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【代走レポート】2月25日の特急「ライラック18号」を789系1000番台で代走

2月25日の特急「ライラック18号」が789系1000番台HL-1002編成で代走しました。



天気が良かったので、函館本線の厚別~森林公園間の百年記念塔がひょっこり顔を出すスポットへ。

今日は風もなく、天気も快晴で撮影日和でした。その代わり、このポイントまでにたどり着くまでの道は気温上昇で融けてぐちゃぐちゃでした。昨夜は雪が一気に降ったり、翌日は快晴で気温が上昇したり、今年の道央圏はわけのわからない天候に振り回されています。安定した天気が長続きしていませんね。

今回の代走は当日の特急「ライラック4号」から始まったと思います。そして、特急「ライラック5号」、特急「ライラック18号」と代走し、札幌運転所(札サウ)へ戻っていきました。その後、通常であれば所定の運用となる特急「ライラック25号」からについては、グリーン車が連結されているようなので、所定の編成に戻ったと思います。

特急「ライラック4号」へ車両を充当したことにより、特急「カムイ12号」が運休となりました。早朝に旭川運転所(旭アサ)に滞泊する編成で不具合が発生した場合、代走編成を捻出するために生贄になりやすい列車です。

理由は、早朝は特急「カムイ12号」の運用しかなく、編成の入れ替えがなければ、特急「カムイ19号」まで運用はありません。車両変更による影響を最小限に抑えられるため、特急「カムイ12号」が代わりに運休することが多いのです。

ちなみに、代走に充当したHL-1002編成は、その後所定の運用に戻り、特急「カムイ19号」から再び営業運転に入ったそうです。

Twitterを遡ると、車両不具合が発生した編成というのが、HE-104編成+HE-204編成(KAMIKAWAラッピング)だと思います。789系0番台で唯一、グリーン席の形状変更や普通席のモケットの張り替え、前照灯の一部も新たにLED化された車両です。

同編成は昨秋に苗穂工場出場後にしばらく運用に入っていましたが、その後長らく札幌運転所(札サウ)構内の稲穂駅側に留置されていました。先日ようやく復帰して連日運用に入っていましたが、おそらく不具合を起こしてしまった編成のようです。

今回はたまたま特急「ライラック4号」からの運用ということで救われました。というのも、日中は札幌運転所で待機する運用であり、夕方になる前に再度運用に入るので、編成の入れ替えや運用数が少ないことで代走の影響を極力抑えることができるからです。

これが特急「ライラック2号」で使用する車両になってしまえば、途中で編成を入れ替えない限り、深夜の特急「ライラック48号」まで代走による影響が出てしまいます。深夜遅くまで運行するとはいえ、同運用が4運用中1番旭川駅で特急列車と乗継・接続する回数が少ないので、乗継やグリーン車の払い戻し措置等を除けば、実質「カムイ」でも成り立ってしまう運用です。札幌運転所へ車両を戻すために運用を組んでいるようなものです。

先日は一時的に4運用中3運用で代走が見られました。今回はそこまで窮地に立たされたわけではありませんでしたが、やはり雪が大量に降った翌日以降は代走になる可能性が高くなってしまうようです。

来年度以降も引き続き、「ライラック」用の0番台は重要機器取替工事を実施する予定となっています。過去に使用していた781系や785系を含めて、車齢を考えると、2030年前後までは使用することになりそうです。それまでは冬季における車両故障による代走が続くのではないでしょうか?

冬季の車両故障の頻度を考慮すると、「ライラック」に負担はかけられません。雪に強い「カムイ」または789系1000番台を重点的に札幌~旭川間に運用すべきだと思います。「ライラック」を重点に置く理由は、旭川駅における特急列車との乗継・接続です。この負担を減らす必要があると思います。

後日お伝えしていきますが、もはやuシートは快速「エアポート」以外は不要になりつつあります。例えば、uシートの車両をグリーン席に変更して、編成の向きを変えてやれば、789系1000番台でも「オホーツク」・「大雪」に接続できるような編成が成り立ってしまいます。指定席、グリーン席、自由席の位置も同じにすることができ、旭川駅での接続の際の利便性は現在よりもよくなるかもしれません。

uシートとして使っていた座席は1号車(現5号車)指定席にそのまま活用すればいいだけなので、あとは運用の事情もありますが、単純に0番台の運用を4本減らすことができます。あとは混同しないように、1000番台で運行する列車であっても「ライラック」としておけば、旭川駅で特急に接続する運行体系はそのまま維持することが可能です。

その方が「すずらん」も室蘭方に指定席がまとめられ、利用者側としても指定席と自由席の位置がわかりやすくなるので、決して悪くない判断だと思いますよ。789系0番台と運用を入れ替える方法もアリですね。

元々は新千歳空港へのアクセスも兼務していたため、721系や733系に合わせる設備としていましたが、完全に空港連絡から任務を解かれた現在、必ずしも4号車にuシートを設ける必要はありません。上記のとおり、管理者の一提案で運用体系を再編した方が将来的に再編する際も融通が利きやすいと思います。現に、「ライラック」の代走時はその空港連絡時代と同じ編成がむしろ欠点にもなっていますね。

手間のかかることですが、少なくとも編成の向きを変えた方が昨今の運行体系に合うはずです。「すずらん」も指定席増車という転換期を迎え、「ライラック」も代走で自由席と指定席の逆転現象が生じています。列車だけでなく、使用する車両である785系と789系1000番台も大きな転換期を迎えているような気がします。

3月ダイヤ改正では現状の編成のまま迎えますが、来年度以降、上記のような改善策を期待したいです。










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コメント
9065: by ライラック→すずらん on 2020/02/26 at 01:13:25

すずらんに対して道央で故障の多発している0番台で統一しようとした場合、今のすずらんに使っている1000番代がその代わりにカムイに来る分でどの程度道央地区から0番台を減らせるんでしょうか?

9070: by トリプルセブン on 2020/02/26 at 22:12:05

 現在、789系は0番台が6両編成、1000番台が5両編成で運転されています。しかし、MT比が異なります。0番台は3M3T、1000番台は2M3Tなのです。そして、0番台の中間のT車は、「スーパー白鳥」時代に5両編成から6両編成になったときに増結されました。
 なにが言いたいかというと、0番台は5両編成にすることが可能なのです。中間のT車を抜けばよいだけなのです。もちろん若干の改造は必要でしょうが、それでも比較的容易にできます。
 5両編成にすることで、0番台と1000番台をより効率的に運用することができます。加えて管理者さんが記していた改造を実施すれば、両者はほぼ同じものとして扱えることでしょう。
 札幌ー旭川間は主要区間の一つなだけに、まだまだ改善できる点があります。一つずつでも改善していってもらいたいですね。

9072: by 管理人 on 2020/02/27 at 01:06:17

>>「ライラック→すずらん」さん、コメントありがとうございます。

室蘭方面も旭川方面もどちらも道央圏ですが、仮に当記事の内容で運行体系の再編を行った場合、旭川方面に0番台は2本で済むはずです。「サロベツ」だけ接続させればよいわけですからね。

0番台は現在1日に4本使用していますから、2本を「すずらん」で使用すればいいでしょう。雪が少ない地域を走行するので、故障のリスクは減らせそうです。

そして、785系と789系1000番台を旭川方面専属とすれば、問題ないと思います。欠点としては運用が複雑化しますが、0番台の故障頻度を考慮すると、旭川方面に故障に強い1000番台等を持ってきた方が安定した輸送に繋がると思いますよ。

9076: by 管理人 on 2020/02/27 at 01:25:41

>>「トリプルセブン」さん、コメントありがとうございます。

問題なのは旭川方先頭車ですよね。中間に1両まるまるグリーン車があれば、「スーパーカムイ」時代のように両者で共通使用が可能だったと思いますが、先頭車が合造車となると、転用の難しさが露呈します。

中間車の場合は、不要になれば簡単に廃車にすることも可能だと思いますが、制御車になればそうはいきません。キハ261系もそうです。先頭車両に少なくともグリーン車を持ってくることは、後々の転用を難しくします。2年前、3年前ぐらいの記事に記載したことがありますが、先頭車の合造化やグリーン車の配置は、管理者は基本的に反対なんですよね。

現状の輸送では、利便性はある程度確保されているものの、0番台で冬季に車両不具合が発生した場合の対応時はまだまだ至らない点があります。時間がかかってもよいので、少しづつ改善してくれればと思います。

9080: by ゆきむし on 2020/02/28 at 21:49:19 (コメント編集)

1000番代に新造中間車(指定席、または指定グリーン合造)を増結して6両編成に再編、ついでに2編成くらい新製して、0番代にはすずらんか空港用特別快速に特化してもいいのではないでしょうか。

9088: by 管理人 on 2020/03/01 at 11:38:47

>>「ゆきむし」さん、コメントありがとうございます。

いつになるかわかりませんが、空港アクセスという点で、報道にある新千歳空港駅が中間駅として機能するようになれば、管理者は「すずらん」は不要だと思っています。

快速「エアポート」を苫小牧まで毎時2本前後設ければ、普通列車も不要になるし、特急も「北斗」が白老駅に停車拡大するようになるので、登別駅で特急と普通が接続できる体制になれば、「すずらん」は不要になります。

また、快速「エアポート」には高速バスに対抗させることができますね。これで車両を捻出できれば、車両不足解消になり、旭川方面へ旭川駅で特急の接続のない列車を「カムイ」にすることができると思います。多少運用の複雑化が予想されますが、0番台が冬季に弱いことで安定した輸送を実施できない状況下では致し方ないことです。これに伴い、「ライラック」も故障が発生した場合、運用削減によって発生した車両を活用することで代走等を実施しなくてもいいようになると思います。

車両の増備もいいえですが、北海道では後に増備しても10年から15年程度で廃車にする車両も多いのは事実です。そうした無駄を発生させないためにも、運用改変による中途半端な増備は極力避けるべきだと思いますよ。昔の体質のJR北海道であれば、「カムイ」の増車は平気でやっていた気がします。

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