2019年度年末年始輸送期間中に臨時「カムイ63号」・臨時「カムイ70号」を運転
臨時列車 - 2019年12月23日 (月)
年末年始輸送期間中に札幌から旭川へ向けて臨時「カムイ63号」が、旭川から札幌に向けて臨時「カムイ70号」がそれぞれ設定されます。
詳細は以下のとおりです。
【12月28日(土)~12月31日(火)】
・臨時「カムイ63号」
※札幌以外は全て到着時刻
・編成
<旭川⇔札幌:789系1000番台>
【1月2日(木)~1月4日(土)】
・臨時「カムイ70号」
※旭川以外は全て到着時刻
・編成
<旭川⇔札幌:789系1000番台>
上記の通りとなります。
臨時「カムイ63号」については、前後の特急「ライラック13号」と特急「ライラック15号」、臨時「カムイ70号」については、前後の特急「カムイ20号」と特急「ライラック22号」と合わせてそれぞれ掲載しています。
車両は所定の「カムイ」と同じ789系1000番台が使用されます。
臨時「カムイ63号」と臨時「カムイ70号」は、年末年始輸送期間中における利用増が見込まれるため、特に混雑が集中する午前から午後の時間帯に設定されます。
前者については、先行する特急「ライラック13号」が旭川駅で特急「大雪3号」との接続を、後続となる特急「ライラック15号」が旭川駅で特急「サロベツ1号」との接続がそれぞれ図られます。これらの列車は、3号車も指定席として運行するため、自由席が通常よりも1両少なくなります。この関係で、網走・稚内方面への利用客で混雑が予想されることから、「カムイ」・「ライラック」が停車する旭川駅までの途中の各駅への利用に対し、混雑を緩和するために設定されます。
12月22日21時現在、運行初日となる28日は前後の列車を含めて指定席の空席はあるものの、29日以降については、午前中は特急「ライラック11号」からほぼ満席となっており、自由席も混雑が予想されます。
後者の臨時「カムイ70号」は、先行列車が特急「カムイ20号」で指定席の定員数が少なくなることや、後続の特急「ライラック22号」が網走方面からの特急「大雪2号」と旭川駅で接続を図るため、自由席が通常よりも1両少なくなります。よってこちらも、混雑緩和のために設定されます。
こちらについては、年末に旭川方面に向かう際よりは混雑はしていないようですが、それでもUターンラッシュで臨時「カムイ70号」の前後の列車の指定席が混雑しています。
1往復しか設定されませんが、帰省ラッシュやUターンラッシュに重宝することでしょう。
話題は急に変わりますが、実はこれら1往復の臨時の「カムイ」の設定により、年末年始輸送期間中は789系1000番台は車両繰りが非常に厳しくなることが予想されます。

その理由として、12月18日に785系NE-502編成が苗穂工場に入場しました。先日確認したところ、鉄道技術館裏手にその姿を確認しました。
785系は現在、札幌~東室蘭・室蘭間の「すずらん」として使用しています。登場時から基本編成を組んでいたNE-1編成からNE-5編成については、既に廃車・解体されています。残るは登場時に付属編成で活躍し、5両編成化に伴い、付属編成をつなぎ合わせたNE-501編成とNE-502編成の5両編成×2本です。
「すずらん」をこの2編成でやり繰りするのは、予備車両の都合もあって不可能です。そのため、設備がほぼ同等の789系1000番台も同列車で活躍しています。785系が1本苗穂工場に入場しているとなると、「すずらん」で確実に1本が789系1000番台での運転となり、運用のローテーションで残る785系1本も離れれば、「カムイ」と「すずらん」は全て789系1000番台で運行されることになります。

789系1000番台は5両編成×6本あります。本来は7本ありましたが、2010年に踏切事故で1本が事故廃車になっています。1日の運用は「カムイ」で3本使います。「すずらん」は785系と共通で使用されるので、その日によって使われないこともあれば、1本または2本使用します。「カムイ」と「すずらん」で全て使うことになれば、6本中5本が使用されることになります。
そして、年末年始輸送期間中に臨時「カムイ63号」または臨時「カムイ70号」を設定するとなれば、予備車が一時的にゼロになる際がある可能性も出てくるでしょう。加えて、冬季における「ライラック」の代走もあり、昨日も同列車の代走を一部運用で実施しました。昨日は「カムイ」で通常どおり3本、「すずらん」も785系が稼働しなかったので2本、「ライラック」の代走で1本使用していたので、完全に予備車両がなくなっていました。「ライラック」については本日からまた通常どおりの運用に戻るようですが、785系の検査とも重なり、789系1000番台の車両繰りが厳しい状態です。
年末年始になれば、残る785系1本も「すずらん」で連日運用に入ると思われ、「ライラック」の車両故障対策として789系1000番台の予備は残しておくと予想しますが、年末年始輸送期間が終わるまで、多忙な日々を送ることになりそうですが、同車は何と言っても故障しないという利点を生かし、このピンチを乗り越えてほしいですね。

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詳細は以下のとおりです。
【12月28日(土)~12月31日(火)】
・臨時「カムイ63号」
ライラック13号 | カムイ63号 | ライラック15号 | |
札幌 | 11:00 | 11:33 | 12:00 |
岩見沢 | 11:25 | 12:04 | 12:25 |
美唄 | 11:35 | 12:14 | 12:35 |
砂川 | 11:46 | 12:26 | 12:46 |
滝川 | 11:52 | 12:32 | 12:52 |
深川 | 12:05 | 12:45 | 13:05 |
旭川(着) | 12:25 | 13:06 | 13:25 |
※札幌以外は全て到着時刻
・編成
<旭川⇔札幌:789系1000番台>
1号車:自由席 | 2号車:自由席 | 3号車:自由席 | 4号車:指定席(uシート) | 5号車:自由席 |
【1月2日(木)~1月4日(土)】
・臨時「カムイ70号」
カムイ20号 | カムイ70号 | ライラック22号 | |
旭川 | 11:00 | 11:27 | 12:00 |
深川 | 11:19 | 11:46 | 12:18 |
滝川 | 11:32 | 11:59 | 12:32 |
砂川 | 11:38 | 12:05 | 12:38 |
美唄 | 11:49 | 12:16 | 12:49 |
岩見沢 | 12:00 | 12:27 | 12:59 |
札幌(着) | 12:25 | 13:00 | 13:25 |
※旭川以外は全て到着時刻
・編成
<旭川⇔札幌:789系1000番台>
1号車:自由席 | 2号車:自由席 | 3号車:自由席 | 4号車:指定席(uシート) | 5号車:自由席 |
上記の通りとなります。
臨時「カムイ63号」については、前後の特急「ライラック13号」と特急「ライラック15号」、臨時「カムイ70号」については、前後の特急「カムイ20号」と特急「ライラック22号」と合わせてそれぞれ掲載しています。
車両は所定の「カムイ」と同じ789系1000番台が使用されます。
臨時「カムイ63号」と臨時「カムイ70号」は、年末年始輸送期間中における利用増が見込まれるため、特に混雑が集中する午前から午後の時間帯に設定されます。
前者については、先行する特急「ライラック13号」が旭川駅で特急「大雪3号」との接続を、後続となる特急「ライラック15号」が旭川駅で特急「サロベツ1号」との接続がそれぞれ図られます。これらの列車は、3号車も指定席として運行するため、自由席が通常よりも1両少なくなります。この関係で、網走・稚内方面への利用客で混雑が予想されることから、「カムイ」・「ライラック」が停車する旭川駅までの途中の各駅への利用に対し、混雑を緩和するために設定されます。
12月22日21時現在、運行初日となる28日は前後の列車を含めて指定席の空席はあるものの、29日以降については、午前中は特急「ライラック11号」からほぼ満席となっており、自由席も混雑が予想されます。
後者の臨時「カムイ70号」は、先行列車が特急「カムイ20号」で指定席の定員数が少なくなることや、後続の特急「ライラック22号」が網走方面からの特急「大雪2号」と旭川駅で接続を図るため、自由席が通常よりも1両少なくなります。よってこちらも、混雑緩和のために設定されます。
こちらについては、年末に旭川方面に向かう際よりは混雑はしていないようですが、それでもUターンラッシュで臨時「カムイ70号」の前後の列車の指定席が混雑しています。
1往復しか設定されませんが、帰省ラッシュやUターンラッシュに重宝することでしょう。
話題は急に変わりますが、実はこれら1往復の臨時の「カムイ」の設定により、年末年始輸送期間中は789系1000番台は車両繰りが非常に厳しくなることが予想されます。

その理由として、12月18日に785系NE-502編成が苗穂工場に入場しました。先日確認したところ、鉄道技術館裏手にその姿を確認しました。
785系は現在、札幌~東室蘭・室蘭間の「すずらん」として使用しています。登場時から基本編成を組んでいたNE-1編成からNE-5編成については、既に廃車・解体されています。残るは登場時に付属編成で活躍し、5両編成化に伴い、付属編成をつなぎ合わせたNE-501編成とNE-502編成の5両編成×2本です。
「すずらん」をこの2編成でやり繰りするのは、予備車両の都合もあって不可能です。そのため、設備がほぼ同等の789系1000番台も同列車で活躍しています。785系が1本苗穂工場に入場しているとなると、「すずらん」で確実に1本が789系1000番台での運転となり、運用のローテーションで残る785系1本も離れれば、「カムイ」と「すずらん」は全て789系1000番台で運行されることになります。

789系1000番台は5両編成×6本あります。本来は7本ありましたが、2010年に踏切事故で1本が事故廃車になっています。1日の運用は「カムイ」で3本使います。「すずらん」は785系と共通で使用されるので、その日によって使われないこともあれば、1本または2本使用します。「カムイ」と「すずらん」で全て使うことになれば、6本中5本が使用されることになります。
そして、年末年始輸送期間中に臨時「カムイ63号」または臨時「カムイ70号」を設定するとなれば、予備車が一時的にゼロになる際がある可能性も出てくるでしょう。加えて、冬季における「ライラック」の代走もあり、昨日も同列車の代走を一部運用で実施しました。昨日は「カムイ」で通常どおり3本、「すずらん」も785系が稼働しなかったので2本、「ライラック」の代走で1本使用していたので、完全に予備車両がなくなっていました。「ライラック」については本日からまた通常どおりの運用に戻るようですが、785系の検査とも重なり、789系1000番台の車両繰りが厳しい状態です。
年末年始になれば、残る785系1本も「すずらん」で連日運用に入ると思われ、「ライラック」の車両故障対策として789系1000番台の予備は残しておくと予想しますが、年末年始輸送期間が終わるまで、多忙な日々を送ることになりそうですが、同車は何と言っても故障しないという利点を生かし、このピンチを乗り越えてほしいですね。

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