生まれ故郷で保管しているニセコエクスプレス
苗穂工場関連 - 2019年12月17日 (火)
先日、久しぶりに苗穂工場の鉄道技術館へ行ってきました。


本当の目的はコレ。
夏季は屋外展示している「C62-3」号機の場所に、冬到来を前にニセコエクスプレスが保管されるようになりました。
元々は3両編成ですが、引退後に2両が解体されました。ニセコ方先頭車になる「キハ183-5001」は唯一の生き残りです。
同車はいずれ生まれ故郷である苗穂工場を旅立ち、ニセコ町で保存される予定です。







同車はクラウドファンディング『ニセコエクスプレスの、里帰り。キハ183-5001号を守り抜く!』行い、5月27日までに見事「キハ183-5001」をまるまる1両保存することが決まりました!
同クラウドファンディングは2月26日から始まり、前回のキハ183系スラントノーズ車と同様、約3カ月という期間が設けられましたが、支援終了期日の3日前ぐらいまで、保存ができるかどうか厳しい状況にありました。
ところが、最後の3日間で怒涛の追い上げを見せ、あっという間に第一目標金額である860万円に到達し、さらにあっという間に第二目標達成金額である950万円にも到達しました。
最終的には¥10,239,000の支援が集まり、悲願の1両まるまる保存が達成しました。
今後の輸送スケジュールは不明ですが、これから北海道は厳冬期に入ります。なので、ニセコへ車体を輸送するのは春先になると予想しています。
写真のとおり、長らく苗穂工場の敷地内で留置されていたため、外装を中心に車体の痛みが激しい状態です。目標達成当初、目標金額+およそ100万円で同車の生まれ故郷である苗穂工場で補修・綺麗にして保存先のニセコ町へ旅立つ計画だったようですが、補修分の費用には届かなかったため、ニセコ町鉄道文化協会が塗装修復する際の費用として使用する予定です。
なので、このままの状態で車体が輸送されることになると思います。冬季は風雪や走行中(営業列車)に塗装面が傷つきます。そして割れた塗装面の隙間に入り込んだ細かい雪が水滴となり、やがて気温が下がることで凍結し、膨張することで塗装面破損という状況が起こります。
現時点で既に塗装面が劣化し、所々破損している状態が確認されたので、このまま冬季を屋外で過ごすことになると、さらに車体の塗装面を中心に劣化が進行していくことでしょう。
また、車両をまるまる1両保存することに引き換え、車体の老朽・劣化から守る専用の車庫を建設するには莫大な費用がかかることから、車庫の建設については見送られています。冬季の管理を考慮してニセコ町にある有島記念公園の敷地内に保存する計画ですが、将来的な修繕費用も多いとは言えない状況であり、今年の春先に紹介した711系のように、数年経過したあとの保存状態について管理者は非常に危機感を持っています。
今後、どのような形で保存されるかについて、管理者もまだまだわかりませんが、可能な限り綺麗な状態を保ち続けてほしいと思います。
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夏季は屋外展示している「C62-3」号機の場所に、冬到来を前にニセコエクスプレスが保管されるようになりました。
元々は3両編成ですが、引退後に2両が解体されました。ニセコ方先頭車になる「キハ183-5001」は唯一の生き残りです。
同車はいずれ生まれ故郷である苗穂工場を旅立ち、ニセコ町で保存される予定です。







同車はクラウドファンディング『ニセコエクスプレスの、里帰り。キハ183-5001号を守り抜く!』行い、5月27日までに見事「キハ183-5001」をまるまる1両保存することが決まりました!
同クラウドファンディングは2月26日から始まり、前回のキハ183系スラントノーズ車と同様、約3カ月という期間が設けられましたが、支援終了期日の3日前ぐらいまで、保存ができるかどうか厳しい状況にありました。
ところが、最後の3日間で怒涛の追い上げを見せ、あっという間に第一目標金額である860万円に到達し、さらにあっという間に第二目標達成金額である950万円にも到達しました。
最終的には¥10,239,000の支援が集まり、悲願の1両まるまる保存が達成しました。
今後の輸送スケジュールは不明ですが、これから北海道は厳冬期に入ります。なので、ニセコへ車体を輸送するのは春先になると予想しています。
写真のとおり、長らく苗穂工場の敷地内で留置されていたため、外装を中心に車体の痛みが激しい状態です。目標達成当初、目標金額+およそ100万円で同車の生まれ故郷である苗穂工場で補修・綺麗にして保存先のニセコ町へ旅立つ計画だったようですが、補修分の費用には届かなかったため、ニセコ町鉄道文化協会が塗装修復する際の費用として使用する予定です。
なので、このままの状態で車体が輸送されることになると思います。冬季は風雪や走行中(営業列車)に塗装面が傷つきます。そして割れた塗装面の隙間に入り込んだ細かい雪が水滴となり、やがて気温が下がることで凍結し、膨張することで塗装面破損という状況が起こります。
現時点で既に塗装面が劣化し、所々破損している状態が確認されたので、このまま冬季を屋外で過ごすことになると、さらに車体の塗装面を中心に劣化が進行していくことでしょう。
また、車両をまるまる1両保存することに引き換え、車体の老朽・劣化から守る専用の車庫を建設するには莫大な費用がかかることから、車庫の建設については見送られています。冬季の管理を考慮してニセコ町にある有島記念公園の敷地内に保存する計画ですが、将来的な修繕費用も多いとは言えない状況であり、今年の春先に紹介した711系のように、数年経過したあとの保存状態について管理者は非常に危機感を持っています。
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