5月から6月にかけて宗谷本線で「花たび そうや号」を運転
臨時列車 - 2020年01月16日 (木)
本日JR北海道のニュースリリースから発表されましたが、5月から6月にかけて、週末を中心に「花たび そうや号」を運転します。



発表された概要がこちらです。
昨夏に運行された「風っこそうや号」は、一部車両がJR東日本の「びゅうコースター風っこ」という、同社の観光列車を使用して運行していましたが、今年運行される「花たび そうや号」は、全ての車両がJR北海道が保有する車両で運行されます。
その車両とは、昨秋に登場したキハ40形気動車の「山明号」と「紫水号」です。合わせて「山紫水明号」です。昨年の11月に札沼線の団体臨時列車で一度両者を連結して運行されましたが、再び実現することになりそうです。
両者は基本的に定期運用で山紫水明号として普通列車などで運用を組むことはないと思います。というのも、前者が苗穂運転所(札ナホ)所属で、後者が旭川運転所(旭アサ)に所属しており、運用エリアが違います。どちらも旭川駅に乗り入れるものの、前者は旭川以南で、後者は旭川以北での運用がメインになります。同駅で並ぶことはあると思います。
ということで、こうした団体臨時列車などのような特別な列車を運行させない限り、両者の共演はおそらく見られません。宗谷本線については、名寄以北はキハ54形500番台が限定で運用に入っていたはずで、キハ40形気動車の入線は非常に珍しいと思います。
運行時刻は以下のとおりです。
<旭川~音威子府>
※停車駅は、比布、塩狩、和寒、剣淵、士別、名寄、美深です
※停車駅は、天塩中川、幌延、豊富、南稚内です
上記のとおりとなります。
運行区間は旭川~音威子府間と音威子府~稚内間です。今回も「風っこそうや号」と同じく、音威子府駅発着となります。特に旭川~音威子府間については、「風っこそうや号」のダイヤと比較して旭川駅発車時刻が近似しています。音威子府駅の発車時刻や往復して旭川に戻ってくる時刻がかなり早いですが、これは「風っこそうや号」が速度を落として(45km/h)運行していたためです。速度を向上させることで所要時間が短縮され、旭川到着便については、特急「サロベツ4号」から逃げ切るダイヤのようです。
変更があるのは、宗谷本線の北線で運行される後半です。昨年は稚内を出発して稚内に戻ってくるダイヤが組まれていましたが、今回は逆で音威子府駅を出発して音威子府駅に戻ってくるダイヤが組まれています。いかに人口希薄地帯を意識したダイヤ設定がされているかわかりますね。
また、「風っこそうや号」は普通列車扱いでしたが、「花たび そうや号」の種別は急行列車です。おそらく、北海道では急行「はまなす」以来、急行列車が設定されていなかったので、久々の復活となります。加えて、「花たび」という列車名も、特急「利尻」が臨時列車に格下げされた際、季節列車として特急「はなたび利尻」が設定されていました。こちらは全てひらがなですが、久しぶりに耳にすると懐かしく感じますね。
しかし、先日のコラムでも記載したとおり、こうした臨時列車で一時は賑わいを見せても、それは決して長続きはしません。果たして、こうして注目する臨時列車を運行させて無理やり存続させる方策は如何なものでしょうか?
運行に伴うJR職員へかかる負担、おもてなしと称して沿線自治体にもボランティア職員への負担はかかるでしょう。こうした取り組みの継続には課題や大きな負担がありそうです。このあたりは、管理者としてももっと調べてみないといけませんね。
詳しい時刻等がわかり次第、再度お知らせしますね。
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発表された概要がこちらです。
昨夏に運行された「風っこそうや号」は、一部車両がJR東日本の「びゅうコースター風っこ」という、同社の観光列車を使用して運行していましたが、今年運行される「花たび そうや号」は、全ての車両がJR北海道が保有する車両で運行されます。
その車両とは、昨秋に登場したキハ40形気動車の「山明号」と「紫水号」です。合わせて「山紫水明号」です。昨年の11月に札沼線の団体臨時列車で一度両者を連結して運行されましたが、再び実現することになりそうです。
両者は基本的に定期運用で山紫水明号として普通列車などで運用を組むことはないと思います。というのも、前者が苗穂運転所(札ナホ)所属で、後者が旭川運転所(旭アサ)に所属しており、運用エリアが違います。どちらも旭川駅に乗り入れるものの、前者は旭川以南で、後者は旭川以北での運用がメインになります。同駅で並ぶことはあると思います。
ということで、こうした団体臨時列車などのような特別な列車を運行させない限り、両者の共演はおそらく見られません。宗谷本線については、名寄以北はキハ54形500番台が限定で運用に入っていたはずで、キハ40形気動車の入線は非常に珍しいと思います。
運行時刻は以下のとおりです。
<旭川~音威子府>
急行 花たび そうや1号 | 旭川(7:20発)➡音威子府(12:12着) | |||||
急行 花たび そうや2号 | 音威子府(12:35発)➡旭川(16:23着) | |||||
※停車駅は、比布、塩狩、和寒、剣淵、士別、名寄、美深です
<音威子府~稚内>
急行 花たび そうや3号 | 音威子府(11:07発)➡稚内(13:39着) | |||||
急行 花たび そうや4号 | 稚内(14:00発)➡音威子府(17:02着) | |||||
※停車駅は、天塩中川、幌延、豊富、南稚内です
上記のとおりとなります。
運行区間は旭川~音威子府間と音威子府~稚内間です。今回も「風っこそうや号」と同じく、音威子府駅発着となります。特に旭川~音威子府間については、「風っこそうや号」のダイヤと比較して旭川駅発車時刻が近似しています。音威子府駅の発車時刻や往復して旭川に戻ってくる時刻がかなり早いですが、これは「風っこそうや号」が速度を落として(45km/h)運行していたためです。速度を向上させることで所要時間が短縮され、旭川到着便については、特急「サロベツ4号」から逃げ切るダイヤのようです。
変更があるのは、宗谷本線の北線で運行される後半です。昨年は稚内を出発して稚内に戻ってくるダイヤが組まれていましたが、今回は逆で音威子府駅を出発して音威子府駅に戻ってくるダイヤが組まれています。いかに人口希薄地帯を意識したダイヤ設定がされているかわかりますね。
また、「風っこそうや号」は普通列車扱いでしたが、「花たび そうや号」の種別は急行列車です。おそらく、北海道では急行「はまなす」以来、急行列車が設定されていなかったので、久々の復活となります。加えて、「花たび」という列車名も、特急「利尻」が臨時列車に格下げされた際、季節列車として特急「はなたび利尻」が設定されていました。こちらは全てひらがなですが、久しぶりに耳にすると懐かしく感じますね。
しかし、先日のコラムでも記載したとおり、こうした臨時列車で一時は賑わいを見せても、それは決して長続きはしません。果たして、こうして注目する臨時列車を運行させて無理やり存続させる方策は如何なものでしょうか?
運行に伴うJR職員へかかる負担、おもてなしと称して沿線自治体にもボランティア職員への負担はかかるでしょう。こうした取り組みの継続には課題や大きな負担がありそうです。このあたりは、管理者としてももっと調べてみないといけませんね。
詳しい時刻等がわかり次第、再度お知らせしますね。
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