苗穂運転所(札ナホ)にやってきたキハ281系3両編成
キハ281系 - 2019年10月29日 (火)
10月24日にキハ281系の3両編成が試運転幕で函館から札幌へと回送されました。
そして数日が経過しますが、当該編成は苗穂運転所(札ナホ)構内の旧扇形庫跡地付近にて留置されています。


1枚目の写真の左の車両は長らく営業運転に就いていないキハ183系の400番台や500番台の車両です。これと並ぶかのようにキハ281系の3両編成が留置されていました。
ヘッドマークは大変珍しい「試運転」を表示したままでした。編成は以下のとおりです。
編成は以下のとおりでした。
<函館⇔札幌:キハ281系>
3両編成のうえに、実は中間にグリーン車が連結されている編成で、これもまた珍しいですね。
10月24日の臨時「北斗91号」のスジで函館から札幌に回送されていたと思います。ただし、何のために札幌にやってきて苗穂運転所に留置されているのかは不明です。
公式発表で数年後に引退が迫り、新たに道内の別の特急列車に転用される可能性も低いでしょう。道央と道南を結ぶ特急列車として開発されたため、もし道内の別の特急列車に転用されるとすれば、耐寒・耐雪構造とはいえ、789系0番台の「ライラック」のように厳冬期における車両不具合が頻発する可能性も否定できません。
可能性があるとすれば、臨時「北斗91号」などで今後使用するための試運転か、車両の研修、同車を使った避難訓練です。
今年3月のダイヤ改正で3運用(5往復)あったうちの1運用(2往復)がキハ261系に置き換えられました。これにより、両数の関係から長らく繁忙期などにおける増結が困難な状況でしたが、運用削減分を増結車両に回すことができるようになりました。ということは、もちろん臨時「北斗91号」などでも一時的に使用できるようになったことは言うまでもなく、同列車での使用を想定した試運転が先日実施されたのかもしれません。
従来使用するキハ283系とは車両の配置場所が真逆になるわけですが、車両を函館に回送する際は翌日の臨時「北斗84号」のスジや臨時「北斗88号」のスジを使えば問題ないでしょう。また、何らかの理由でキハ281系が今後苗穂運転所に入出区する際に備え、車両の研修のために一時的に送り込まれた可能性もあります。
ここでもう1つ可能性として指摘しておきたいのが、同車を使った避難訓練の実施です。ほぼ毎年苗穂運転所構内でJRの職員の方々で避難訓練が実施されています。


これは、2011年5月に発生した石勝線特急列車脱線火災事故を教訓として、先頭車の貫通路から車両に設置している避難用のはしごを使って外へと脱出する訓練です。昨年は7月にキハ183系を使って実施されていました。昨年の様子を見ていると、車両はだいたい1週間程度同じ場所に留置され、訓練が終了すると昨年はキハ183系だったので車両を同運転所構内の別の場所に移動されました。昨年はキハ183系で実施されましたが、ヘッドマークは今回のように「とかち」のヘッドマークが表示され、一時的に少なからず注目されましたね。
今年は避難訓練を実施したような話を聞くこともなく、昨年実施された時期からすると、もう時期的には終了していると思いますが、同じ場所に車両が留置されているということで紹介させていただきます。しかし、ほぼ同じ構造のキハ261系やキハ283系が苗穂運転所または札幌運転所に配置されているので、わざわざキハ281系を函館から回送してまで避難訓練を実施する理由が見当たりません。管理者としては苗穂にやってきた可能性を何個か取り上げてみましたが、いずれも前例や車両の動きから筋が通る内容ではないので、管理者としても今回のキハ281系の苗穂への送り込みは全くわからないというのが正直なところです。
予備車両がキハ261系1000番台のように豊富にあるわけでなく、また、試作車ではないので苗穂工場で解体を実施するいわゆる廃車を前提とした回送という可能性は低いことは言うまでもなく、謎のキハ281系の3両編成の今後の動向が注目されます。
前回の記事で複数のコメントをありがとうございます。じっくりと読ませていただき、本日の夕方以降に順次返信していきますので、よろしくお願い致します。
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そして数日が経過しますが、当該編成は苗穂運転所(札ナホ)構内の旧扇形庫跡地付近にて留置されています。


1枚目の写真の左の車両は長らく営業運転に就いていないキハ183系の400番台や500番台の車両です。これと並ぶかのようにキハ281系の3両編成が留置されていました。
ヘッドマークは大変珍しい「試運転」を表示したままでした。編成は以下のとおりです。
編成は以下のとおりでした。
<函館⇔札幌:キハ281系>
キハ281-3 | キロ280-1 | キハ281-1 |
3両編成のうえに、実は中間にグリーン車が連結されている編成で、これもまた珍しいですね。
10月24日の臨時「北斗91号」のスジで函館から札幌に回送されていたと思います。ただし、何のために札幌にやってきて苗穂運転所に留置されているのかは不明です。
公式発表で数年後に引退が迫り、新たに道内の別の特急列車に転用される可能性も低いでしょう。道央と道南を結ぶ特急列車として開発されたため、もし道内の別の特急列車に転用されるとすれば、耐寒・耐雪構造とはいえ、789系0番台の「ライラック」のように厳冬期における車両不具合が頻発する可能性も否定できません。
可能性があるとすれば、臨時「北斗91号」などで今後使用するための試運転か、車両の研修、同車を使った避難訓練です。
今年3月のダイヤ改正で3運用(5往復)あったうちの1運用(2往復)がキハ261系に置き換えられました。これにより、両数の関係から長らく繁忙期などにおける増結が困難な状況でしたが、運用削減分を増結車両に回すことができるようになりました。ということは、もちろん臨時「北斗91号」などでも一時的に使用できるようになったことは言うまでもなく、同列車での使用を想定した試運転が先日実施されたのかもしれません。
従来使用するキハ283系とは車両の配置場所が真逆になるわけですが、車両を函館に回送する際は翌日の臨時「北斗84号」のスジや臨時「北斗88号」のスジを使えば問題ないでしょう。また、何らかの理由でキハ281系が今後苗穂運転所に入出区する際に備え、車両の研修のために一時的に送り込まれた可能性もあります。
ここでもう1つ可能性として指摘しておきたいのが、同車を使った避難訓練の実施です。ほぼ毎年苗穂運転所構内でJRの職員の方々で避難訓練が実施されています。


これは、2011年5月に発生した石勝線特急列車脱線火災事故を教訓として、先頭車の貫通路から車両に設置している避難用のはしごを使って外へと脱出する訓練です。昨年は7月にキハ183系を使って実施されていました。昨年の様子を見ていると、車両はだいたい1週間程度同じ場所に留置され、訓練が終了すると昨年はキハ183系だったので車両を同運転所構内の別の場所に移動されました。昨年はキハ183系で実施されましたが、ヘッドマークは今回のように「とかち」のヘッドマークが表示され、一時的に少なからず注目されましたね。
今年は避難訓練を実施したような話を聞くこともなく、昨年実施された時期からすると、もう時期的には終了していると思いますが、同じ場所に車両が留置されているということで紹介させていただきます。しかし、ほぼ同じ構造のキハ261系やキハ283系が苗穂運転所または札幌運転所に配置されているので、わざわざキハ281系を函館から回送してまで避難訓練を実施する理由が見当たりません。管理者としては苗穂にやってきた可能性を何個か取り上げてみましたが、いずれも前例や車両の動きから筋が通る内容ではないので、管理者としても今回のキハ281系の苗穂への送り込みは全くわからないというのが正直なところです。
予備車両がキハ261系1000番台のように豊富にあるわけでなく、また、試作車ではないので苗穂工場で解体を実施するいわゆる廃車を前提とした回送という可能性は低いことは言うまでもなく、謎のキハ281系の3両編成の今後の動向が注目されます。
前回の記事で複数のコメントをありがとうございます。じっくりと読ませていただき、本日の夕方以降に順次返信していきますので、よろしくお願い致します。
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