【2020年3月14日(土)ダイヤ改正レポートその1】帯広方面の列車を中心に所要時分を短縮する「とかち」
その他あれこれ - 2020年02月21日 (金)
今回は予約投稿記事です。
ダイヤ改正まで1カ月を切っています。ダイヤ改正の内容を順次紹介していきましょう。
まずは、札幌~帯広間の特急列車についてです。
札幌~帯広間は、現行は「スーパーとかち」として5往復運行していますが、ダイヤ改正後は「スーパー」の名称を廃止し、10年半ぶりに「とかち」の名称が復活します。愛称変更に伴う車両の変更はなく、従来どおり、キハ261系1000番台が使用されます。
今回のダイヤ改正では、札幌圏の快速「エアポート」の大増発がメインです。これに伴い、「とかち」も所要時分の変更等が実施されます。
それでは、現行ダイヤと比較していきましょう。
【札幌➡帯広】
<<現行ダイヤ>>
<<改正後>>
【帯広➡札幌】
<<現行ダイヤ>>
<<改正後>>
上記のとおりとなります。
今回のダイヤ改正では、兄貴分の「おおぞら」にキハ261系が投入されることが注目されていますが、「とかち」も所要時分の短縮がみられます。特に、帯広方面へ向かう列車については、単線区間における待避が少なくなり、中には、130km/h運転時代と変わらない所要時間の列車もあります。
最速達列車は、特急「とかち9号」の2時間38分です。現行ダイヤよりも1分延びました。その代わり、特急「とかち3号」が2時間30分台での運転となります。
また、管理者も以前から改善を実施してほしかった特急「とかち5号」のダイヤが繰り上げられます。これにより、所要時分の短縮とともに帯広駅の到着時刻が現行よりも20分以上繰り上げられます。
現行ダイヤでは、折り返し時間が22分しかなく、大幅な遅延が発生する際は特急「スーパーとかち10号」にも影響していました。折り返し時間が多く確保されることで、さらなる安定した輸送が実施されることでしょう。
一方、「おおぞら」にしても「とかち」にしても、札幌方面に向かう列車については、所要時分の延びが気になります。特に、特急「とかち6号」はダイヤ改正後は現行ダイヤよりも10分も延びます。単線区間の行き合いや札幌圏の過密ダイヤが原因ですが、もう少しなんとかしてほしいところです。車両の性能差はキハ183系時代から比べると歴然としていますが、所要時間はキハ183系時代とほぼ変わりません。
不便になった点もいくつかありますが、帯広方面の列車を中心に設定時刻の繰り上げや所要時分の短縮が実施されることが嬉しいポイントです。たかが10分弱ですが、それでも大きいと思います。
単純に比べてみてください。特急「スーパーとかち7号」が新札幌駅発車と同時に札幌駅を出発しても、帯広駅に到着する時刻はほとんど変わらなくなります。この差は大きいです。
「とかち」については、久々の速達性が重視されるダイヤ改正になりそうです。

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ダイヤ改正まで1カ月を切っています。ダイヤ改正の内容を順次紹介していきましょう。
まずは、札幌~帯広間の特急列車についてです。
札幌~帯広間は、現行は「スーパーとかち」として5往復運行していますが、ダイヤ改正後は「スーパー」の名称を廃止し、10年半ぶりに「とかち」の名称が復活します。愛称変更に伴う車両の変更はなく、従来どおり、キハ261系1000番台が使用されます。
今回のダイヤ改正では、札幌圏の快速「エアポート」の大増発がメインです。これに伴い、「とかち」も所要時分の変更等が実施されます。
それでは、現行ダイヤと比較していきましょう。
【札幌➡帯広】
<<現行ダイヤ>>
列車名 | 運行時刻 | 所要時間 |
特急「スーパーとかち1号」 | 札幌(7:54発)➡帯広(10:36着) | 2時間42分 |
特急「スーパーとかち3号」 | 札幌(10:24発)➡帯広(13:10着) | 2時間46分 |
特急「スーパーとかち5号」 | 札幌(16:08発)➡帯広(19:00着) | 2時間52分 |
特急「スーパーとかち7号」 | 札幌(18:32発)➡帯広(21:21着) | 2時間49分 |
特急「スーパーとかち9号」 | 札幌(21:04発)➡帯広(23:41着) | 2時間37分 |
<<改正後>>
列車名 | 運行時刻 | 所要時間 |
特急「とかち1号」 | 札幌(7:58発)➡帯広(10:41着) | 2時間43分(+1分) |
特急「とかち3号」 | 札幌(10:33発)➡帯広(13:12着) | 2時間39分(-7分) |
特急「とかち5号」 | 札幌(15:52発)➡帯広(18:36着) | 2時間44分(-8分) |
特急「とかち7号」 | 札幌(18:40発)➡帯広(21:20着) | 2時間40分(-9分) |
特急「とかち9号」 | 札幌(21:10発)➡帯広(23:48着) | 2時間38分(+1分) |
【帯広➡札幌】
<<現行ダイヤ>>
列車名 | 運行時刻 | 所要時間 |
特急「スーパーとかち2号」 | 帯広(6:45発)➡札幌(9:33着) | 2時間48分 |
特急「スーパーとかち4号」 | 帯広(8:48発)➡札幌(11:40着) | 2時間52分 |
特急「スーパーとかち6号」 | 帯広(11:10発)➡札幌(13:56着) | 2時間46分 |
特急「スーパーとかち8号」 | 帯広(13:30発)➡札幌(16:18着) | 2時間48分 |
特急「スーパーとかち10号」 | 帯広(19:22発)➡札幌(22:15着) | 2時間53分 |
<<改正後>>
列車名 | 運行時刻 | 所要時間 |
特急「とかち2号」 | 帯広(6:45発)➡札幌(9:34着) | 2時間49分(+1分) |
特急「とかち4号」 | 帯広(8:42発)➡札幌(11:36着) | 2時間54分(+2分) |
特急「とかち6号」 | 帯広(11:08発)➡札幌(14:04着) | 2時間56分(+10分) |
特急「とかち8号」 | 帯広(13:35発)➡札幌(16:24着) | 2時間49分(+1分) |
特急「とかち10号」 | 帯広(19:24発)➡札幌(22:15着) | 2時間51分(-2分) |
上記のとおりとなります。
今回のダイヤ改正では、兄貴分の「おおぞら」にキハ261系が投入されることが注目されていますが、「とかち」も所要時分の短縮がみられます。特に、帯広方面へ向かう列車については、単線区間における待避が少なくなり、中には、130km/h運転時代と変わらない所要時間の列車もあります。
最速達列車は、特急「とかち9号」の2時間38分です。現行ダイヤよりも1分延びました。その代わり、特急「とかち3号」が2時間30分台での運転となります。
また、管理者も以前から改善を実施してほしかった特急「とかち5号」のダイヤが繰り上げられます。これにより、所要時分の短縮とともに帯広駅の到着時刻が現行よりも20分以上繰り上げられます。
現行ダイヤでは、折り返し時間が22分しかなく、大幅な遅延が発生する際は特急「スーパーとかち10号」にも影響していました。折り返し時間が多く確保されることで、さらなる安定した輸送が実施されることでしょう。
一方、「おおぞら」にしても「とかち」にしても、札幌方面に向かう列車については、所要時分の延びが気になります。特に、特急「とかち6号」はダイヤ改正後は現行ダイヤよりも10分も延びます。単線区間の行き合いや札幌圏の過密ダイヤが原因ですが、もう少しなんとかしてほしいところです。車両の性能差はキハ183系時代から比べると歴然としていますが、所要時間はキハ183系時代とほぼ変わりません。
不便になった点もいくつかありますが、帯広方面の列車を中心に設定時刻の繰り上げや所要時分の短縮が実施されることが嬉しいポイントです。たかが10分弱ですが、それでも大きいと思います。
単純に比べてみてください。特急「スーパーとかち7号」が新札幌駅発車と同時に札幌駅を出発しても、帯広駅に到着する時刻はほとんど変わらなくなります。この差は大きいです。
「とかち」については、久々の速達性が重視されるダイヤ改正になりそうです。

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