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北海道の鉄道の内容を中心に自身の知識も含めながらブログの記事を日々更新しています。札幌市在住のため、主に札幌圏を走行する列車についての話題です。

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ようこそ北海道へ~Welcome to Hokkaido 第3弾!(2019年度版)

新千歳空港駅構内にある「ようこそ北海道へ~Welcome to Hokkaido」の掲示物ですが、2019年度版をようやく見てきました。



1つの掲示物の中に、北海道の特急列車を名称と使用車両ごとに紹介しています。毎年変化があり、一昨年のものから順に以下に掲載していきます。


(2017年度版)


(2018年度版)


(2019年度版)

1枚目と4枚目の写真は同じ写真です。

さぁ、2018年度版と2019年度版を比較して何が違うでしょうか??


答えは1箇所ですが、札幌~東室蘭・室蘭間の特急「すずらん」が従来の785系から789系1000番台に変更されています。それ以外は変更ありません。

この掲示物は、ある意味で今後の北海道の特急網を予想するうえで重要な判断材料だったりします。

例えば、2017年度版ではキハ281系が特急「スーパー北斗」のイメージ列車として掲載されていますが、翌2018年度にはキハ261系1000番台に変更されています。同時にキハ183系特急「北斗」も消えました。

2018年3月ダイヤ改正で札幌~函館間の定期列車12往復を「スーパー北斗」としました。同時に、それまで「スーパー北斗」はキハ281系充当列車が一番多い5往復だったのに対し、同ダイヤ改正で「北斗」3往復を吸収したキハ261系1000番台が4往復から7往復に増えました。これにより、「スーパー北斗」の半分以上がキハ261系1000番台が充当するようになり、同列車のイメージリーダーとして定着するようになりました。

やがてそれはより現実のものとなり、2019年3月ダイヤ改正では、キハ281系充当列車2往復を置き換えており、現在はほとんどの列車がキハ261系1000番台で運行されています。


そして今回、特急「すずらん」が789系1000番台に変更されました。昨年度まで実施されていた「安全投資と修繕に関する5年間の計画」や、今年度から実施されている「安全計画2023」に触れられていてもおかしくはない785系の動向について何ら発表されていません。営業運転開始から来年で30年を迎え、一度機器更新や内装リニューアルを実施しているといえど、さすがに北海道の厳しい環境下で長年使用すると老朽化は否めません。

785系は1990年に札幌~旭川間の「スーパーホワイトアロー」でデビューしました。2002年に転機が訪れます。

現在は快速「エアポート」が当たり前のように停車している恵庭駅に同列車を停車拡大に伴い、所要時分の増加を抑えるべく、快速「エアポート」の最高運転速度を120km/hから130km/hに引き上げました。従来は781系が空港連絡を担っていたわけですが、最高運転速度が向上したことで対応できなくなり、代わりに「スーパーホワイトアロー」が空港連絡を担うようになります。それまで空港連絡を担いでいた列車については、札幌~旭川間の「ライラック」のみとしました。「スーパーホワイトアロー」と「ライラック」で役割をそのまま入れ替えた形になります。

785系には通勤時間帯を中心に使用していた付属編成もあり、4両編成から5両編成に組み替える際、付属編成も有効活用する方針としました。付属編成の2両編成同士を組み合わせ、そこに従来からの基本編成同様に500番台のuシート車を組み込みました。これで定員数は若干異なるものの、所定の編成が5編成から7編成に増え、新千歳空港延長運転分や後に夜行列車廃止に伴う早朝・深夜便の増発・置き換え(ライラック➡スーパーホワイトアロー等)が行われました。

2017年3月ダイヤ改正で、青函圏で使用していた789系0番台が道央圏に転用し、10年ぶりに「ライラック」の愛称で再デビューしました。これにより、785系の登場時から基本編成だった5両編成×5本が現役を引退し、付属編成を組み合わせた5両編成×2本が残りました。これが現在まで続いています。

付属編成を組み合わせたが残った理由としては、1990年から2002年の新千歳空港乗り入れまで、付属編成として使用したことで、基本編成よりも走行距離が少なかったことが理由のようです。

たとえ走行距離が少ないとはいえ、30年も使用していれば老朽化は進行していると思いますが、785系を簡単に廃車することができない理由があります。

それは、車両数が足りなくなるからです。

789系1000番台は5両編成×6本あります。仮に、785系2本を廃車にしたと考えましょう。そうすると、789系1000番台が「すずらん」でもフル稼働するようになります。1日に2運用で、ローテーションで車両の入れ替えがあれば、1日に最大で3本使用します。以前実施していたように、「スーパーカムイ」の営業運転終了後、午後から「すずらん」に入る運用を組めば札幌~旭川間を含めて1日5本で足りるでしょう。

札幌~旭川間では所定「カムイ」で3本使用します。こちらもローテーションで車両の入れ替えがあれば、1日に最大で4本使用します。上述のとおり、午前中に「カムイ」を、午後から「すずらん」の運用を組む方法であれば、「すずらん」と合わせて1日最大5本で十分です。現在はそれぞれ分けられているはずです。

可能性は低いにしても、同じ日に車両をローテーションする場合、この時点で既に7本が必要であり、編成が足りません。仮にどちらかの編成を入れ替えたとしても全編成がフル稼働することになります。編成が1本検査に入れば、その期間中は全編成が連日フル稼働することになります。

このような状況になると、冬季の「ライラック」の代走や繁忙期輸送期間中の臨時の「カムイ」の充当は難しい状況です。「すずらん」にだけですが、785系がそれを穴埋めすることで現在はどうにか成り立っている状況です。785系にしても789系1000番台にしても故障が少ないのが幸いです。

おそらく、2010年に函館本線の踏切事故が起きておらず、789系1000番台が新製当時の7本を維持していた場合、おそらく785系は現役の付属編成同士を組み合わせた2編成についても、2017年3月ダイヤ改正を前にお役御免になっていた可能性があります。789系1000番台が7本あれば、「カムイ」と「すずらん」の全列車及び、「ライラック」の代走や臨時の「カムイ」まで全てを担うことができたはずですよ。

あの一瞬の出来事が後々ここまで車両繰りを狂わすんですね。

長々と記載してしまいましたが、キハ281系が除外されたケースから、車両の掲載が入れ替えられた場合、将来的に本数が減らされるか、引退時期が迫っていることを意味します。しかし、785系の後継車両は用意される計画はありません。

しかし、来年3月ダイヤ改正を機に、24本中19本の「北斗」(改正後)が白老駅に停車拡大します。利用状況によって今後「北斗」の運行時間帯に近い列車を中心に設定時間の変更や運行の取り止め等が発生してくるかもしれません。将来的な利用状況で左右される話ですが、仮に利用が「北斗」に集中し、「すずらん」を減便して運用数が減れば、785系のお役御免の時期もそう遠くはないと思います。

例えば、苫小牧駅で「北斗」と普通列車が接続を図り、登別駅で後続の「北斗」とその普通列車が接続を図れば、「すずらん」が停車する白老駅、幌別駅、鷲別駅をある程度カバーすることができるでしょう。

また、いずれ記事にしようと思っていますが、新千歳空港駅のスルー化構想が実現すれば、快速「エアポート」の一部を苫小牧駅まで延長させることで、沼ノ端駅への利用もカバーすることができるようになるでしょう。そうなれば、「すずらん」は立場が曖昧になる、特急列車としては不要なってしまうかもしれません。

同時に植苗駅も廃止にしてしまえば、日中は快速「エアポート」の苫小牧駅乗り入れだけで十分になり、運用効率としては格段に向上すると思いますよ。

話題が逸れてしまいましたが、2019年度版で785系が消えたことで、将来的に同車の動向が気になっています。後継車は発表されていませんが、「北斗」の白老駅停車拡大に伴う利用状況で動向が左右されるかもしれませんね。

来年は釧路方面にキハ261系1000番台が投入されます。キハ283系の半数を置き換えることから、来年度分として更新がある場合、「スーパーおおぞら」がキハ261系1000番台による「おおぞら」に変更されるかもしれませんね。










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コメント
8830:興味深いのは・・・! by s-kamui on 2019/12/31 at 21:35:47

261系1000番台を使用した列車が共に札サウ所属車(スーパーとかち:ST1204、スーパー北斗:ST1203)でありますね☆☆☆☆☆☆☆

8832: by 管理人 on 2020/01/01 at 23:52:06

>>「s-kamui」さん、コメントありがとうございます。

今年もよろしくお願いします。

そこまで詳しく見ていませんでした。

できれば、最新の運用に合わせてほしいです。ヘッドマークがLED化された車両の方が見栄えがよく、カッコいいと思います。よくよく見ると、昨年と同じ写真を使用していますね。手間がかかるからそうした無駄は省いていると思いますが、鉄道愛好家を活用するなりして写真を集め、上手くこうした広告を作成してほしいです。

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