映画「鉄道員(ぽっぽや)」のロケ地として使用!根室本線・幾寅駅(T36)
駅 - 2020年01月29日 (水)
今回は映画「鉄道員(ぽっぽや)」のロケ地としても名高い根室本線の幾寅駅を紹介したいと思います。
現在は2016年に道内を襲った台風の影響で長期間不通で、列車が通らない旅客駅として存続していますが、2016年の台風が襲来するまでは、南富良野町の中核駅であり、普通列車はもちろん、快速「狩勝」も停車していました。かつては急行「狩勝」の停車駅でもあったようです。

駅前です。右側に駐車場があります。映画のロケ地として使用されていたこともあり、旅客駅だけでなく、観光地としての機能もあります。

1枚目の写真左手にも複数のロケのセットがあります。写真はだるま食堂のセットです。ほかにも、床屋や民家などがあり、映画の世界にタイムスリップしたような感覚になります。
だるま食堂は、かつて看板が設置されていたようですが、今は看板が取り外されています。長く営んでいた店主が亡くなり、且つ周辺の過疎化で客も減ったため、閉店になってしまったようです。
駅周辺は映画のために造られた建物がほとんどですが、今もほぼそのままの状態で保存されています。昨年には夕張支線が廃止になりましたが、廃止から半年を経て、また高倉健さんの思い出ある地へ訪れることができたのは、嬉しかったですよ。
急に予定を変更してよかったと思います。

ホームは1面1線構造です。かつては2面2線構造で相対式のホームだったようです。

列車は来ませんが、現役の旅客駅なので、駅名標もまだあります。隣の東鹿越駅は、根室本線の不通後、富良野側の終着駅として機能しています。

映画のロケ時は、幾寅駅ではなく、「幌舞駅」として撮影しました。なかなか道外で地名に「幌」がつくのはないのでは?と思います。北海道ではたくさんあります。札幌も「幌」がつきますよね。北海道らしい駅名で愛着が湧きます。
幾寅駅は根室本線の中間駅ですが、「幌舞駅」として撮影時は、石炭輸送路線の末端駅という扱いでした。

中はフツーの無人駅とは思えないぐらい装飾で賑やかです。


もちろん、高倉健ワールドです!

訪問したのは昨年の9月末です。実は7月中旬に幾寅駅前でヒグマが出没したようです。駅の出入り口に注意書きが貼られていました。
後日調べてみると、夏から秋にかけて金山地区から幾寅地区にかけて度々2メートルクラスのヒグマが目撃されていたようです。主に、かなやま湖に沿う道道465号金山幾寅停車場線で度々目撃されていたようです。ここで目撃されたヒグマというのが、いずれも体長2メートルクラスということで、同一の個体だと思われます。まだ駆除はされていないはずで、厳冬期が終われば、また周辺を徘徊するでしょう。今年の春以降に訪問する予定のある方は道中十分注意してくださいね。

そして、鉄道ファンであれば、一度は確認しておきたい車両があります。
映画の撮影で使用された「キハ40-764」です。車体の一部をカットし、先頭部分のみ2005年の廃車後に設置・保存されています。


塗装の劣化は確認されますが、それでも岩見沢の711系と比較すると、状態が良く保たれています。この車両も冬季はブルーシート等に覆うことなく保管されていたはずで、それにしては状態が良いです。日頃から手入れされているのでしょう。
一度現車を確認したかったので、ようやくそれが実現しました。
周辺に道の駅「南ふらの」があります。富良野市街から南富良野町は距離があり、逆側は狩勝峠ということでその中間に位置する休憩ポイントとして重要な役割を果たしていると思います。鉄道(現在は代行バス)のみならず、映画のロケ地としてドライブのついでにでも訪れておきたい場所です。
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現在は2016年に道内を襲った台風の影響で長期間不通で、列車が通らない旅客駅として存続していますが、2016年の台風が襲来するまでは、南富良野町の中核駅であり、普通列車はもちろん、快速「狩勝」も停車していました。かつては急行「狩勝」の停車駅でもあったようです。

駅前です。右側に駐車場があります。映画のロケ地として使用されていたこともあり、旅客駅だけでなく、観光地としての機能もあります。

1枚目の写真左手にも複数のロケのセットがあります。写真はだるま食堂のセットです。ほかにも、床屋や民家などがあり、映画の世界にタイムスリップしたような感覚になります。
だるま食堂は、かつて看板が設置されていたようですが、今は看板が取り外されています。長く営んでいた店主が亡くなり、且つ周辺の過疎化で客も減ったため、閉店になってしまったようです。
駅周辺は映画のために造られた建物がほとんどですが、今もほぼそのままの状態で保存されています。昨年には夕張支線が廃止になりましたが、廃止から半年を経て、また高倉健さんの思い出ある地へ訪れることができたのは、嬉しかったですよ。
急に予定を変更してよかったと思います。

ホームは1面1線構造です。かつては2面2線構造で相対式のホームだったようです。

列車は来ませんが、現役の旅客駅なので、駅名標もまだあります。隣の東鹿越駅は、根室本線の不通後、富良野側の終着駅として機能しています。

映画のロケ時は、幾寅駅ではなく、「幌舞駅」として撮影しました。なかなか道外で地名に「幌」がつくのはないのでは?と思います。北海道ではたくさんあります。札幌も「幌」がつきますよね。北海道らしい駅名で愛着が湧きます。
幾寅駅は根室本線の中間駅ですが、「幌舞駅」として撮影時は、石炭輸送路線の末端駅という扱いでした。

中はフツーの無人駅とは思えないぐらい装飾で賑やかです。


もちろん、高倉健ワールドです!

訪問したのは昨年の9月末です。実は7月中旬に幾寅駅前でヒグマが出没したようです。駅の出入り口に注意書きが貼られていました。
後日調べてみると、夏から秋にかけて金山地区から幾寅地区にかけて度々2メートルクラスのヒグマが目撃されていたようです。主に、かなやま湖に沿う道道465号金山幾寅停車場線で度々目撃されていたようです。ここで目撃されたヒグマというのが、いずれも体長2メートルクラスということで、同一の個体だと思われます。まだ駆除はされていないはずで、厳冬期が終われば、また周辺を徘徊するでしょう。今年の春以降に訪問する予定のある方は道中十分注意してくださいね。

そして、鉄道ファンであれば、一度は確認しておきたい車両があります。
映画の撮影で使用された「キハ40-764」です。車体の一部をカットし、先頭部分のみ2005年の廃車後に設置・保存されています。


塗装の劣化は確認されますが、それでも岩見沢の711系と比較すると、状態が良く保たれています。この車両も冬季はブルーシート等に覆うことなく保管されていたはずで、それにしては状態が良いです。日頃から手入れされているのでしょう。
一度現車を確認したかったので、ようやくそれが実現しました。
周辺に道の駅「南ふらの」があります。富良野市街から南富良野町は距離があり、逆側は狩勝峠ということでその中間に位置する休憩ポイントとして重要な役割を果たしていると思います。鉄道(現在は代行バス)のみならず、映画のロケ地としてドライブのついでにでも訪れておきたい場所です。
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