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一部で始まっているキハ183系マイナーチェンジ車の運用離脱

以前より、一部のキハ183系400番台や500番台を中心に運用を離脱したであろう車両が見受けられますが、新たにそれらしき車両が増えています。



まずは今年の4月に撮影した写真から。

当初は400番台や500番台を中心とした7両が苗穂駅前に留置されていましたが・・・





8月下旬にはついに苗穂工場に入場しました。



一番手前の「キハ183-504」の行先表示器は既に撤去されていました。



同車は現在も留置中で・・・



ほかの3両は、先日苗穂工場に入場した733系1000番台B-1004編成の後方に留置されていました。かつてキハ285系が長らく留置されていた場所です。

そして新たに、先日苗穂駅前にキハ183系4両が留置されるようになりました。







手前から順に、「キハ183-1504」、「キハ182-501」、「キハ182-503」、「キハ182-512」です。近年は、札幌・旭川~網走間の「オホーツク」・「大雪」で使用されていたほか、2017年3月までは主に札幌~稚内間の「サロベツ」として使用されていた車両たちです。「キハ182-512」と「キハ183-1504」以外の2両は電源コンセントが設置されているのが特徴です。

2000年3月ダイヤ改正で宗谷本線の優等列車を特急に格上げする際、キハ183系を使用する特急「サロベツ」についても、キハ261系に準じた設備に改装されました。コンセントが設置されていることも含め、通常の500番台や1500番台よりも引退は先になるだろうと予想していましたが、「キハ183-1504」のヘッドマーク機器が取り外されていることから、営業運転の復帰の見込みはないのかもしれませんね。

ちなみに、8月下旬に苗穂工場に入場した4両については、どうやら解体待ちのようで、キハ183系初期車に続き、マイナーチェンジ車についても次第に数を減らしつつあるようです。



内装は一度改装されているとはいえ、「キハ183-1504」の車体下部は塗装が剥がれて残念な状態になっていました。



ちょうど特急「オホーツク2号」の苗穂運転所(札ナホ)入区の時間だったので、並んだ際の様子をパシャり。

ちなみに、当日の特急「オホーツク2号」の編成は・・・

<遠軽⇔札幌・網走:キハ183系>

キハ183-1554キロ182-505キハ182-7551キハ183-8563



上記の4両編成でした。

実は、500番台・1500番台と旧「北斗」用の130km/h対応車が同じ編成で運用されていたのです。

詳細は不明ですが、今年から500番台・1500番台といった従来の120km/h対応車と旧「北斗」用の130km/h対応車の混用ができるようになりました。これまでは旧130km/h対応車は従来車とブレーキ圧力が異なる関係で苗穂運転所構内の入換作業等を除いて営業運転で混用することはできませんでしたが、今年からその制約は解消されており、車両繰りの自由度が向上しているようです。

従来、120km/h対応車と旧130km/h対応車で双方で予備車両を確保しなければなりませんでしたが、混用が可能になったことで、共通で予備車両を確保することができるようになりました。これにより、予備車両を少なくすることができる利点が新たに生まれ、キハ183系でさらに余剰車が発生しているというのが昨今の動向だと思われます。



今回留置されていた「キハ182-512」は、今となっては希少な外装がとかち色の車両です。中間車は同車しか存在せず、



先頭車も「キハ183-406」のみの1両です。こちらは1年以上営業運転に入っていないため、今後は廃車・解体されるのではないでしょうか?

マイナーチェンジ版のキハ183系で運用離脱が早かった400番台や500番台は運行上の制約を抱えている車両でもありました。500番台は高出力エンジンを搭載しているものの、先頭車については投入当時、道内の特急列車で短編成化が進み、中間電源車のキハ184形0番台の活用を再検討する方針がなされ、500番台の先頭車については電源機関を搭載せず、代わりに高出力エンジンを搭載しました。

しばらく、キハ184形0番台とペアを組んで運用していましたが、老朽化によって先にキハ184形0番台を失い、相方を失ってしまえば、500番台は先頭車として使用することが難しくなり、結果的に定期列車の増結車両として先頭車でありながら編成の中間に組み込まざるを得ない状況になりました。晩年は札幌まで直通していた頃の特急「サロベツ」や「オホーツク」・「大雪」でも使用されていました。

そして、その500番台から波動輸送用としてエンジン出力をパワーダウンさせたのが400番台です。パワーダウンと同時に最高運転速度が110km/hに落とされています。昨今では「オホーツク」・「大雪」では引き続き110km/hダイヤを維持しているものの、遅延が発生した際、これでは遅れを回復することができません。

また、110km/h運転を実施することで過去に何度も大幅な遅れが発生している宗谷線特急の代走では、120km/h対応車を充当すべきということは言うまでもなく、400番台はもはや不要な存在です。

このように、高出力エンジンを搭載しながら、登場の経緯や後の改造によって不運な運命を辿った車両が何両か存在します。それらがまず淘汰対象となり、将来的に順次キハ261系にバトンを渡していくことになるでしょう。

仮に現時点で既に車籍が抹消された車両があったとしても、厳冬期に入れば、車両の解体は実施されません。解体を実施するとすれば来春になります。果たして来春に車両が解体されるのか気になりますね。











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コメント
8736:1504番 by 肉系人 on 2019/11/26 at 07:14:59 (コメント編集)

こんにちは。
管理人さんがおっしゃる留置されている4両についてですが、中間車512番の他に、先頭車1504番もコンセントが設置されていない車両になります。
突然失礼しました。

8740: by 管理人 on 2019/11/26 at 09:50:56

>>「肉系人」さん、コメントありがとうございます。

当該車両をネットで調べたところ、やはりコンセントらしきものは見当たりませんでした。「サロベツ」用改造車でありながら、未設置車両もあるんですね。

勉強になりました。ご指摘ありがとうございました。

8746:キハ183について by HET261 on 2019/12/01 at 13:51:11 (コメント編集)

サロベツ用改造車のコンセントについてですが、指定席用に改造されシートピッチが拡大されているキハ183-1501〜1503、キハ182〜501〜503には設置されており、自由席用のキハ183-1504・1555・1556には未設置です。

現在のキハ183は50両以上在籍していますが、1日の運用数が4両編成×3運用ですので1日12両しか使用しない計算になります。増結も年に数回程度で頻度も低いですし、臨時列車も近年では一部の臨時北斗と集約臨、ふらの・びえい号ぐらいでしょうか。また最近最高速度の異なる車両が混結できるようになったことで編成の自由度も増し、予備車を含めてもこれほどの車両数は必要ないですね。
古い車両を必要以上に多く保有していても維持費がかかるだけですし、個人的にはもう少し多く廃車にしても良いくらいだと思っています。

8749: by 管理人 on 2019/12/03 at 13:48:56

>>「HET261」さん、コメントありがとうございます。

元サロベツ用でもコンセントが設置されていない車両もあるようで、管理者として新たな発見がありました。

現在は先頭車と中間車合わせて定期列車で12両~16両(編成入替含む)が必要です。共通運用化で番台区分問わず充当できるようになりました。

これに繁忙期増結や臨時列車充当や予備車でさらに10両程度は必要になるので、リゾート気動車を除いて40両程度あれば十分車両繰りは可能だと思います。

0番台現役の頃は中間車が豊富にありながら、先頭車が不足していました。昨今は過去の教訓から先頭車を多く保有するようになりましたが、逆に運用数が減っているので稼働する機会が少なくなりました。以前より、極端に車両数を維持しているのでランニングコストを増やしているだけになっていましたね。

その中で不要な400番台や500番台の先頭車はお役御免とし、引き続き活用する車両の予備部品としての再活用を期待し、万一の故障の際も対応しやすい体制が整えばいいですね。

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