釧路方面に入線しているキハ261系1000番台
キハ261系 - 2019年10月09日 (水)
先日釧路に行った際、釧路運輸車両所(釧クシ)内の様子を少し確認してきました。
すると・・・



釧路方面に送り込まれている札幌運転所(札サウ)所属のキハ261系1000番台の6両編成の姿がありました。
編成は帯広・釧路方にST-1105編成(キロ261-1105+キハ260-1105)、札幌方に(キハ261-1205+キハ260-1205)が連結され、両ユニットの中間に「キハ260-1301」と「キハ260-1305」を組み込んだ6両編成です。
キハ261系は道東方面は札幌~帯広間の「スーパーとかち」5往復に充当されていますが、釧路方面へ定期列車の充当はありません。3年前の2016年に台風9号や台風10号の影響で道央と道東のレールが東西に寸断された際、運行再開前の車両の検査を実施するために長期間滞在していた帯広運転所から釧路運輸車両所へ回送されたことがありました。
このときが釧路方面の初入線となり、今回の入線が2回目となります。
近年キハ261系1000番台が毎年20両程度ずつ増備されているわけですが、今年度については、久々に新製車両が札幌運転所配置となりました。函館運輸所(函ハコ)所属となれば、充当列車は「スーパー北斗」になりますが、札幌運転所配置となれば、充当列車も変わってきます。
その方面の列車を一度に一気に置き換えることは難しいと思いますが、数年かけて段階的に置き換えていくことは可能です。今後、札幌市内で配置となれば、今後キハ261系が必要な方面・列車は札幌~釧路間「スーパーおおぞら」と札幌・旭川~網走間の「オホーツク」・「大雪」だけであり、今年度はこれらの列車の一部でキハ261系に置き換えられると予想しています。
そして今回、釧路方面に入線が確認されたということは、網走方面よりも釧路方面への投入が限りなく有力に近いことになります。編成もキハ283系による「スーパーおおぞら」と同様、6両編成であり、数日にわたって釧路から浦幌あたりまでの試運転を繰り返し実施していたようです。また、帯広以東では速度制限標識に「キハ261系」の記載も追加されているようで、キハ261系の釧路方面の入線の準備が進みつつあるようです。
既存のキハ283系についても、変化があり、行先表示器の更新が進められています。


フルカラーLED化されている一方で・・・


不具合箇所が多く確認される従来タイプも引き続き確認することができます。まだ全ての車両で更新が実施されていません。
主に機器更新が実施されているのは、後に増備された車両ばかりで、初期に登場した車両については未更新となっている車両が多く確認されているようです。キハ283系の場合、最終増備車は2001年に投入されており、登場当時から活躍している車両と比べて、走行試験を実施していた試作車と比較して6年、量産車と比較して4年の車齢差があります。まずはこの初期段階に製造された車両をキハ261系に置き換え、数年後に残りのキハ283系を全て置き換える計画だと思われます。
あくまで管理者の予想ですが、置き換えを実施するのであれば、まずは運行数の半数にあたる3往復とし、これは現在の札幌運転所に在籍するキハ283系が充当する運用数と同じとします。そこから、経年の浅い増備車のみを釧路運輸車両所へ転属等を実施して集約。この時点で機器が未更新の車両の大半を廃車とし、従来どおりキハ283系で運行される列車が3往復6本、新たにキハ261系で運行される列車を3往復6本の計12本とするのではないでしょうか?
置き換えを実施することで最高運転速度が120km/hに向上しますが、逆に振り子式車両から非振り子式車両へ置き換えられるため、特にキハ283系の本領を発揮している根室本線の池田~白糠間が大きなカギとなるでしょう。それ以外の区間については、キハ283系とキハ261系で大きな差はないので、
現状の速達性を維持することができるのか。
やはり、所要時分は延びてしまうのか。
このあたりが非常に気になります。
いずれにしても、既存の特急気動車はいずれキハ261系に置き換えられ、釧路方面にもキハ261系が投入されることになります。都市間バスなどのライバルの台頭もあり、これ以上の所要時分増加は避けたいところですが、果たして速達性は維持・確保することができるのか注目です。
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すると・・・



釧路方面に送り込まれている札幌運転所(札サウ)所属のキハ261系1000番台の6両編成の姿がありました。
編成は帯広・釧路方にST-1105編成(キロ261-1105+キハ260-1105)、札幌方に(キハ261-1205+キハ260-1205)が連結され、両ユニットの中間に「キハ260-1301」と「キハ260-1305」を組み込んだ6両編成です。
キハ261系は道東方面は札幌~帯広間の「スーパーとかち」5往復に充当されていますが、釧路方面へ定期列車の充当はありません。3年前の2016年に台風9号や台風10号の影響で道央と道東のレールが東西に寸断された際、運行再開前の車両の検査を実施するために長期間滞在していた帯広運転所から釧路運輸車両所へ回送されたことがありました。
このときが釧路方面の初入線となり、今回の入線が2回目となります。
近年キハ261系1000番台が毎年20両程度ずつ増備されているわけですが、今年度については、久々に新製車両が札幌運転所配置となりました。函館運輸所(函ハコ)所属となれば、充当列車は「スーパー北斗」になりますが、札幌運転所配置となれば、充当列車も変わってきます。
その方面の列車を一度に一気に置き換えることは難しいと思いますが、数年かけて段階的に置き換えていくことは可能です。今後、札幌市内で配置となれば、今後キハ261系が必要な方面・列車は札幌~釧路間「スーパーおおぞら」と札幌・旭川~網走間の「オホーツク」・「大雪」だけであり、今年度はこれらの列車の一部でキハ261系に置き換えられると予想しています。
そして今回、釧路方面に入線が確認されたということは、網走方面よりも釧路方面への投入が限りなく有力に近いことになります。編成もキハ283系による「スーパーおおぞら」と同様、6両編成であり、数日にわたって釧路から浦幌あたりまでの試運転を繰り返し実施していたようです。また、帯広以東では速度制限標識に「キハ261系」の記載も追加されているようで、キハ261系の釧路方面の入線の準備が進みつつあるようです。
既存のキハ283系についても、変化があり、行先表示器の更新が進められています。


フルカラーLED化されている一方で・・・


不具合箇所が多く確認される従来タイプも引き続き確認することができます。まだ全ての車両で更新が実施されていません。
主に機器更新が実施されているのは、後に増備された車両ばかりで、初期に登場した車両については未更新となっている車両が多く確認されているようです。キハ283系の場合、最終増備車は2001年に投入されており、登場当時から活躍している車両と比べて、走行試験を実施していた試作車と比較して6年、量産車と比較して4年の車齢差があります。まずはこの初期段階に製造された車両をキハ261系に置き換え、数年後に残りのキハ283系を全て置き換える計画だと思われます。
あくまで管理者の予想ですが、置き換えを実施するのであれば、まずは運行数の半数にあたる3往復とし、これは現在の札幌運転所に在籍するキハ283系が充当する運用数と同じとします。そこから、経年の浅い増備車のみを釧路運輸車両所へ転属等を実施して集約。この時点で機器が未更新の車両の大半を廃車とし、従来どおりキハ283系で運行される列車が3往復6本、新たにキハ261系で運行される列車を3往復6本の計12本とするのではないでしょうか?
置き換えを実施することで最高運転速度が120km/hに向上しますが、逆に振り子式車両から非振り子式車両へ置き換えられるため、特にキハ283系の本領を発揮している根室本線の池田~白糠間が大きなカギとなるでしょう。それ以外の区間については、キハ283系とキハ261系で大きな差はないので、
現状の速達性を維持することができるのか。
やはり、所要時分は延びてしまうのか。
このあたりが非常に気になります。
いずれにしても、既存の特急気動車はいずれキハ261系に置き換えられ、釧路方面にもキハ261系が投入されることになります。都市間バスなどのライバルの台頭もあり、これ以上の所要時分増加は避けたいところですが、果たして速達性は維持・確保することができるのか注目です。
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