2019年度お盆輸送期間中も最大は大迫力の10両編成!!キハ261系「スーパー北斗」
繁忙期輸送 - 2019年10月07日 (月)
今年のお盆輸送期間中のキハ261系「スーパー北斗」について紹介するのを忘れていました。もう2カ月前のことですが、一応紹介させていただきます。
キハ261系による「スーパー北斗」は道内の特急列車で一番勢いのある列車と言っても過言ではありません。常日頃から増結を実施することが多く、むしろ所定の7両編成を確認する方が難しくなっています。

まずは、8月10日に新札幌駅で撮影した特急「スーパー北斗4号」です。大迫力の10両編成でやってきました。

そして、翌8月11日も新札幌駅で撮影しました。9両編成だと思っていましたが、この日も10両編成でやってきました。

3枚目は、8月13日に新札幌駅で撮影した特急「スーパー北斗24号」と特急「スーパーおおぞら10号」の並びです。
編成全体を写した写真はありませんが、8両編成で運行されました。

4枚目は同日に札幌駅で撮影した特急「スーパー北斗17号」の回送列車です。こちらも1両増結の8両編成でした。

5枚目は8月15日に上野幌駅で撮影した特急「スーパー北斗18号」です。2両増結の9両編成でした。

最後は、新札幌駅に隣接する商業施設から特急「スーパー北斗20号」を撮影しました。こちらも9両編成で運行されました。
上述のとおり、キハ261系による「スーパー北斗」は、昨今で道内で最も勢いのある特急列車です。ここでの勢いとは「速さ」ではなく、利便性の高さゆえの運行体系や多客期にも難なく充当することが可能という意味です。
かつては「スーパーおおぞら」で10両編成が繁忙期を中心に確認されていましたが、2011年5月の脱線事故や試作車が早々と廃車されたことに加え、高速道路延伸に伴い、対抗する都市間バスとの競争の激化により、利用者が減り続ける事態となりました。また、釧路方面においては、人口減少も深刻な問題として上げられ、速達タイプの「スーパーおおぞら」ですら、引き続き利用状況が厳しさを増していく可能性も否定できません。
一時期、車両メンテナンス体制工場を理由に、道内の特急列車では繁忙期における車両の増結すら消極的だった時期がありました。特に函館方面では、2往復の特急列車減便の影響もあり、1列車あたりの負担が大きくなってしまいました。結果的に、乗車しようとしても車内が指定席車両まですし詰めのため、乗車することができない利用客も現れ、これがJR離れを加速させた一つの要因であることは言うまでもありません。
現在はこの反省を生かし、2016年3月ダイヤ改正から3往復増発し、キハ261系を投入しました。それまで増結車両の連結に消極的だった体制から一転、新幹線開業を理由に全列車が所定7両編成以上、キハ261系充当列車については8両編成が所定の編成とされました。しかし、それまでの不安を払拭するかのように、キハ261系充当列車については、ゴールデンウィーク輸送期間終了まで連日10両編成で運行されていましたね。
現在の運行体系は、確かに以前のような速達性を重視するようなダイヤではありません。それでも、「スーパー北斗」に充当するキハ261系やキハ281系では、通常期でも増結を実施する機会が多くなり、繁忙期においては、最大10両編成で運行されるようになりました。背景としては、本数を増やしたことによる利便性の高さと、1往復を除いて新函館北斗駅における新幹線との接続体系が評価され、昨今の状況については調べていませんが、一時は都市間バスが苦戦を強いられる事態となりました。
全ては運行体系の再編が大きな理由ですが、やはり、キハ261系投入による繁忙期輸送時の対応や本数の増加、車両メンテナンス体制の向上などを理由に、利用増に結びついているのではないでしょうか?
今回10両編成が確認されたのは8月9日から11日までの3日間だけだったと思います。増結用中間車の両数の関係などで全ての運用を10両編成で運行することは難しいようで、特定の運用だけ10両編成で運行される傾向にあるようです。所属先の函館運輸所(函ハコ)で滞泊するとなれば、基本的には10両編成から減車されて翌日から再度運用に入る流れが多いですね。
次回の繁忙期輸送は年末年始です。近年北海道では、年末年始輸送期間中が一番車両の増結が実施されています。キハ261系による「スーパー北斗」については、今回のように最大10両編成で運行されるのではないでしょうか?
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キハ261系による「スーパー北斗」は道内の特急列車で一番勢いのある列車と言っても過言ではありません。常日頃から増結を実施することが多く、むしろ所定の7両編成を確認する方が難しくなっています。

まずは、8月10日に新札幌駅で撮影した特急「スーパー北斗4号」です。大迫力の10両編成でやってきました。

そして、翌8月11日も新札幌駅で撮影しました。9両編成だと思っていましたが、この日も10両編成でやってきました。

3枚目は、8月13日に新札幌駅で撮影した特急「スーパー北斗24号」と特急「スーパーおおぞら10号」の並びです。
編成全体を写した写真はありませんが、8両編成で運行されました。

4枚目は同日に札幌駅で撮影した特急「スーパー北斗17号」の回送列車です。こちらも1両増結の8両編成でした。

5枚目は8月15日に上野幌駅で撮影した特急「スーパー北斗18号」です。2両増結の9両編成でした。

最後は、新札幌駅に隣接する商業施設から特急「スーパー北斗20号」を撮影しました。こちらも9両編成で運行されました。
上述のとおり、キハ261系による「スーパー北斗」は、昨今で道内で最も勢いのある特急列車です。ここでの勢いとは「速さ」ではなく、利便性の高さゆえの運行体系や多客期にも難なく充当することが可能という意味です。
かつては「スーパーおおぞら」で10両編成が繁忙期を中心に確認されていましたが、2011年5月の脱線事故や試作車が早々と廃車されたことに加え、高速道路延伸に伴い、対抗する都市間バスとの競争の激化により、利用者が減り続ける事態となりました。また、釧路方面においては、人口減少も深刻な問題として上げられ、速達タイプの「スーパーおおぞら」ですら、引き続き利用状況が厳しさを増していく可能性も否定できません。
一時期、車両メンテナンス体制工場を理由に、道内の特急列車では繁忙期における車両の増結すら消極的だった時期がありました。特に函館方面では、2往復の特急列車減便の影響もあり、1列車あたりの負担が大きくなってしまいました。結果的に、乗車しようとしても車内が指定席車両まですし詰めのため、乗車することができない利用客も現れ、これがJR離れを加速させた一つの要因であることは言うまでもありません。
現在はこの反省を生かし、2016年3月ダイヤ改正から3往復増発し、キハ261系を投入しました。それまで増結車両の連結に消極的だった体制から一転、新幹線開業を理由に全列車が所定7両編成以上、キハ261系充当列車については8両編成が所定の編成とされました。しかし、それまでの不安を払拭するかのように、キハ261系充当列車については、ゴールデンウィーク輸送期間終了まで連日10両編成で運行されていましたね。
現在の運行体系は、確かに以前のような速達性を重視するようなダイヤではありません。それでも、「スーパー北斗」に充当するキハ261系やキハ281系では、通常期でも増結を実施する機会が多くなり、繁忙期においては、最大10両編成で運行されるようになりました。背景としては、本数を増やしたことによる利便性の高さと、1往復を除いて新函館北斗駅における新幹線との接続体系が評価され、昨今の状況については調べていませんが、一時は都市間バスが苦戦を強いられる事態となりました。
全ては運行体系の再編が大きな理由ですが、やはり、キハ261系投入による繁忙期輸送時の対応や本数の増加、車両メンテナンス体制の向上などを理由に、利用増に結びついているのではないでしょうか?
今回10両編成が確認されたのは8月9日から11日までの3日間だけだったと思います。増結用中間車の両数の関係などで全ての運用を10両編成で運行することは難しいようで、特定の運用だけ10両編成で運行される傾向にあるようです。所属先の函館運輸所(函ハコ)で滞泊するとなれば、基本的には10両編成から減車されて翌日から再度運用に入る流れが多いですね。
次回の繁忙期輸送は年末年始です。近年北海道では、年末年始輸送期間中が一番車両の増結が実施されています。キハ261系による「スーパー北斗」については、今回のように最大10両編成で運行されるのではないでしょうか?
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