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北海道の鉄道の内容を中心に自身の知識も含めながらブログの記事を日々更新しています。札幌市在住のため、主に札幌圏を走行する列車についての話題です。

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2019年度年末年始輸送期間中の「宗谷」・「サロベツ」~最大は6両編成でした!

年末年始輸送期間中の「宗谷」・「サロベツ」について取り上げます。

年末年始輸送期間中は、1月4日に特急「サロベツ1号」と上りの特急「宗谷」が車両不具合によって運休したほかは、代走も実施されず、概ね安定した輸送が実施されていたと思います。

車両不具合の原因は、急ブレーキをかけた際に車輪に傷がついてしまったようです。鹿を発見して急ブレーキを使用したようです。同日の特急「サロベツ1号」充当前に旭川運転所(旭アサ)で点検中に不具合が見つかったようです。

この運休によって臨時列車を旭川~稚内間で運行しました。キハ54形500番台による3両編成の臨時列車で、まるで2000年3月まで運行された急行「礼文」のようです。上りの特急「宗谷」も臨時列車で対応したようで、旭川から札幌へ向かう際は後続の特急「ライラック48号」に振り替えられました。

当該臨時列車ですが、上りの特急「宗谷」とのダイヤの比較では、名寄駅発車が1分繰り下げ、旭川駅到着が14分遅れのダイヤだったようです。なかなかの俊足でした。特急「サロベツ1号」に運休が発生した際は、旭川駅13時59分発の音威子府行きに利用客を無理やり詰め込んでいましたが、昨今は多少改善されているようです。

それでは見ていきましょう。



まずは、12月28日に白石~厚別間で撮影した下りの特急「宗谷」です。2両増結の6両編成でした。



次に、1月2日に大麻駅で撮影した下りの特急「宗谷」です。こちらも2両増結の6両編成でした。



1月5日は旭川へ行ってきました。

同駅で発車を待つ特急「サロベツ1号」です。所定の4両編成でした。



最後に、同じく旭川駅で発車を待つ特急「サロベツ3号」です。こちらも所定の4両編成でした。

年末年始輸送期間中は、最大は6両編成でした。増結が実施されたのは、下りの特急「宗谷」、特急「サロベツ4号」、特急「サロベツ3号」が12月28日、12月30日、1月2日の3日間で、特急「サロベツ2号」、特急「サロベツ1号」、上りの特急「宗谷」が12月29日、12月31日、1月3日の3日間でした。2運用ありますが、片方の運用だけ増結が実施されました。

先日発表された今年度の年末年始輸送期間中における方面別の輸送実績では、過去2年間は調子が良かったのですが、今年度になって急に利用が落ちてしまい、前年比93%の利用になりました。これは、札幌~岩見沢間の集計であり、「カムイ」・「ライラック」・「オホーツク」を合わせた数値ですが、旭川方面は全体的に利用が伸びませんでした。

話を聞いていると、6両編成でも空席が目立っていたとか・・・。高速バスや航空機に利用客が奪われているという見方もできますが、そもそも宗谷本線沿線では人口の急激な減少が課題となっています。特に名寄以北では、人口希薄地帯になります。

沿線の人口が減少すれば、わざわざ帰省する必要はなくなります。当然、「宗谷」や「サロベツ」を利用する必要はありません。

先日、「風っこそうや号」のコラムで音威子府村についても触れました。特に宗谷本線の名寄以北は高齢化も問題になっていますが、そうした人口希薄地帯となると、高齢者の介護ができなかったり、医療設備が充実していないことを理由に、高齢者の転出が相次ぐことがあります。音威子府村では、2010年から2015年までに、これらの理由でおよそ50人が転出したとされ、人口が1000人に満たない自治体にとって、これは致命的です。

村や町の診療所で対応できず、身体が不自由で通院することが困難な状況にあれば、その医療設備がある自治体に転居しなければなりません。音威子府村だと、名寄か稚内になるでしょう。それ以上となれば、旭川になります。宗谷本線の北側にはそうした自治体がたくさんあるはずです。こうした高齢者が生活利便を求めて都市部へ転出してしまえば、その子どもやそのファミリーは帰省する必要がなくなります。上述のとおり、「宗谷」や「サロベツ」を利用する必要はなくなるわけです。

鉄路を存続するのであれば、日頃の利用を増やすしかありません。先日、「風っこそうや号」のような期間限定の地域振興策は持続性がないことが報道されました。一体その答えが出るまで何年かかっているのでしょうか?管理者のようなバカでも、臨時列車を走らせるだけの地域振興策は長続きせず、ほとんど意味のないことはずぐにわかります。

あとは、稚内方面の特急列車については、最終の稚内行きや札幌行きの列車の運行時間帯が遅すぎます。滞在時間拡大をねらったダイヤではなく、車両繰りの関係上、最終列車は遅い時間帯に設定せざるを得ない状況になっています。特に稚内方面は、旭川駅を20時すぎに出発し、稚内駅到着が0時前になります。緊急時でもない限り、誰が利用しようと思いますか?

営業キロ換算ですが、例えるなら、岐阜県の岐阜市を20時すぎに出て、静岡県富士市まで深夜移動するのとほぼ同じになります。

他の道内の特急列車にも言えることですが、最終列車を繰り下げすぎです。その割に、日中にポカンと空いている時間帯もあります。滞在時間拡大よりも明るい時間帯の移動手段を充実させた方がいいです。

引き続き、車両繰りが難しいことと、旭川駅での接続の兼ね合いもあり、今回のダイヤ改正でも道北方面の特急列車はほぼ変更なしです。またライバルに差をつけられる格好になりそうです。

稚内方面は、特に冬季は観光シーズンでもないので、利用は振るわないでしょう。引き続き厳しい輸送体系・利用状況が続いていきそうです。










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コメント
8857: by あるぱか on 2020/01/10 at 22:53:59 (コメント編集)

「冬の宗谷本線に少しでも投資を!」
と思い、特に用もないのに神奈川から稚内旅行を計画し、12/29のサロベツ1号に全区間乗車しました。
増結した6両で、名寄まではまぁまぁな乗車率だったので嬉しく思ったのですが‥‥
個人的に宗谷本線には思い入れがあるので応援しています。
次行けるとしたら夏になってしまいますが‥‥

8859: by 管理人 on 2020/01/12 at 00:40:36

>>「あるぱか」さん、コメントありがとうございます。

自由席の利用が思ったほど混雑していなかったようです。普段もそうです。下りの「宗谷」は旭川駅を境に、特に自由席は一気に空席ができる場合があります。上り列車は運行時間帯にそもそも問題があり、全体的に利用が多くはないです。

道民としても、地理的な関係から鉄道ファンでもあまり足を運べません。特に応援のポスターやフォトコンテスト開催など、楽しいことはたくさにゃっていますが、利用に結びつくことはありません。

管理者も今年は宗谷ラッセルなど、撮影したい列車もあるので、今冬に時間を見つけていってみたいと思います。

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