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北海道の鉄道の内容を中心に自身の知識も含めながらブログの記事を日々更新しています。札幌市在住のため、主に札幌圏を走行する列車についての話題です。

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札幌圏の一部の駅に「副駅名称」を設置

JR北海道では、札幌圏の一部の駅で「副駅名称」を導入しています。これは、命名権(ネーミングライツ)の販売事業になります。JR各社の中では初めて実施されます。私鉄では京浜急行電鉄で既に導入・採用されているようです。

1駅あたりの販売収入は300万円前後を見込んでいます。鉄道事業運営が苦しいJR北海道では、新たな収入源としての機能が期待されます。

「副駅名称」は、利用客に対して当該施設への最寄り駅であることを示すとともに、副駅名称として施設と駅をさらに親しみを持ってもらうことを目的として、1駅につき1名称を設置しています。

現在のところ、札幌圏で3駅設置されていますが、副駅名称を導入する駅を今後順次拡大していく予定です。

設置された3駅を確認してきたので紹介しましょう。





まずは函館本線の手稲駅です。日中は小樽方面の列車については、手稲止まりの普通列車と小樽へ向かう区間快速「いしかりライナー」、小樽・ほしみへ向かう普通列車と快速「エアポート」が同一ホームで乗り換え可能(一部を除き)な運行体系としています。江別・千歳方面については、札幌方面に向かう普通列車と区間快速「いしかりライナー」及び、快速「エアポート」が同一ホームで乗り換え可能な運行体系としています。札幌駅から小樽方面へ向かう際、最初の待避可能駅です。

札幌運転所(札サウ)への列車の出入りもあり、特急車両も回送扱いながら、同駅に一時停車して発車していきます。2017年度の1日平均乗車人員は15,600人でした。これは、札幌駅、新千歳空港駅に次いで、道内で3番目に利用者が多い駅です。

そんな手稲駅ですが、副駅名称として「北海道科学大学最寄駅」の名称が与えられました。同大学は2013年度まで北海道工業大学という名称でした。理系の総合大学として生まれ変わり、昨年には同じ系列だった北海道薬科大学と統合し、新たに薬学部が設けられたようです。工学系の学科が中心のようですが、医療工学系学科や看護学科も設置されているようで、道内のほかの大学にはない魅力があると思います。

北海道科学大学へ名称変更、学科再編に伴って敷地内の各建物が大きく刷新されているようです。





次に、千歳線の恵庭駅です。ここも学生利用が多く、手稲駅と同様、大学の最寄り駅の副駅名称が設けられています。副駅名称は、「北海道文教大学前」です。

同大学は、管理栄養士、理学療法士、作業療法士、看護師を目指す方が多いです。こども発達学科も設置されており、幼稚園教諭や保育士資格も取得できるようです。そのため、女子学生が多い大学です。

2018年度国家試験の合格状況では、管理栄養士、理学療法士、作業療法士、看護師、がいずれも合格率が95%以上で、理学療法士については、受験者全員が合格しているようです。大学単位で比較した場合、いずれも道内1位の合格率です。どちらかというと、資格取得に力を入れている大学です。



最後に、千歳線の長都駅です。千歳駅の隣の駅です。さらに隣の駅は「サッポロビール庭園駅」です。普通列車しか停車しない無人駅です。副駅名称は、「キリンビール北海道千歳工場前」です。

周辺は工業地帯と住宅が混在している千歳市郊外のベットタウンです。確認していると、なかなか利用の多い駅です。2番ホームの先端は千歳方面へ向かう列車の撮影スポットとしても有名です。

しかし、ホームの幅が狭く、特急列車や快速列車が高速で通過していくので、非常に危険が伴います。


副駅名称設置のスタイルは、いずれも駅名標の下に設けられています。

現時点で私立大学の最寄りの駅に副駅名称が設置される例が多いですが、例えば道外出身者でこれら2つの大学のいずれかに通学することになった場合、地理的に慣れない不安だらけの新入生にとっては、この副駅名称の存在は大変有難いものになるはずです。また、昨今の大学受験シーズンにもなれば、入学試験のために多くの高校生がこれら2つの大学を訪れるでしょう。その際も副駅名称が設けられていることで、迷うことなく会場へたどり着くことができるはずです。

利用者がゼロの地方のローカル駅となれば、こうした副駅名称の導入は難しいと思いますが、何か駅周辺にシンボル的な建物や施設があり、命名権を取得する事業者が出れば、今後導入が拡大されていくでしょう。函館本線の大麻駅は、酪農学園大学、北翔大学、札幌学院大学の最寄駅です。そうした、3つの大学の最寄駅となる駅では、どのような副駅名称になるのか気になります。1駅に対して1つの副駅名称なので、先に手を上げた大学の名称が使われることになるのか、それとも複数が希望している場合は抽選になるのか、それとも「北海道立図書館最寄駅」みたいな違う施設の副駅名称が導入されるのか非常に気になります。

まだまだ北海道内で3つの駅にしか設置されていません。こうした副駅名称が順次導入されていると、我々が日常使用する最寄駅の副駅名称も考えてしまいがちです。閲覧する皆さんの最寄駅は、どのような副駅名称がいいでしょうか?道内外限らずに少し考えてみてはいかがでしょうか?











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コメント
8843: by 匿名希望 on 2020/01/06 at 08:01:55

学園都市線の札幌市内区間は副駅名称を取り入れるのは難しそうな気がします。市内を離れると石狩太美周辺にはロイズの工場がありますが、駅から相当離れているのでこれもまた微妙。

8846: by 管理人 on 2020/01/07 at 01:42:57

>>「匿名希望」さん、コメントありがとうございます。

学園都市線の札幌市内エリアは宅地化が進んだだけで、沿線周辺に命名権を獲得するような企業や団体、シンボルとなるような建物はほとんどありません。

教育大や医療大学はそもそもが駅名ですから、特に私大の後者については、命名権を獲得する必要すらないです。

1駅に対して1名称ということですが、周辺に何もなければ、命名権を売ることが難しくなります。特に先日記事で記載したような留萌本線や宗谷本線、石北本線に多く残るかつての仮乗降場のような駅には、命名権の販売が上手く生かされないでしょう。

まだまだ管理者も副駅名称については導入されたばかりで細かい点については理解不足ですが、徐々に利点と欠点が明らかになりそうですね。

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