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北海道の鉄道の内容を中心に自身の知識も含めながらブログの記事を日々更新しています。札幌市在住のため、主に札幌圏を走行する列車についての話題です。

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完全に行き場を失った789系0番台増結ユニット

789系0番台は札幌~旭川間の特急「ライラック」として1日に14往復が運行されています。



冬季における車両不具合が多いことは何度もお伝えしてきました。一方で同番台には違う問題も抱えています。





789系0番台は「ライラック」として使用されていますが、全ての車両を使用しているわけではありません。かつての増結ユニット2両編成×2本が苗穂工場で留置されています。

昨夏に所属先の函館運輸所(函ハコ)から苗穂工場へ移送されました。今年度に入っても車籍は函館運輸所のままのようです。

2016年3月に北海道新幹線開業を前に、函館~新青森間で運行されていた「スーパー白鳥」の営業運転を終えました。車両は道央圏の転用改造を実施するため、使用再開まで1年の猶予が設けられました。

その頃、苗穂運転所(札ナホ)に所属するキハ183系の車体の老朽・劣化が激しく、使用する車両数を減らさざるを得ない状況でした。そこで、キハ183系を網走方面に集約し、稚内方面もキハ261系0番台に車両が統一されました。同時に札幌駅発着だった4往復の特急列車を旭川駅発着に変更し、減便分となる札幌~旭川間については、789系0番台を有効活用する方針としました。

789系0番台ではグリーン車を連結しているため、網走・稚内方面の特急列車で新たに旭川駅発着となる便については、789系0番台がその役割を担い、同一ホームで乗り継ぎを実施することで旭川駅発着の利用者の負担を軽減する措置がとられました。一方で札幌~旭川間を電車による高速運転としたことや、稚内方面については、高性能なキハ261系0番台に統一したことにより、乗り継ぎ以前よりも所要時間を短縮した時間帯の列車もありました。

結果的に、札幌~旭川間で「ライラック」として使用されるようになり、一部列車は道北方面の特急列車の接続も担う体制になり、これが昨今まで続いていますが、道央圏転用が実施されたのは今のところ6両編成の基本編成のみで、増結を実施する際に使用していた2両編成については、活用することができないまま苗穂工場に留置されています。



ほかにも、「スーパー白鳥」の増結用として785系300番台が2両編成×1本が存在しましたが、こちらは老朽化により、北海道新幹線開業後に廃車となっています。なので、増結で使われていた車両は2両編成×2本を有することになります。





実は以前から動向が気になっていた車両がありました。それが「モハ784-1」です。

1990年の登場時から基本編成を組んでいた5両編成×5本は既に廃車・解体されてしまいましたが、そのうち、NE-1編成で使用されていた「モハ784-501」が解体を免れ、後にブルーシートの覆われたまま苗穂工場敷地内に今年5月まで留置されていました。

ほかの車両とは扱いが異なり、ブルーシートに覆われる前にガムテープのようなものが車体側面に貼られ、「生かし車両 解体禁止」と書かれていたようです。当時、その後何らかの使用目的があると思われ、転用によって使用用途を失っていた789系0番台の増結ユニットとともに編成を組んで5両編成とし、「カムイ」や「すずらん」で使用されると予想していましたが、当該車両は2017年4月30日付で廃車となりました。車籍が抹消されたにも関わらず、生かし車両として解体されずに残しておく理由は一体何だったのか今でも不思議です。現役で活躍するモハ785形500番台の部品取りぐらいでしか活用できないと思います。



今年5月頃には、当該車両もブルーシートに覆われたまま789系0番台の増結ユニット付近で留置される姿もありました。まもなく何らかの動きがあるのかと思ったのもつかの間・・・



残念ながら、「モハ784-1」は5月中に解体されてしまいました。これにより、管理者が考えていた789系0番台の一番転用しやすい且つ有効活用策の可能性も消え、引き続き苗穂工場で留置される日々が続いています。

留置されているとはいえ、万一事故が発生した際の部品取り用の車両としての使命は残されています。しかし、過去に記事中の785系300番台の改造前だった旧NE-105編成は転用まで8年もの時間を要し、転用される晩年は車体は老朽・劣化し、悲惨な状態になっていました。

増結ユニットについての今後は不明であり、中期経営計画にも同車の改造については触れられておらず、引き続き活用されないまま苗穂工場に留置されることでしょう。

決して増結ユニットの活用策が途絶えたわけではありません。例えば、増結ユニットのみを活用して4両編成を組み、電化区間のみ対応する臨時列車用の車両を設けるなど、増結ユニットのみで活用できる策はまだまだあります。ぜひともこのまま使わずに廃車にするのではなく、何らかの形で有効活用してほしいですね。











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8772: by このブログの大ファンです! on 2019/12/13 at 01:27:21

廃車にはしないと思いますよ
確か増結ユニットは他の車両より3年ほど遅れて登場したので、あまり走行距離はないはずです。
こんな新しい車両をミスミス廃車にはしないと思いますよ。
しかし…785系のようになんとかしてくれないでしょうかね。冬になると予備車キツキツの中で回す事になるカムイ63号とかで使えないでしょうか。後は定期列車の増結とか…復活を願うばかりです

8773:無題 by 匿名希望 on 2019/12/13 at 06:31:40

昔、1000番代が1本踏切事故でダメになったのがありましたよね。そのときに、4号車だけでも残っていれば編成を組めたと思います。管理者さんはどう思いますか?

8774: by ゆきむし on 2019/12/13 at 23:55:48 (コメント編集)

すずらんの指定席を2両にするので、その種車にでもするんでしょうか。

8775:勿体無いこの上無し! by ピカチュウ親方 on 2019/12/14 at 01:59:36

又々お久しぶりで御座います。
さて本題。
あれだけ冬季の、不具合の代走が頻発してるのに、予備に成りうる車両を潰すとは理解に苦しみますね。
普通は不具合が発生した車両を、こう言う予備に付け替える等するべきなんですがねぇ。
私はJR北海道を擁護してますが、こればかりは、永遠の5歳児ヨロシク「ボーと生きてんじゃねぇよ」って言いたくなりますね。
余談ですが、中曽根が亡くなりましたね。
管理者様はどう思いますか?。
因みに私は、北海道の事を問い正したかったと思っていますが、どうでしょう?。

8777: by 管理人 on 2019/12/14 at 11:45:42

>>「このブログの大ファンです! 」さん、コメントありがとうございます。

今後の動向が気になる車両です。臨時「カムイ63号」の代わりとして前後に運行する「ライラック」2本の増結に活用できそうですが、一年に年末年始とお盆ぐらいしか使う機会がなさそうです。

旭川駅接続便すべてに増結する措置も考えましたが、それだと2編成でやり繰りするには難しいです。これが4編成ぐらいあれば、繁忙期増結や旭川駅接続便に増結ができたかもしれませんね。

8778: by 管理人 on 2019/12/14 at 11:53:21

>>「匿名希望」さん、コメントありがとうございます。

事故の衝撃が大きく、台車が歪んでしまったような情報があります。あれが反対側の旭川方だったら4号車もまだまだ使えたかもしれません。

ですが、0番台の道央圏転用まで7年を要しました。数年先のことまで輸送体系が不明な状況では、いずれにしても廃車にするしかなかったと思います。ちょうど高速道路の無料化の影響があり、減便予定に伴ってそれが代替車両新造を控えた理由かもしれませんね。

8779: by 管理人 on 2019/12/14 at 11:55:40

>>「ゆきむし」さん、コメントありがとうございます。

「すずらん」の指定席2両化は気になりますね。ただし、785系と一緒に使う際は床の高さが合わないので、既存の785系にも何らかの改造が必要だと思います。

8780: by 管理人 on 2019/12/14 at 12:17:43

>>「ピカチュウ親方」さん、コメントありがとうございます。

日本全国どこでも車両を転用する際はそれまでと同じように使える例はあまりありませんよね。

そこで転用改造を実施するわけですが、北海道は特に使用する場所によって用途が大きく異なってくるので、転用によって余剰車を生み出しやすい環境下です。仕方ない部分もありますが、せっかくの保有資産の一部ですから、何らかの形で有効活用してほしいです。

国鉄分割民営化は良い点も悪い点もたくさんあります。逆に民営化したからこそ、JR北海道がここまで生き残れたし、斬新な車両のデザインも生まれなかったでしょう。

東日本の一部や国鉄のままだったら、依然として古い運行体制が残っていたかもしれません。車両の性能不足、本州からの中古車使用、高速化事業の遅れ等今よりも悲惨で、昨今の急速なインフラ整備をみると、鉄道そのものがない状況だったかもしれません。

管理者としては、どっちが良かったのかについては、まだまだ判断し兼ねます。

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