キハ283系の自由席車両に簡易荷物置場を設置
キハ283系 - 2020年02月17日 (月)

釧路を後にするキハ283系。
減速運転を実施している昨今でも、十分迫力がありますね。
先日乗車した際、自由席の一部について、座席を潰して簡易荷物置場になっていました。

1A・1B・2A・2Bの4席を潰して簡易荷物置場を設置しています。
題名でも記事中でも「簡易」としているのは、キハ261系や指定席に設置されている本格的なものではないため、「簡易」と題名と記事中では記載させていただいております。


列車の外から見ると、このような感じです。
座席を向かい合わせにして、ヘッドレスト部分にネットを張っています。

釧路から帰ってきた際の列車で確認しました。その際の札幌方先頭車はグレードアップ指定席で、こちらについては正式な荷物置場が設置されていました。

JR北海道のホームページの列車ガイドの編成を確認してみると、自由席の上記の1両あたり4席、2両合わせて全8席について、荷物置場として座席の販売が行われていないようです。キハ283系の「スーパーおおぞら」のほかに、キハ281系の「スーパー北斗」でも同様の措置がとられているので、そちらについてはホームページで確認してみてくださいね。
なぜ、このような措置がとられているかというと、おそらく3月のダイヤ改正が関係していると思われます。
釧路方面は、新たに6往復中3往復にキハ261系1000番台を投入します。新時代の北海道の特急気動車のスタンダード車になるキハ261系1000番台では、急増する訪日外国人対策のため、各車両に荷物置場が設置されています。自由席についても荷物置場が設置されています。
3月ダイヤ改正以降、札幌~釧路間の「おおぞら」として共に使用されることになりますから、車両は異なっても名称が同じ理由から、極力サービスを揃えなければなりません。キハ283系の自由席には荷物置場が設置されていませんでしたから、3月ダイヤ改正に向けてサービスを揃えるため、座席を潰して緊急の荷物置場が設置されたと予想しています。
キハ281系については、これまで自由席は荷物置場が設けられていませんでしたが、引き続き、釧路方面と同様にキハ261系と共に使用することになるため、これを機に、キハ283系と同様に荷物置場を設置するようになったと思われます。
おそらく、ダイヤ改正以降になれば、一部の座席を撤去して指定席車両と同等の荷物置場が設置されると思います。あくまでその設置までの仮措置として無理やり設けられているものだと思います。写真のように、座席のスペースを活用するだけでは収容力に欠け、利用する際も手すりが邪魔で現状のままでは使い勝手は悪そうです。
今月か来月に函館に行ってくるので、その際にキハ281系も確認してみようと思います。
使用車両は異なりますが、車両の設備を極力揃える方針は過去にもありました。その代表例が「カムイ」と「ライラック」です。本数は「ライラック」の方が多いですが、元々道央圏で使用されていた「カムイ」の789系1000番台に合わせるため、号車番号表示を各車両2箇所に設置したり、自由席に車いす対応スペースも設けられました。「スーパーおおぞら」も「スーパー北斗」も複数の形式で運行されているので、いずれもキハ261系に極力合わせた設備になるようです。
1カ月後にダイヤ改正が迫り、キハ283系やキハ281系以外にも準備が進められている駅や車両があるようです。今後順次お伝えしていきますね。
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