性を秘めている路線且つ特急列車だと管理者は認識しています。特に「スーパーとかち」は途中の区間における運転停車などで所要時分が増加する傾向があり、ここを改善するだけでも数分の程度の短縮は容易に可能です。
ライバルである都市間バスが輸送改善に踏み切るのであれば、当然JRとしても輸送改善に踏み切るべきでしょう。来年3月のダイヤ改正に合わせて、輸送改善が実施されることを期待します。
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