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12月上旬に北海道入りした最新のキハ261系1000番台が試運転を実施中

12月上旬に北海道入りした最新のキハ261系1000番台が、昨今試運転を実施しています。



まずは、札幌運転所(札サウ)構内で待機中の新製車8両です。釧路方ユニットはST-1117編成(キロ261-1117+キハ260-1117)で、札幌方ユニットはST-1217編成(キハ261-1217+キハ260-1217)です。それに中間車が「キハ260-1340」から「キハ260-1343」の4両の計8両です。





いろいろと情報を探して、ようやく試運転列車を撮影することができました。手稲駅9時20分過ぎに到着するダイヤのようです。2番線に到着し、そのまま札幌運転所へ入区となります。

Instagramの方から情報を得ましたが、前日の20時前に札幌駅を出発し、夜の漆黒の闇の中を走り続け、釧路まで往復するようです。試運転は4~5回実施されるようで、先週の試運転で3回目だったようです。管理者が撮影したのが4回目の本日なので、試運転もそろそろ終盤ではないでしょうか?

今回の新製は、来年3月ダイヤ改正でキハ283系による「スーパーおおぞら」3往復を置き換えるためのものです。同時に「スーパー」の名称を廃止し、「おおぞら」として運行するようになります。

「おおぞら」充当分に新たに20両を新製します。今年7月下旬に北海道入りした8両と合わせて16両が揃いました。残るは来年2月に北海道入りが予定される4両をもって今年度の増備は完了します。今年度の最後は先頭車を含むユニットを釧路方と札幌方を合わせて1つずつの計4両です。

実は、今回の試運転は貴重なシーンになるかもしれません。

というのも、今後もキハ261系1000番台は増備され続けますが、そのほとんどが先頭車を含むユニットばかりです。今後、1両単位で使用する増結用車両は製造両数の1割程度になる予定です。なので今回のように、8両全てが新車の編成による試運転は今後見られなくなりそうです。今回以降、8両編成以上で試運転となれば、その際に組み込まれる増結用中間車は既存車が何両か使用されることになると思われます。

今回の新製車は最終の7次車になりますが、数を間違えていなければ、現時点で37両が製造済みです。最終的に67両が製造され、キハ261系1000番台は増備を終えます。

今後、キハ283系の淘汰により、一部が釧路運輸車両所(釧クシ)に転属する可能性はあるものの、現時点で札幌運転所には増結用中間車が16両あります。そのうち、釧路方面で使用するのが所定6両編成なので、来年3月ダイヤ改正で最低でも4両使用するに留まります。札幌~帯広間の「とかち」は所定4両編成が継続となれば、通常時は増結用中間車は必要ありません。

さらに将来的に、札幌・旭川~網走間の「オホーツク」・「大雪」がキハ261系1000番台に置き換えられた場合、こちらも所定4両編成が継続されれば、通常時は増結用中間車は必要ありません。よって、キハ281系置き換え分となる車両を含めて、先頭車を含むユニットの製造数が多くなります。札幌運転所配置となる増結用中間車については、将来的に予想される釧路方面転配と日頃の増結用として実際の使用数より多く確保しておくに留まるようです。



今年7月下旬に納入された8両は、その後試運転を実施して9月上旬からおよそ2カ月を経て、札幌~帯広間の「スーパーとかち」に先行して営業運転に入りました。札幌運転所初の7次車ということで、普段よりも多く乗務員の訓練を兼ねた試運転や車両の整備に時間を要したと思います。今回配置された第二弾の8両については、早ければ年末年始や1月中から営業運転を開始するのではないでしょうか?

年末年始輸送期間中は引き続き、臨時の「北斗」1往復がキハ261系1000番台に充当される計画で、当該1往復から営業運転を開始するか、これまでと同じく「スーパーとかち」として先行して営業運転に入りそうです。











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コメント
8796:見ました by クミコハッター on 2019/12/21 at 05:48:40

芽室在住です。朝6時過ぎ通勤経路にある遮断機が下りていたため、貨物列車のおくれかなとおもったら、261系が札幌に向かって走っていきました。試運転の表示がでていたのですが、ぜひ261系で釧路に行ってみたいのと芽室にも停車してほしいですね

8797: by GT-hiro on 2019/12/21 at 07:00:00

数年後には石北線特急『オホーツク』『大雪』も現行の183系から261系に置き換えとなる可能性が濃厚のようですが、現在『とかち』に使用している2006~2009年製の1000番台初期編成が上記特急の担当となり、その穴埋めとして数編成が最終増備分として導入、『とかち』『おおぞら』共通で運用される可能性があると考えます。

8798: by 管理人 on 2019/12/22 at 02:17:01

>>「クミコハッター」さん、コメントありがとうございます。

釧路方面へ向かう「スーパーおおぞら」は9号だけなので、芽室駅から釧路へダイレクトで行くことは現状ではできませんね。

「スーパーおおぞら」も都市間輸送タイプの列車になってきており、いずれは利便性拡大や向上を図る一環として十勝清水駅や芽室駅停車が増える気がします。ただし、所要時分を増加させる要因にもなるので、それは慎重に考えなければなりませんね。

逆に特急「スーパーおおぞら2号」の停車は必要か?と思うくらいです。1時間以内に後続列車がありますから、速達タイプでもいいと思ったりします。管理者はそちらの方が気になってしまいますね。

8799: by 管理人 on 2019/12/22 at 02:24:27

>>「GT-hiro」さん、コメントありがとうございます。

キハ261系1000番台は設備仕様は統一されていたと思います。初期車だからといって方面別に使い分けてしまうと、車両の共通化の意味をなさないと思います。

運用に比較的時間的余裕があり、走行距離で車齢差を穴埋めするような方針とすれば、引き続き「スーパーとかち」で使用を続けていた方が一番負担は少ないと思います。かつてのキハ183系のように方面や列車を問わず、使用できることが理想だと思いますよ。

8801:初期車だからといって方面別に使い分けてしまうと車両の共通化の意味を成さないとお考えなら by s-kamui on 2019/12/22 at 16:21:01

それこそ、内装材だとかインフォメーションボードや行先標(従来3色→セレクトカラー)だとかその他諸々の設備の更新だとかしないと不公平です。

今日に於いてもその可能性が無いなら、やはりこのGT-hiro様の仰せのようにオホーツク・大雪に初期型を投じるべく同車を苗穂に転配し(転属後に上記の改造をするも良し)てもバチが当たらないのではないでしょうか。私的にはST1X01・1X02編成と中間車2両で5000番台への改造をするのを期待していましたがこれも新製になるでしょう。

8804: by 管理人 on 2019/12/24 at 01:36:40

>>「s-kamui」さん、コメントありがとうございます。

s-kamui様が仰っている実施すべき内装の更新というのは、利用者にとって不利益をもたらすことが明らかなのでしょうか?

管理者の言う利用者にとって不利益をもたらすこととは、例えば宗谷線特急の代走が特に該当します。代走で設備も違えば(劣る)、到着時刻も最大1時間程度遅れます。これは明らかに利用者にとって不利益をもたらします。

では、キハ261系1000番台の場合、インフォメーションボードはキハ283系の行先表示器未更新車のように、途切れ途切れでまともに表示できない場合等は不利益をもたらすと思います。

確かに初期車は汚れのようなものが目立ってきていますが、先日乗車した限りではまだまだ大丈夫であり、利用者にとって明らかに不利益をもたらす要素にはならないと管理者は感じた次第です。ほかにも、内装の木材の配色が異なっていますが、例えば、配色の違いによって目が痛くなる等の理由がなければ、何ら問題ないと思います。

管理者が指摘するのであれば、初期車のポリカ―ボネードの劣化です。色が黄ばんで景色が見えづらいです。乗車する誰もが景色を堪能するわけではないので、それは一個人の意見ですが、初期車を更新してほしいと要望を出すのであれば、管理者はその部分です。

管理者も色々と社会経験をさせてもらっていますが、経験上はその程度の差異はそっぽを向かれる、または気にしないレベルです。そんなことにお金を使うくらいだったら、もっと違うところに使ってほしいです。0番台がリニューアルせずに使っているので、1000番台も初期車とはいえ、まだまだそのまま使えるでしょう。初期車だからといって極端に差があるわけでもないので、引き続き活躍を期待したいと思います。

8806:若しくは・・・・ by s-kamui on 2019/12/24 at 08:12:25

札サウで733系の増備が今後進められていき手狭になる予想がつくなら、札幌口の261系1000番台を札ナホに一括配置にするのもオホーツク・大雪の運用に入った際共通化、予備車両確保、メンテナンス、183置き換えに一役かうかな~との見方も出来ますわ。

先日はついつい十勝に暮らしスーパーとかちの設備改善を願う気持ちが強い余り失礼な言葉が多くなってしまいました。この度は申し訳ございませんでした。

8811: by 管理人 on 2019/12/26 at 01:03:47

>>「s-kamui」さん、再度コメントありがとうございます。

別に前回のコメントは何とも思っていません。誤る必要もありません。正直な考えをそのまま記載していただければ、管理者も有難いです。それについて管理者も思っていることを正直に返します。

曖昧なコメントよりも独自の考えを持っていただいた方がブログを運営していくうえでも大変助かります。それを管理者としても考え、内容を後々の記事に反映させることができるからです。

そして、管理者と閲覧者の方々で情報を共有していき、北海道の鉄道について何か問題点があれば、よりよい解決策を導き出す等の方向性へ向かっていければと思います。一方的な報道内容に比べると、北海道の鉄道の内容については、当ブログはそれを上回っていると思いますよ。

なので、今後も正直な意見や感想をお待ちしておりますので、引き続き当ブログをよろしくお願い致します。


後々のキハ261系増備についてですが、将来的にはキハ183系が引退するので、苗穂運転所で余力が出る状態になります。その穴埋めとしてキハ261系が全て苗穂に転属すると予想しています。加えて、将来的に全てのディーゼル列車も札幌で滞泊している列車については苗穂に集約すると思います。

これによって、札幌運転所では電車、苗穂運転所では気動車ではっきり二分することで車両メンテナンス体制の向上、即戦力になる人材をさらに育成しやすい環境が整うと思います。

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