H100形量産車の試運転を実施中~第一弾は函館本線山線へ投入!
気動車 - 2019年11月24日 (日)
9月に甲種輸送で札幌入りしたH100形量産車6両の試運転が昨今実施されています。



まずは甲種輸送され、苗穂運転所(札ナホ)に到着した直後の様子から。
赤色板が取り付けられ、同運転所奥にしばらく留置されていました。隣にはノースレインボーエクスプレスが同じく留置されていました。ノースレインボーエクスプレスは後継車が発表され、数年後には引退することが有力視されています。後述しますが、双方で活躍エリアが札幌を境に真逆のため、今後本線上で並ぶ可能性は極めて難しいかもしれませんね。


試運転は2方向で実施されており、その1つが旭川方面への試運転です。2枚とも白石~厚別間で撮影しました。今のところ、旭川方面への投入はないので、岩見沢方面へ向かうH100形が見られるのも、試運転ならではの光景だと思います。
そして、もう1方面として小樽・倶知安方面へ試運転を実施しているようです。昨今では午前9時頃に苗穂運転所を出区しているようですね。

そして、JR北海道から今年9月に正式に発表されましたが、今年度末に投入線区第一弾として函館本線山線(小樽~長万部)に投入されるようです。これに伴い、早朝の札幌から小樽方面への始発列車(然別行き)についても、H100形による運転となります。
既に量産先行車2両に、量産車6両が札幌に到着していますが、来年1月にも新たに7両が北海道入りし、全15両体制で営業運転を開始するようです。おそらく、来年3月のダイヤ改正から営業運転を開始すると思われ、具体的なダイヤについては、12月中に発表されると予想しています。
機会があれば、後日記載したいと考えていますが、発表当時から既存の気動車と比べて自重が重いことや、出力不足が懸念されていますが、力強いモーターのおかげでネットにアップされている加速動画を確認する限りでは、既存の気動車と比べて大きな性能差は感じられません。しかし、それはあくまで札幌圏の駅におけるものであり、急こう配区間における性能差はまだまだ未知数です。正式なダイヤが発表されるまでまだまだ不透明な部分が多いです。
いずれにしても、老朽・劣化が激しい既存の気動車を置き換えることで、さらなる安定した輸送が実施されることでしょう。また、長年苦しんできた急こう配路線や区間における空転については、H100形では2軸駆動とし、モーターの制御や増粘着剤噴射装置の採用で急こう配での落葉や積雪時における対策が実施されています。
H100形の函館本線山線の投入により、現在活躍しているキハ40形気動車及び、キハ150形気動車は置き換えられ、函館本線山線から撤退する予定です。そのほか、快速「ニセコライナー」や一部の普通列車にキハ201系が運行されていますが、同車についてはH100形投入後も引き続き活躍する予定です。
これにより、H100形が配置される苗穂運転所では、車両の配置に変更が生じることが予想されます。長期使用を想定していない700番台については廃車となり、キハ150形気動車については他線区へ転用されることが予想されます。苫小牧運転所(札トマ)や旭川運転所(旭アサ)では、長期使用を見込んでいない350番台や700番台が比較的多く残っていることから、これらを置き換えることが予想されます。
管理者が一番気になるのが厳冬期における使用です。北海道で前例のないディーゼル・エレクトリック式ハイブリッド気動車H100形は、厳冬期においても故障せず、安定した輸送が実施されていくのでしょうか?今後の行方が気になりますね。
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まずは甲種輸送され、苗穂運転所(札ナホ)に到着した直後の様子から。
赤色板が取り付けられ、同運転所奥にしばらく留置されていました。隣にはノースレインボーエクスプレスが同じく留置されていました。ノースレインボーエクスプレスは後継車が発表され、数年後には引退することが有力視されています。後述しますが、双方で活躍エリアが札幌を境に真逆のため、今後本線上で並ぶ可能性は極めて難しいかもしれませんね。


試運転は2方向で実施されており、その1つが旭川方面への試運転です。2枚とも白石~厚別間で撮影しました。今のところ、旭川方面への投入はないので、岩見沢方面へ向かうH100形が見られるのも、試運転ならではの光景だと思います。
そして、もう1方面として小樽・倶知安方面へ試運転を実施しているようです。昨今では午前9時頃に苗穂運転所を出区しているようですね。

そして、JR北海道から今年9月に正式に発表されましたが、今年度末に投入線区第一弾として函館本線山線(小樽~長万部)に投入されるようです。これに伴い、早朝の札幌から小樽方面への始発列車(然別行き)についても、H100形による運転となります。
既に量産先行車2両に、量産車6両が札幌に到着していますが、来年1月にも新たに7両が北海道入りし、全15両体制で営業運転を開始するようです。おそらく、来年3月のダイヤ改正から営業運転を開始すると思われ、具体的なダイヤについては、12月中に発表されると予想しています。
機会があれば、後日記載したいと考えていますが、発表当時から既存の気動車と比べて自重が重いことや、出力不足が懸念されていますが、力強いモーターのおかげでネットにアップされている加速動画を確認する限りでは、既存の気動車と比べて大きな性能差は感じられません。しかし、それはあくまで札幌圏の駅におけるものであり、急こう配区間における性能差はまだまだ未知数です。正式なダイヤが発表されるまでまだまだ不透明な部分が多いです。
いずれにしても、老朽・劣化が激しい既存の気動車を置き換えることで、さらなる安定した輸送が実施されることでしょう。また、長年苦しんできた急こう配路線や区間における空転については、H100形では2軸駆動とし、モーターの制御や増粘着剤噴射装置の採用で急こう配での落葉や積雪時における対策が実施されています。
H100形の函館本線山線の投入により、現在活躍しているキハ40形気動車及び、キハ150形気動車は置き換えられ、函館本線山線から撤退する予定です。そのほか、快速「ニセコライナー」や一部の普通列車にキハ201系が運行されていますが、同車についてはH100形投入後も引き続き活躍する予定です。
これにより、H100形が配置される苗穂運転所では、車両の配置に変更が生じることが予想されます。長期使用を想定していない700番台については廃車となり、キハ150形気動車については他線区へ転用されることが予想されます。苫小牧運転所(札トマ)や旭川運転所(旭アサ)では、長期使用を見込んでいない350番台や700番台が比較的多く残っていることから、これらを置き換えることが予想されます。
管理者が一番気になるのが厳冬期における使用です。北海道で前例のないディーゼル・エレクトリック式ハイブリッド気動車H100形は、厳冬期においても故障せず、安定した輸送が実施されていくのでしょうか?今後の行方が気になりますね。
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