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北海道の鉄道の内容を中心に自身の知識も含めながらブログの記事を日々更新しています。札幌市在住のため、主に札幌圏を走行する列車についての話題です。

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【2020年3月14日(土)ダイヤ改正レポートその1】帯広方面の列車を中心に所要時分を短縮する「とかち」

今回は予約投稿記事です。

ダイヤ改正まで1カ月を切っています。ダイヤ改正の内容を順次紹介していきましょう。

まずは、札幌~帯広間の特急列車についてです。

札幌~帯広間は、現行は「スーパーとかち」として5往復運行していますが、ダイヤ改正後は「スーパー」の名称を廃止し、10年半ぶりに「とかち」の名称が復活します。愛称変更に伴う車両の変更はなく、従来どおり、キハ261系1000番台が使用されます。

今回のダイヤ改正では、札幌圏の快速「エアポート」の大増発がメインです。これに伴い、「とかち」も所要時分の変更等が実施されます。

それでは、現行ダイヤと比較していきましょう。



【札幌➡帯広】


<<現行ダイヤ>>

列車名運行時刻所要時間
特急「スーパーとかち1号」札幌(7:54発)➡帯広(10:36着)2時間42分
特急「スーパーとかち3号」札幌(10:24発)➡帯広(13:10着)2時間46分
特急「スーパーとかち5号」札幌(16:08発)➡帯広(19:00着)2時間52分
特急「スーパーとかち7号」札幌(18:32発)➡帯広(21:21着)2時間49分
特急「スーパーとかち9号」札幌(21:04発)➡帯広(23:41着)2時間37分



<<改正後>>

列車名運行時刻所要時間
特急「とかち1号」札幌(7:58発)➡帯広(10:41着)2時間43分(+1分)
特急「とかち3号」札幌(10:33発)➡帯広(13:12着)2時間39分(-7分)
特急「とかち5号」札幌(15:52発)➡帯広(18:36着)2時間44分(-8分)
特急「とかち7号」札幌(18:40発)➡帯広(21:20着)2時間40分(-9分)
特急「とかち9号」札幌(21:10発)➡帯広(23:48着)2時間38分(+1分)




【帯広➡札幌】

<<現行ダイヤ>>

列車名運行時刻所要時間
特急「スーパーとかち2号」帯広(6:45発)➡札幌(9:33着)2時間48分
特急「スーパーとかち4号」帯広(8:48発)➡札幌(11:40着)2時間52分
特急「スーパーとかち6号」帯広(11:10発)➡札幌(13:56着)2時間46分
特急「スーパーとかち8号」帯広(13:30発)➡札幌(16:18着)2時間48分
特急「スーパーとかち10号」帯広(19:22発)➡札幌(22:15着)2時間53分



<<改正後>>

列車名運行時刻所要時間
特急「とかち2号」帯広(6:45発)➡札幌(9:34着)2時間49分(+1分)
特急「とかち4号」帯広(8:42発)➡札幌(11:36着)2時間54分(+2分)
特急「とかち6号」帯広(11:08発)➡札幌(14:04着)2時間56分(+10分)
特急「とかち8号」帯広(13:35発)➡札幌(16:24着)2時間49分(+1分)
特急「とかち10号」帯広(19:24発)➡札幌(22:15着)2時間51分(-2分)



上記のとおりとなります。

今回のダイヤ改正では、兄貴分の「おおぞら」にキハ261系が投入されることが注目されていますが、「とかち」も所要時分の短縮がみられます。特に、帯広方面へ向かう列車については、単線区間における待避が少なくなり、中には、130km/h運転時代と変わらない所要時間の列車もあります。

最速達列車は、特急「とかち9号」の2時間38分です。現行ダイヤよりも1分延びました。その代わり、特急「とかち3号」が2時間30分台での運転となります。

また、管理者も以前から改善を実施してほしかった特急「とかち5号」のダイヤが繰り上げられます。これにより、所要時分の短縮とともに帯広駅の到着時刻が現行よりも20分以上繰り上げられます。

現行ダイヤでは、折り返し時間が22分しかなく、大幅な遅延が発生する際は特急「スーパーとかち10号」にも影響していました。折り返し時間が多く確保されることで、さらなる安定した輸送が実施されることでしょう。

一方、「おおぞら」にしても「とかち」にしても、札幌方面に向かう列車については、所要時分の延びが気になります。特に、特急「とかち6号」はダイヤ改正後は現行ダイヤよりも10分も延びます。単線区間の行き合いや札幌圏の過密ダイヤが原因ですが、もう少しなんとかしてほしいところです。車両の性能差はキハ183系時代から比べると歴然としていますが、所要時間はキハ183系時代とほぼ変わりません。

不便になった点もいくつかありますが、帯広方面の列車を中心に設定時刻の繰り上げや所要時分の短縮が実施されることが嬉しいポイントです。たかが10分弱ですが、それでも大きいと思います。

単純に比べてみてください。特急「スーパーとかち7号」が新札幌駅発車と同時に札幌駅を出発しても、帯広駅に到着する時刻はほとんど変わらなくなります。この差は大きいです。

「とかち」については、久々の速達性が重視されるダイヤ改正になりそうです。














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コメント
9050: by 匿名希望 on 2020/02/21 at 13:35:03

気づいたのですが、この記事でちょうど3000ページですね。

9051:えきねっとの割引みんな知ってる? by バターロール on 2020/02/21 at 17:24:49

所要時分については自分で計算していませんでしたが、上りは2時間50分くらい、下りは2時間40分くらいですね。せめて全列車2時間40分前後で収まってくれるといいのですが、単線区間が故難しいのでしょうね。ただ、発車時刻を少し早めたりするだけで所要時分が短縮されるのは、単線ダイヤの面白いところかもしれませんね。

相変わらず帯広・釧路方面は乗客減に苦しんでいますね。JRもえきねっとで大胆な割引での提供をしていますがその効果はいかほどに。価格も高速バスとそこまで変わらない値段での提供なんですがね…

あくまで個人的な感想というか、なんとなくな感じですが、一般の人はJRの割引切符にそこまで詳しくないと感じます。なんとなく「JRは高い」みたいな先入観があると思います。実際、えきねっとで高速バスとそんなに変わらない値段で言ってきたことを話すと驚かれたことがあります。我々、鉄道ファンはこまめにJRのプレスリリースなんかを見て、そういう情報は常にアップデートしていますが一般の人はそんなの気にもしないでしょう。ちなみにですが、決して一般の人を情弱だと罵るつもりはありません。そこは誤解を招かぬようことわっておきます。

以前はテレビCMとかで宣伝してましたね(侍ジャパンの稲葉監督が「レール&ホテルパック」と言いながら素振りしてたCMが印象的でした)。一般の人にもこういった割引切符の存在をアピールする方法は何かないものか?超有名YouTuberに企業案件としてアピールしてもらうか?

てか、こういうのを北海道の新聞・テレビは取り上げるべきでは?ネガキャンばかりしてないで

9053: by 管理人 on 2020/02/22 at 01:21:13

>>「匿名希望」さん、コメントありがとうございます。

本当ですね。管理者はあまりそういうことを意識していません。今後もよろしくお願いします。

9054: by 管理人 on 2020/02/22 at 01:32:18

>>「バターロール」さん、コメントありがとうございます。

単線区間を走行する列車はダイヤを小変更するだけで、所要時分も簡単に前後することができ、それはそれで面白いですよ。

えきねっとは確かに格安ですが、管理者は利用したことがないです。でも、座席の場所まで指定できるようで、今度チャレンジしてみようと思います。これまで、座席の場所まで指定できなかったと聞き、安くても敬遠していました。窓側を指定したい管理者にとって安くてもそれはお金を払う意味がないと思っていたからです。

公共交通における格安移動手段は、宣伝されますが、認知度は全体的に低いです。逆に鉄道ファンが他の交通機関を利用する際も、同様にその格安手段を知らない場合に遭遇すると思います。

昔はJRもテレビ等を使って宣伝していました。冬こそJRのキャッチフレーズでチラシまで入れてましたよ。現在はその広告費用を削り、マスコミと不採算路線の存廃問題で溝が生じている雰囲気ですから、宣伝しようにもできない状況かもしれません。

現在はSNSが情報発信源として活用される時代なので、上手く活用すれば、マスコミを通すことなく、情報を発信することは可能だと思いますよ。

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