2019年度年末年始輸送期間中の「オホーツク」・「大雪」~最大は7両編成でした!
繁忙期輸送 - 2020年01月08日 (水)
今年度の年末年始輸送期間中の定期特急列車の様子をみていきましょう。
まずは、札幌・旭川~網走間の「オホーツク」・「大雪」についてです。
網走方面の特急列車は、道内で唯一キハ183系が定期特急列車に使用されます。かつては最大8両編成や9両編成も見られた網走方面も、いまや繁忙期でも最大5両編成になっています。
今年度の年末年始輸送期間中は車両不具合もあり、例外として7両編成で運行された日もありました。

まずは、12月28日に札幌駅で撮影した特急「オホーツク3号」です。1両増結の5両編成でした。

次に、12月30日に大麻駅で撮影した特急「オホーツク2号」です。こちらも1両増結の5両編成でした。
中途半端な場所で撮影しましたが、それは特急「ライラック13号」を撮影するためでした。同列車を撮影するために待機していたところ、特急「オホーツク2号」が先にやってきたので、こうしたアングルになりました。

初めて流し撮りというものにチャレンジしてみましたが、難しいですね。全然できませんでした。
12月31日に網走から札幌へ向かったキハ183系の回送列車です。札幌駅で大晦日の最後の買い物の帰りに、情報をキャッチしたので撮影に行ってみました。
前日の30日に特急「大雪2号」となる車両に不具合が発生し、当該列車は運休となりました。旭川駅で折り返し特急「大雪1号」となりますが、編成を苗穂運転所(札ナホ)から急遽旭川へ送り込まれたようです。時間は接続列車となる特急「ライラック13号」の後を走っていったようで、結局旭川駅発車が遅れたようです。
不具合の原因は、自動列車停止装置(ATS)の表示灯がつかなかったことによるものです。そのため、30日の特急「オホーツク3号」に編成を札幌に戻す際の救援車として網走方に客扱いなしの締切車として「キハ183-6001」と「キハ183-6101」を連結した7両編成で網走に向かいました。写真では、後方の2両がお座敷車となります。
不具合を起こした編成の札幌・網走方はそのまま使用していたことから、不具合があったのは遠軽方先頭車のようです。遠軽方にお座敷車両を連結して札幌へと向かいました。
なぜ2両連結して救援にあたったのかは不明ですが、網走での車両入換や、途中の峠越え区間における出力不足を補う理由があったと推測しています。機関換装車充当以降、稀に峠越え区間で空転が発生しています。
不具合を起こした編成は5両編成で、機関換装を実施していない4550番台が1両に、それ以外は機関換装を実施した7550番台や8550番台が連結していたようです。120km/h対応とはいえ、ちょっと頼りない編成でした。

そして年明けに移ります。
1月4日に札幌駅で撮影した特急「オホーツク4号」です。所定の4両編成でした。



遠軽駅まで先頭を務め、それ以降は最後尾を走っていた遠軽方先頭車は、ご覧のように雪煙を巻き上げながら走ってきたことで、真っ白になっています。
ですが、鉄道車両の場合は最後尾の先頭部に雪が大量に付着しても、闇雲に付着するわけではなく、綺麗に美しく付着します。走行中の風の影響も受けることから、このように付着するのでしょう。この日も綺麗に付着していました。
尾灯もよく見えないぐらい付着していますね。

1月5日は旭川駅で撮影しました。同日の特急「大雪1号」です。増結は主に年末に多く実施されたようですね。こちらも所定の4両編成でした。

最後に、同日の特急「大雪4号」の旭川駅入線シーンを撮影しました。こちらも4両編成でした。
12月30日に運休や編成変更があったほかは、概ね安定した輸送が実施されていました。
先日発表された今年度の年末年始輸送期間中における方面別の輸送実績では、過去2年間は調子が良かったのですが、今年度になって急に利用が落ちてしまい、前年比93%の利用になりました。これは、札幌~岩見沢間の集計であり、「カムイ」・「ライラック」・「宗谷」を合わせた数値です。ですが、旭川方面は全体的に利用が振るいませんでした。特急列車の自由席も並んでも座れたケースが多かった気がします。さすがに旭川駅で「大雪」・「サロベツ」と接続する特急列車については、指定席・自由席ともに混雑していましたね。
利用が大きく落ち込んだ理由として、高速バスや航空機、自家用車への移動が多かったことが理由ではないでしょうか?また、今後問題視される沿線人口の減少や都市部への人口流出で帰省する必要がなくなった等の理由もあります。今年度の年末年始は特に雪が少ないという理由もあり、それがマイカー利用や高速バス利用を後押ししたことが考えられるでしょう。
次回の繁忙期はさっぽろ雪まつり輸送期間です。その頃になると、網走方面はちょうど流氷観光シーズンと重なります。その際は6両編成以上など、もっと長い編成を期待したいと思います。
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まずは、札幌・旭川~網走間の「オホーツク」・「大雪」についてです。
網走方面の特急列車は、道内で唯一キハ183系が定期特急列車に使用されます。かつては最大8両編成や9両編成も見られた網走方面も、いまや繁忙期でも最大5両編成になっています。
今年度の年末年始輸送期間中は車両不具合もあり、例外として7両編成で運行された日もありました。

まずは、12月28日に札幌駅で撮影した特急「オホーツク3号」です。1両増結の5両編成でした。

次に、12月30日に大麻駅で撮影した特急「オホーツク2号」です。こちらも1両増結の5両編成でした。
中途半端な場所で撮影しましたが、それは特急「ライラック13号」を撮影するためでした。同列車を撮影するために待機していたところ、特急「オホーツク2号」が先にやってきたので、こうしたアングルになりました。

初めて流し撮りというものにチャレンジしてみましたが、難しいですね。全然できませんでした。
12月31日に網走から札幌へ向かったキハ183系の回送列車です。札幌駅で大晦日の最後の買い物の帰りに、情報をキャッチしたので撮影に行ってみました。
前日の30日に特急「大雪2号」となる車両に不具合が発生し、当該列車は運休となりました。旭川駅で折り返し特急「大雪1号」となりますが、編成を苗穂運転所(札ナホ)から急遽旭川へ送り込まれたようです。時間は接続列車となる特急「ライラック13号」の後を走っていったようで、結局旭川駅発車が遅れたようです。
不具合の原因は、自動列車停止装置(ATS)の表示灯がつかなかったことによるものです。そのため、30日の特急「オホーツク3号」に編成を札幌に戻す際の救援車として網走方に客扱いなしの締切車として「キハ183-6001」と「キハ183-6101」を連結した7両編成で網走に向かいました。写真では、後方の2両がお座敷車となります。
不具合を起こした編成の札幌・網走方はそのまま使用していたことから、不具合があったのは遠軽方先頭車のようです。遠軽方にお座敷車両を連結して札幌へと向かいました。
なぜ2両連結して救援にあたったのかは不明ですが、網走での車両入換や、途中の峠越え区間における出力不足を補う理由があったと推測しています。機関換装車充当以降、稀に峠越え区間で空転が発生しています。
不具合を起こした編成は5両編成で、機関換装を実施していない4550番台が1両に、それ以外は機関換装を実施した7550番台や8550番台が連結していたようです。120km/h対応とはいえ、ちょっと頼りない編成でした。

そして年明けに移ります。
1月4日に札幌駅で撮影した特急「オホーツク4号」です。所定の4両編成でした。



遠軽駅まで先頭を務め、それ以降は最後尾を走っていた遠軽方先頭車は、ご覧のように雪煙を巻き上げながら走ってきたことで、真っ白になっています。
ですが、鉄道車両の場合は最後尾の先頭部に雪が大量に付着しても、闇雲に付着するわけではなく、綺麗に美しく付着します。走行中の風の影響も受けることから、このように付着するのでしょう。この日も綺麗に付着していました。
尾灯もよく見えないぐらい付着していますね。

1月5日は旭川駅で撮影しました。同日の特急「大雪1号」です。増結は主に年末に多く実施されたようですね。こちらも所定の4両編成でした。

最後に、同日の特急「大雪4号」の旭川駅入線シーンを撮影しました。こちらも4両編成でした。
12月30日に運休や編成変更があったほかは、概ね安定した輸送が実施されていました。
先日発表された今年度の年末年始輸送期間中における方面別の輸送実績では、過去2年間は調子が良かったのですが、今年度になって急に利用が落ちてしまい、前年比93%の利用になりました。これは、札幌~岩見沢間の集計であり、「カムイ」・「ライラック」・「宗谷」を合わせた数値です。ですが、旭川方面は全体的に利用が振るいませんでした。特急列車の自由席も並んでも座れたケースが多かった気がします。さすがに旭川駅で「大雪」・「サロベツ」と接続する特急列車については、指定席・自由席ともに混雑していましたね。
利用が大きく落ち込んだ理由として、高速バスや航空機、自家用車への移動が多かったことが理由ではないでしょうか?また、今後問題視される沿線人口の減少や都市部への人口流出で帰省する必要がなくなった等の理由もあります。今年度の年末年始は特に雪が少ないという理由もあり、それがマイカー利用や高速バス利用を後押ししたことが考えられるでしょう。
次回の繁忙期はさっぽろ雪まつり輸送期間です。その頃になると、網走方面はちょうど流氷観光シーズンと重なります。その際は6両編成以上など、もっと長い編成を期待したいと思います。
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