旭川駅が特急車両で賑わう瞬間
駅 - 2020年01月07日 (火)
年末年始輸送期間中に旭川に行ってきまして、以前から撮影したかったシーンをようやく撮影することができたので紹介します。

旭川駅が特急車両で賑わう瞬間です。旭川駅は4面7線構造ですが、そのうちの中央の3番線から6番線に特急車両が並びました。
一番奥からキハ183系の特急「大雪3号」、続いて特急「ライラック25号」、特急「サロベツ4号」の回送列車、一番手前が特急「ライラック36号」となります。
実は題名のとおり、本当に瞬間的なワンシーンで、長くて1分程度しか見られない光景です。時間は16時56分頃です。管理者も先日初めて撮影して驚きました。
どうやったらこのように並ぶのか、順を追って説明していきましょう。
まず、この4列車の中で一番先に入線してくるのがキハ183系です。特急「大雪4号」として3番線に入線してきます。そこで折り返し準備を行い、17時05分まで待機します。その際、写真では特急「ライラック25号」と同じ4番線に特急「ライラック34号」が乗継のために待機していますが、10分後に発車してしまうため、その際はまだ実現しません。
次に、16時25分に写真一番手前の6番線に特急「ライラック23号」が入線してきます。折り返し準備を行い、特急「ライラック36号」となります。日中は特急列車は自販機が設置されている3番線・4番線ホームを使用しますが、後続の特急「ライラック25号」が特急
「大雪3号」との接続を図るため、同線には入線しません。
そして、16時48分頃に稚内からの特急「サロベツ4号」が5番線に入線してきます。特急「ライラック36号」が違うホームで待機している理由の1つに、特急「サロベツ4号」との接続があります。しかし、こちらは自販機のないホームでの接続となるため、乗継の利点が上手く生かされていません。飲み物を購入する場合、一旦エスカレーターを昇り降りして対向ホームまで移動しなければなりません。
そして、16時55分頃、写真奥から2つ目の特急「ライラック25号」が4番線に到着します。これで4つの列車が揃います。
ちなみに、特急「ライラック25号」の旭川駅到着後まもなく、特急「サロベツ4号」の回送列車が旭川運転所(旭アサ)に向けて回送されます。なので、毎日見ることができる本当の一瞬の出来事です。
これまで管理者は、宗谷線特急が所定の編成にも関わらず、線路に亀裂が入って遅れる等、不運が続いてこの並びを撮影することができませんでした。厳冬期にも関わらず、全ての列車が定時で運行されていたので、今回は運が良かったです。
これらの列車は、上述のように特急「サロベツ4号」の回送列車から順次旭川駅から離れていき、次に一番手前の特急「ライラック36号」が札幌へ向けて発車、そしてその5分後に特急「大雪3号」が網走に向けて発車していき、到着したばかりの特急「ライラック25号」だけ取り残される形になります。
例えば、これで「ライラック」が789系1000番台の代走になった際は旭川駅に発着する全ての特急車両をワンシーンに収めることができます。同列車の代走は冬季は多くなるので、機会があればいずれやってみたいことでもあります。
これら並んだ列車は、いずれも1日に札幌~旭川間を何度も往復したり、早朝に札幌を出て網走や稚内に行き、20分前後で折り返してきた列車です。こうした休憩時間以外は車輪は回り続けます。人間だったら常に走っているのと一緒です。
想像してみてください。季節を問わず、同じように5時間程度走り続け、20分程度休憩してまた3時間40分程度折り返し走る。または、1時間30分程度の距離を35分の休憩を挟みながら1日に何度も往復する。人間と乗り物の違いはありますが、北海道の特急車両は本当に過酷です。人間であれば無理なスケジュールでしょう。
それでも、あまり壊れないという点が素晴らしいです。「ライラック」も昨今故障の報告はありません。
そして、特急気動車は、また網走へ稚内へと向かいます。光さえない真っ暗な中を何時間も走行します。途中、鹿やヒグマと遭遇することもあるでしょう。明日の朝も早いです。そう考えると、壊れても不思議ではない運用が組まれているのです。過酷な気象条件もそれに拍車をかけているでしょう。
新しそうに見えるこれらの車両も少なくとも車齢20年前後経過しています。あとどれくらい活躍が見込まれるか不明ですが、3月のダイヤ改正では、旭川方面の特急列車に変化はなく、引き続き1日に1回このシーンが見られることでしょう。
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旭川駅が特急車両で賑わう瞬間です。旭川駅は4面7線構造ですが、そのうちの中央の3番線から6番線に特急車両が並びました。
一番奥からキハ183系の特急「大雪3号」、続いて特急「ライラック25号」、特急「サロベツ4号」の回送列車、一番手前が特急「ライラック36号」となります。
実は題名のとおり、本当に瞬間的なワンシーンで、長くて1分程度しか見られない光景です。時間は16時56分頃です。管理者も先日初めて撮影して驚きました。
どうやったらこのように並ぶのか、順を追って説明していきましょう。
まず、この4列車の中で一番先に入線してくるのがキハ183系です。特急「大雪4号」として3番線に入線してきます。そこで折り返し準備を行い、17時05分まで待機します。その際、写真では特急「ライラック25号」と同じ4番線に特急「ライラック34号」が乗継のために待機していますが、10分後に発車してしまうため、その際はまだ実現しません。
次に、16時25分に写真一番手前の6番線に特急「ライラック23号」が入線してきます。折り返し準備を行い、特急「ライラック36号」となります。日中は特急列車は自販機が設置されている3番線・4番線ホームを使用しますが、後続の特急「ライラック25号」が特急
「大雪3号」との接続を図るため、同線には入線しません。
そして、16時48分頃に稚内からの特急「サロベツ4号」が5番線に入線してきます。特急「ライラック36号」が違うホームで待機している理由の1つに、特急「サロベツ4号」との接続があります。しかし、こちらは自販機のないホームでの接続となるため、乗継の利点が上手く生かされていません。飲み物を購入する場合、一旦エスカレーターを昇り降りして対向ホームまで移動しなければなりません。
そして、16時55分頃、写真奥から2つ目の特急「ライラック25号」が4番線に到着します。これで4つの列車が揃います。
ちなみに、特急「ライラック25号」の旭川駅到着後まもなく、特急「サロベツ4号」の回送列車が旭川運転所(旭アサ)に向けて回送されます。なので、毎日見ることができる本当の一瞬の出来事です。
これまで管理者は、宗谷線特急が所定の編成にも関わらず、線路に亀裂が入って遅れる等、不運が続いてこの並びを撮影することができませんでした。厳冬期にも関わらず、全ての列車が定時で運行されていたので、今回は運が良かったです。
これらの列車は、上述のように特急「サロベツ4号」の回送列車から順次旭川駅から離れていき、次に一番手前の特急「ライラック36号」が札幌へ向けて発車、そしてその5分後に特急「大雪3号」が網走に向けて発車していき、到着したばかりの特急「ライラック25号」だけ取り残される形になります。
例えば、これで「ライラック」が789系1000番台の代走になった際は旭川駅に発着する全ての特急車両をワンシーンに収めることができます。同列車の代走は冬季は多くなるので、機会があればいずれやってみたいことでもあります。
これら並んだ列車は、いずれも1日に札幌~旭川間を何度も往復したり、早朝に札幌を出て網走や稚内に行き、20分前後で折り返してきた列車です。こうした休憩時間以外は車輪は回り続けます。人間だったら常に走っているのと一緒です。
想像してみてください。季節を問わず、同じように5時間程度走り続け、20分程度休憩してまた3時間40分程度折り返し走る。または、1時間30分程度の距離を35分の休憩を挟みながら1日に何度も往復する。人間と乗り物の違いはありますが、北海道の特急車両は本当に過酷です。人間であれば無理なスケジュールでしょう。
それでも、あまり壊れないという点が素晴らしいです。「ライラック」も昨今故障の報告はありません。
そして、特急気動車は、また網走へ稚内へと向かいます。光さえない真っ暗な中を何時間も走行します。途中、鹿やヒグマと遭遇することもあるでしょう。明日の朝も早いです。そう考えると、壊れても不思議ではない運用が組まれているのです。過酷な気象条件もそれに拍車をかけているでしょう。
新しそうに見えるこれらの車両も少なくとも車齢20年前後経過しています。あとどれくらい活躍が見込まれるか不明ですが、3月のダイヤ改正では、旭川方面の特急列車に変化はなく、引き続き1日に1回このシーンが見られることでしょう。
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