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2019年度春節・さっぽろ雪まつり輸送期間中の「宗谷」・「サロベツ」~連日所定の編成でした!

2019年度春節・さっぽろ雪まつり輸送期間中の「宗谷」について紹介します。

運用の関係上、「サロベツ」についても題名につけ加えさせていただいております。

今年度は、事前にさっぽろ雪まつり輸送期間中における指定席の予約状況がJR北海道のホームページのニュースリリースなどで公表されていなかったと思います。

公表されていなくても、新型肺炎の影響によるアジア圏からの訪日外国人の減少、札幌から各方面の特急列車も目立った増結は確認されなかったことから、前年比を下回る輸送実績だったと予想しています。

稚内方面については、この時期は特に観光シーズンでもなく、訪日外国人観光客で賑わうことはありません。メインは春から初夏にかけての離島観光シーズンであり、それ以外の時期は概ね観光シーズンと呼べる時期はないです。

近年も道内各方面の特急列車が増結を実施していた中で、同輸送期間中も連日所定の編成で運行されていました。今年度についても代走を除いて連日所定の編成で運行しました。



1枚目は2月9日に白石~厚別間で撮影した下りの特急「宗谷」です。所定の4両編成でした。

この日は、前日に釧路から特急「スーパーおおぞら12号」で帰ってきて、一旦大きい荷物を置いて、その後誘われたのですすきのへ行き、朝まで飲んで朝の列車で厚別駅で降りて撮影した1枚です。眠気とフラフラの中で撮影した1枚です。

撮影できるタイミングが当該列車しかなかったので、どうしても撮影したかった列車です。朝は-10℃まで冷え込み、加速時に白煙を出してくれるかと思いましたが、残念ながらそれは確認することができませんでした。

天気も良く、奥の山々も見える良き朝だったと思います。

ちなみに、今年度の春節・さっぽろ雪まつり輸送期間中の写真はどの列車もあまり撮影していません。ご了承ください。



また、2月4日には上りの特急「宗谷」で代走が実施されました。車両はお馴染みのノースレインボーエクスプレスでした。期間中の代走は2月2日の下りの特急「宗谷」から当該列車まででした。

本来は3日の上り特急「宗谷」で札幌に帰ってくる予定でした。

しかし今回は、運用の途中でアクシデントがあり、3日に永山~和寒間で設備点検を実施しました。この影響で下りの特急「宗谷」は旭川駅で運転を打ち切り、それ以降はバスによる代行輸送、特急「サロベツ2号」は名寄駅で2時間以上抑止されたようです。

ここで運用変更が生じ、旭川運転所(旭アサ)で給油を伴うので、2時間以上遅れてると、特急「サロベツ1号」の発車時刻に間に合わいません。稚内駅での折り返し時間も短いため、それが折り返しとなる上りの特急「宗谷」にまで影響します。所定どおりに運用されれば、それこそ、上りの特急「宗谷」は札幌駅到着が深夜0時を確実に過ぎていたことでしょう。

しかし今回は運がよく、下りの特急「宗谷」が旭川駅で運転を打ち切った関係で、その編成を特急「サロベツ1号」に充当し、上りの特急「宗谷」として朝に札幌を出発した編成が深夜に札幌に戻ってくる運用が組まれました。一方、ノースレインボーエクスプレスは特急「サロベツ3号」のみに充当し、稚内に連日滞泊する運用が組まれました。宗谷線特急は動物との接触も多く、冬季はほぼ全区間が豪雪地帯となります。なので、所定のダイヤで運行することすら難しい状況にあります。

運行体系の再編からまもなく3年が経過しますが、その間、運行区間縮小による欠点が多くありました。それでも、今回のように、緊急時におけるノウハウを蓄積してきた結果、ようやく緊急時における対応が整いつつあります。ですが、長距離輸送にも関わらず、1日に特急車両2本で運用を回している現状は、厳しい状況であることは言うまでもなく、限られた時間で運用をこなすには、どうしても早朝や深夜に運用を組まざるを得なくなり、利用者にとっては不便を強いられていることも事実です。

そのような問題があるにも関わらず、3年前から宗谷線特急は大きな変更はありません。車両が新たに投入されるわけでなく、途中の旭川で乗継体系が組まれている以上、ダイヤを大きく変更することができません。一方を変えたら、その一方も変えることになり、全体的なダイヤの見直し、車両繰りを実施せざるを得なくなるからです。

そして、宗谷本線そのものの存廃問題。

将来的には、どのようになるか全く見当がつかない特急列車でもあります。3月ダイヤ改正でも大きな変更点はありません。引き続き現状が維持されますが、車両数の関係も含めて、近年は増結を実施する機会が年に数回程度にまで減っています。宗谷本線の沿線人口も少なくなってきており、道内で特急が走っている路線では、将来的な存続が一番危ういと管理者はみています。

まずは宗谷本線内で利用の低い駅を順次見直す方針です。繁忙期でも増結されなかった宗谷線特急ですが、代走は確実に減っており、以前と比べると安定した輸送が日々続けられるようになりました。この調子で引き続き安定した輸送を期待しましょう。










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コメント
9000: by シニアパートナー on 2020/02/12 at 17:32:22 (コメント編集)

キハ261系0番台は今年の3月時点で、19年から20年の経年となります。ざっとあと10年というのは現実的な話です。これから10年辺りまでどうなるのかは
①0番台の引退と同時に特急を廃止、その後路線廃止
②路線存続、一日一往復の特急運行は確保(1000番台モノクラス短編成)
③10年以内に路線自体廃止(名寄-稚内)

特急列車の走る路線で、将来去就がささやかれる可能性が高いと小生も思います。特急が走らなければ、路線維持の意味はなくなります。

9001: by トリプルセブン on 2020/02/12 at 18:36:00

 特急「宗谷」は絶対に札幌駅発着でないといけないのでしょうか?
 私も利用したことがないのでわかりませんが、いったい何名ほどの乗客が札幌から稚内まで通しで乗っているのでしょう?
 車両運用の効率を高めるには、思いきって札幌駅発着を止め、旭川駅発着としたほうが良いように思います。札幌ー旭川駅間を電車特急に置き換えるわけです。車両自体は、旭アサへ転属させれば良いだけで、特段の問題はないと思います。そのほうが、定時性も上がりますし、電車特急への置き換えによる高速化も実施できます。遅延した際のダイヤの混乱も最小限に抑えることができます。宗谷本線内においては、特急列車の時刻の適正化を実施することで、旅客が利用しやすい時間帯に列車を走らせることができます。
 以上は一利用者としての意見ですが、JR北海道は、もっと旅客が利用しやすいダイヤ作りを目指すべきだと思います。

9004: by 管理人 on 2020/02/14 at 01:46:55

>>「シニアパートナー」さん、コメントありがとうございます。

他の車両をみても、耐用年数は30年です。北海道ではさらに条件的に酷使していますから、30年弱あたりが妥当なラインでしょうか。

車両のライフサイクルの前に、宗谷本線の存廃問題がありますから、これによって、お役御免の可能性もあるわけです。

輸送改善も実施していいわけです。キハ201系という高性能車がありますから、それを快速「なよろ」に投入し、「ライラック」・「カムイ」と接続させて「宗谷」・「サロベツ」が走らない時間帯に設定してもいいわけです。途中のローカル駅の利用なんて少ないですから、普通列車を快速列車に置き換えてもいいと思います。その方が高速バスにも対抗できるし、高速化された設備、車両を十分生かせると思います。

9005: by 管理人 on 2020/02/14 at 01:58:10

>>「トリプルセブン」さん、コメントありがとうございます。

現在は車両配置の関係が札幌駅発着の一番の理由だと思います。あとは、沿線自治体も札幌直通列車を要望していますね。

距離が長くなればなるほど定時運行が難しくなります。宗谷本線は冬季は特に気象条件、オールシーズンで動物との遭遇も多いです。一度遅れれば回復は難しいですから、何かしらの改善策は必要です。特に運行区間縮小後は全体的に不安定なダイヤで遅延が発生しやすいです。

運行区間を全ての列車で旭川~稚内間とすることで、ダイヤの自由度は向上することはもちろん、増発も可能性として入ってきます。利点だらけですが、今度は札幌~旭川間の車両が不足しそうです。旭川駅乗継体系を維持するのであれば、今度はこちらが現状の編成の本数だと難しそうです。どうしても良い点と悪い点は出てきてしまいます。

直通利用が少ないのであれば、無理に接続させる必要もないかもしれませんが、果たしてそれはどうでしょうか?管理者も利用実態はあまり把握していないので何とも言えません。

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