2019年度年末年始輸送期間中の「スーパーとかち」~最大は6両編成でした!
繁忙期輸送 - 2020年01月16日 (木)
今回は予約投稿記事です。
年末年始輸送期間中の「スーパーとかち」についてです。
同列車は、札幌~帯広間に5往復設定されています。同区間には「スーパーおおぞら」もありますが、こちらは速達タイプなのに対し、「スーパーとかち」は主要駅をこまめに停車していきます。そのため、単線区間の石勝線や根室本線では「スーパーおおぞら」を優先することが多く、所要時間は全体的にかかる傾向があります。
それでは見ていきましょう。

まずは、12月28日に白石駅で撮影した特急「スーパーとかち1号」です。2両増結の6両編成でした。

最後に、12月30日に千歳駅で撮影した特急「スーパーとかち1号」です。こちらも2両増結の6両編成でした。
それでは見ていきましょう、とか記載しておきながら、実は期間中に撮影したのはこの2回だけです。今の今まで、「スーパーとかち」を撮影しておくのを他の列車に集中し過ぎて忘れていたんですね。
ということで、6両編成の写真しかありませんが、期間中の最大は6両編成でした。というか、期間中はほぼ全ての列車が6両編成で運行されたと思います。
というのも、今年度は札幌運転所(札サウ)にキハ261系1000番台が20両新製投入されます。これは、3月ダイヤ改正から札幌~釧路間の「おおぞら」として使用するための増備分です。年末年始輸送期間中までに16両が揃い、12月上旬に北海道入りした8両の一部車両については、年末年始輸送期間中の後半から使用されていました。
昨年度まで「スーパーとかち」で使用するキハ261系1000番台が在籍する札幌運転所(札サウ)では、増結用中間車が8両しかありませんでした。同列車は所定が4両編成なので日頃は稼働率は少ないですが、繁忙期輸送期間中となれば、増結用中間車も使用されて忙しくなります。従来は6両編成を確認しつつも、一部が5両編成で運行されていたりと、増結用中間車が不足しているような状況も見られました。
今年度に至っては、増結用中間車が増備され、「おおぞら」として使用を開始するまでは、定期列車は「スーパーとかち」でしか使用しないため、現段階が一番予備車両が豊富にある状態です。なので、連日ほぼ全ての列車で6両編成が見られたと思います。
現段階での通常の運用では、帯広方・札幌方の各ユニットを3本ずつ使用しますが、今年度の新製車を含めて現段階でそれぞれ8本のユニットがあります。2月にはさらに1本ずつ増えて9本になります。現段階で予備のユニットが5本ずつあるので、予備車両も十分確保されています。
ダイヤ改正までの今度2カ月程度は、「スーパーとかち」は安定した輸送が続けられそうです。
実は年末年始輸送期間終了後も引き続き連日ほぼ全ての列車が6両編成で運行されています。冬季はトマム方面へ訪日外国人を中心に利用が多くなり、南千歳~トマム間で特に利用が集中します。そのため、速達タイプの「スーパーおおぞら」も1両増結して連日運用に入っています。「スーパーとかち」で長い編成を記録したいと思ったら、今時期がチャンスですね。
ちなみに、今年度の年末年始輸送期間中の輸送実績は「スーパーおおぞら」を含めて93%(南千歳~トマム間)でした。「スーパーおおぞら」では連日8両編成が確認され、「スーパーとかち」も連日6両編成が確認されましたが、数字的にはイマイチだったようです。
今冬は雪が本当に少なく、道路状況が良く、マイカー利用が増えて鉄道利用が減ったという見方もできますが、依然として帯広・釧路方面は苦しい輸送状況が続いています。10年以上前のJR一強時代が嘘のようです。
後日お伝えしますが、ようやく3月のダイヤ改正で札幌~帯広間の列車にも変化が見られます。愛称は「とかち」となり、スーパーの名称は廃止されますが、特に帯広方面の列車を中心に時刻変更や所要時分の短縮が見られます。なので、現行ダイヤよりも利用しやすくなるはずです。
使用するキハ261系が、たとえ減速運転や車体傾斜装置撤去という制約を受けていたとしても、現在も日本国内における特急気動車の中ではトップの性能です。高性能な車両で運行しているのだから、それなりのダイヤを組ませないといけません。キハ183系時代と所要時間がほぼ同じという昨今のダイヤでは、キハ261系の良さを上手く出し切れていません。
ダイヤを含めた運行体系の改善は引き続き今後も期待したいですね。
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年末年始輸送期間中の「スーパーとかち」についてです。
同列車は、札幌~帯広間に5往復設定されています。同区間には「スーパーおおぞら」もありますが、こちらは速達タイプなのに対し、「スーパーとかち」は主要駅をこまめに停車していきます。そのため、単線区間の石勝線や根室本線では「スーパーおおぞら」を優先することが多く、所要時間は全体的にかかる傾向があります。
それでは見ていきましょう。

まずは、12月28日に白石駅で撮影した特急「スーパーとかち1号」です。2両増結の6両編成でした。

最後に、12月30日に千歳駅で撮影した特急「スーパーとかち1号」です。こちらも2両増結の6両編成でした。
それでは見ていきましょう、とか記載しておきながら、実は期間中に撮影したのはこの2回だけです。今の今まで、「スーパーとかち」を撮影しておくのを他の列車に集中し過ぎて忘れていたんですね。
ということで、6両編成の写真しかありませんが、期間中の最大は6両編成でした。というか、期間中はほぼ全ての列車が6両編成で運行されたと思います。
というのも、今年度は札幌運転所(札サウ)にキハ261系1000番台が20両新製投入されます。これは、3月ダイヤ改正から札幌~釧路間の「おおぞら」として使用するための増備分です。年末年始輸送期間中までに16両が揃い、12月上旬に北海道入りした8両の一部車両については、年末年始輸送期間中の後半から使用されていました。
昨年度まで「スーパーとかち」で使用するキハ261系1000番台が在籍する札幌運転所(札サウ)では、増結用中間車が8両しかありませんでした。同列車は所定が4両編成なので日頃は稼働率は少ないですが、繁忙期輸送期間中となれば、増結用中間車も使用されて忙しくなります。従来は6両編成を確認しつつも、一部が5両編成で運行されていたりと、増結用中間車が不足しているような状況も見られました。
今年度に至っては、増結用中間車が増備され、「おおぞら」として使用を開始するまでは、定期列車は「スーパーとかち」でしか使用しないため、現段階が一番予備車両が豊富にある状態です。なので、連日ほぼ全ての列車で6両編成が見られたと思います。
現段階での通常の運用では、帯広方・札幌方の各ユニットを3本ずつ使用しますが、今年度の新製車を含めて現段階でそれぞれ8本のユニットがあります。2月にはさらに1本ずつ増えて9本になります。現段階で予備のユニットが5本ずつあるので、予備車両も十分確保されています。
ダイヤ改正までの今度2カ月程度は、「スーパーとかち」は安定した輸送が続けられそうです。
実は年末年始輸送期間終了後も引き続き連日ほぼ全ての列車が6両編成で運行されています。冬季はトマム方面へ訪日外国人を中心に利用が多くなり、南千歳~トマム間で特に利用が集中します。そのため、速達タイプの「スーパーおおぞら」も1両増結して連日運用に入っています。「スーパーとかち」で長い編成を記録したいと思ったら、今時期がチャンスですね。
ちなみに、今年度の年末年始輸送期間中の輸送実績は「スーパーおおぞら」を含めて93%(南千歳~トマム間)でした。「スーパーおおぞら」では連日8両編成が確認され、「スーパーとかち」も連日6両編成が確認されましたが、数字的にはイマイチだったようです。
今冬は雪が本当に少なく、道路状況が良く、マイカー利用が増えて鉄道利用が減ったという見方もできますが、依然として帯広・釧路方面は苦しい輸送状況が続いています。10年以上前のJR一強時代が嘘のようです。
後日お伝えしますが、ようやく3月のダイヤ改正で札幌~帯広間の列車にも変化が見られます。愛称は「とかち」となり、スーパーの名称は廃止されますが、特に帯広方面の列車を中心に時刻変更や所要時分の短縮が見られます。なので、現行ダイヤよりも利用しやすくなるはずです。
使用するキハ261系が、たとえ減速運転や車体傾斜装置撤去という制約を受けていたとしても、現在も日本国内における特急気動車の中ではトップの性能です。高性能な車両で運行しているのだから、それなりのダイヤを組ませないといけません。キハ183系時代と所要時間がほぼ同じという昨今のダイヤでは、キハ261系の良さを上手く出し切れていません。
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