特急「ライラック」代走の789系1000番台の運行体系に変化
785・789系 - 2019年11月30日 (土)
札幌圏もようやく冬が近づいてきました。積雪も確認され、いよいよ数ヶ月間にわたる厳しい冬がやってきます。
冬によく見られる列車といえば・・・

789系1000番台による「臨時特急」です。

どういった経緯で運行されるかというと、2枚目の写真の789系0番台による所定の「ライラック」の編成が冬季を中心に車両故障に見舞われます。この関係でリタイアした編成の代わりに789系1000番台による「臨時特急」が同時刻で代走しています。
789系0番台の故障はもはや冬の風物詩となっていますが、車両故障が続き、定期運用に極力影響が出ないことを期待しましょう。
おそらく今冬も789系1000番台による代走が実施されると思いますが、その代走にも変化が見られます。

写真は今年の9月に同じく789系0番台の代走として登板した789系1000番台ですが、実はこのときは「臨時特急」ではなく、「ライラック」として代走しました。

ヘッドマークも1枚目の写真のような「臨時」の表示ではなく、789系0番台と同じ「ライラック」のものが使用されています。
これまで、「臨時特急」でありながら度々「ライラック」のヘッドマークを掲出して運行することもありましたが、基本的に「ライラック」のヘッドマークを掲出して運行することはなく、「臨時特急」のため、「臨時」の表示で運行されてきました。なので、789系1000番台で「ライラック」の表示が見られるのは、まさに運としか言いようがなく、見られたら相当ラッキーでしたね。
これにより、従来の「臨時特急」からいくつか変更点があったようです。
789系1000番台で代走する際、編成が異なります。所定の編成では、指定席は所定の1号車(グリーン席含む)と2号車で、自由席が3号車~6号車(旭川駅接続列車がない場合)となります。代走の際は同区間を運行する「カムイ」と同様、指定席は4号車(uシート)で、それ以外の1号車~3号車、5号車が自由席となります。代走のため、指定席も事前予約制ではなく、乗車後に車掌からの販売となり、グリーン席はもちろん、指定席も座席数が少なくなるので、指定席が従来から満席だった場合は確実に到着駅での払い戻しを余儀なくされていました。
そこで、「臨時特急」から正式に「ライラック」に変更したことで、通常自由席として使用する1号車と2号車を指定席に変更し、指定席として使用する4号車(uシート)を自由席に変更することで、編成両数やグリーン席の有無は引き続き生じますが、極力所定の789系0番台に合わせた編成とすることで、到着駅での払い戻し対応の負担を少なくする措置がとられているようです。代走によって指定席(uシート)を自由席特急券で乗車できるというお得な列車に生まれ変わります。
札幌~旭川間では789系0番台による「ライラック」の方が本数が多く、過去に「スーパーカムイ」で運行していたときからすると、脇役に転じたような印象がある789系1000番台ですが、どんなに厳しい条件下で高速運転を実施しても故障せず、旭川方面のみならず、室蘭方面でも活躍し、道央圏の特急電車として欠かせない存在となっています。札幌~旭川間の主役は「ライラック」のような印象ですが、0番台も車内設備の更新が実施され、1000番台と同様のシート生地(自由席)になったり、号車番号を示すシールが取り付けられたり、ヘッドマークがLED化されたりと、従来から活躍していた1000番台に合わせる変更が次々に実施されています。編成は異なりますが、確実に両者の差がなくなりつつあります。
そして、鉄道模型の老舗メーカーのKATOから789系1000番台が製品化されるとのことで、管理者も来春は早速散財してしまいそうです。
北海道も本格的な冬到来で、今冬も789系1000番台による札幌~旭川間の特急列車の代走が実施されることでしょう。もし今回紹介した「ライラック」としての代走が実施されるのであれば、時間の許す限り追いかけたいものです。
↓ブログランキングにご協力お願いします↓

にほんブログ村

人気ブログランキング
冬によく見られる列車といえば・・・

789系1000番台による「臨時特急」です。

どういった経緯で運行されるかというと、2枚目の写真の789系0番台による所定の「ライラック」の編成が冬季を中心に車両故障に見舞われます。この関係でリタイアした編成の代わりに789系1000番台による「臨時特急」が同時刻で代走しています。
789系0番台の故障はもはや冬の風物詩となっていますが、車両故障が続き、定期運用に極力影響が出ないことを期待しましょう。
おそらく今冬も789系1000番台による代走が実施されると思いますが、その代走にも変化が見られます。

写真は今年の9月に同じく789系0番台の代走として登板した789系1000番台ですが、実はこのときは「臨時特急」ではなく、「ライラック」として代走しました。

ヘッドマークも1枚目の写真のような「臨時」の表示ではなく、789系0番台と同じ「ライラック」のものが使用されています。
これまで、「臨時特急」でありながら度々「ライラック」のヘッドマークを掲出して運行することもありましたが、基本的に「ライラック」のヘッドマークを掲出して運行することはなく、「臨時特急」のため、「臨時」の表示で運行されてきました。なので、789系1000番台で「ライラック」の表示が見られるのは、まさに運としか言いようがなく、見られたら相当ラッキーでしたね。
これにより、従来の「臨時特急」からいくつか変更点があったようです。
789系1000番台で代走する際、編成が異なります。所定の編成では、指定席は所定の1号車(グリーン席含む)と2号車で、自由席が3号車~6号車(旭川駅接続列車がない場合)となります。代走の際は同区間を運行する「カムイ」と同様、指定席は4号車(uシート)で、それ以外の1号車~3号車、5号車が自由席となります。代走のため、指定席も事前予約制ではなく、乗車後に車掌からの販売となり、グリーン席はもちろん、指定席も座席数が少なくなるので、指定席が従来から満席だった場合は確実に到着駅での払い戻しを余儀なくされていました。
そこで、「臨時特急」から正式に「ライラック」に変更したことで、通常自由席として使用する1号車と2号車を指定席に変更し、指定席として使用する4号車(uシート)を自由席に変更することで、編成両数やグリーン席の有無は引き続き生じますが、極力所定の789系0番台に合わせた編成とすることで、到着駅での払い戻し対応の負担を少なくする措置がとられているようです。代走によって指定席(uシート)を自由席特急券で乗車できるというお得な列車に生まれ変わります。
札幌~旭川間では789系0番台による「ライラック」の方が本数が多く、過去に「スーパーカムイ」で運行していたときからすると、脇役に転じたような印象がある789系1000番台ですが、どんなに厳しい条件下で高速運転を実施しても故障せず、旭川方面のみならず、室蘭方面でも活躍し、道央圏の特急電車として欠かせない存在となっています。札幌~旭川間の主役は「ライラック」のような印象ですが、0番台も車内設備の更新が実施され、1000番台と同様のシート生地(自由席)になったり、号車番号を示すシールが取り付けられたり、ヘッドマークがLED化されたりと、従来から活躍していた1000番台に合わせる変更が次々に実施されています。編成は異なりますが、確実に両者の差がなくなりつつあります。
そして、鉄道模型の老舗メーカーのKATOから789系1000番台が製品化されるとのことで、管理者も来春は早速散財してしまいそうです。
北海道も本格的な冬到来で、今冬も789系1000番台による札幌~旭川間の特急列車の代走が実施されることでしょう。もし今回紹介した「ライラック」としての代走が実施されるのであれば、時間の許す限り追いかけたいものです。
↓ブログランキングにご協力お願いします↓

にほんブログ村

人気ブログランキング

- 関連記事
-
-
完全に行き場を失った789系0番台増結ユニット 2019/12/13
-
特急「ライラック」代走の789系1000番台の運行体系に変化 2019/11/30
-
【コラム】789系0番台増結ユニットの今後は? 2019/03/22
-