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北海道の鉄道の内容を中心に自身の知識も含めながらブログの記事を日々更新しています。札幌市在住のため、主に札幌圏を走行する列車についての話題です。

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タラコ色の「キハ40‐777」

釧路運輸車両所(釧クシ)に所属する「キハ40‐777」。



すっかり"タラコのヨンマル"でお馴染みですよね。ほかにも、同所所属の1749と1758が首都圏色(朱色5号)に復元されています。



昨秋に「くしろ湿原ノロッコ号」を確認した際、釧路出発前に少し撮影しましたが、ゆっくり撮影することはできませんでした。SL冬の湿原号を見物する目的で2月に釧路に行った際は、偶然にも遭遇することができて嬉しかったですよ。







旭川と同様、釧路も駅と車庫(運輸車両所や運転所)を回送列車として行き来する運用が多く設定されているようです。おそらく、乗務員の輸送なども兼ねていると思われ、札幌圏では定期旅客列車が多く設定している関係で、そうした回送列車は多く見られませんが、地方都市になれば、定期旅客列車の本数は少ないので、そうした回送列車を使って乗務員を輸送するほかないと思います。

この日確認した「キハ40‐777」は、8時台に池田からやってきて、一旦釧路運輸車両所構内へ回送し、2時間も経たないうちに、10時台に帯広へ引き返していきました。

JR北海道では、かつて7の数字にこだわっていた時期があります。7という数字は世間ではラッキーセブンと呼ばれるほど、雰囲気が悪い数字ではありません。首都圏色に復元した「キハ40‐777」も当時は特別な扱いだったことは言うまでもありません。

そのほかにも、新車の営業運転開始日を7のつく日にしていたこともありました。例えば、2009年に「スーパーとかち」に増備した車両については、増発は10月1日からでしたが、増備車の使用を開始したのは10月7日でした。また、2013年にもキハ261系を増備した際、潤滑油漏れでその前から札幌方ユニットは一時使用されていたものの、11月7日から増備車は営業運転を開始しましたね。「キハ40‐777」が首都圏色に選ばれた背景にも、同じような理由があったと思います。

しかし、1749と1758と決定的に異なる点は、延命化を実施していないことです。北海道では、長期使用を想定して延命化されたグループを1700番台としています。

3月ダイヤ改正でH100形が投入されると、既存の気動車の転配も合わせて実施されるでしょう。その転配先によって老朽・劣化の激しい気動車が置き換えられることになります。老朽・劣化の激しい気動車といえば、キハ40形気動車であり、まずは1700番台を除く車両で置き換えが進められていくと予想しています。

700番台も一部で廃車が始まっており、首都圏色になった777も決して将来的に安泰ではありません。道東に行った際は極力押さえておきたい車両です。











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コメント
9121: by シニアパートナー on 2020/03/10 at 16:31:11 (コメント編集)

首都圏色が出始めた頃、個人的には「許せない色だ」と思っていましたよ。それまでは朱色とクリーム色のツートンでしたから。でもキハ40には似合っていると思います。特に北海道では、夏の緑色の風景、冬の白色の風景の中で、鮮やかな色で遠くからの視認性もあります。

777にそのような逸話があるとは知りませんでした。777は元々国鉄オリジナルの100番台に一番近い仕様ですからね。そして700番台は引退の最前線にあり、この塗色がいつまで見られるのか予断を許しません。記録に留めて頂き嬉しく思います。

9127: by 管理人 on 2020/03/12 at 11:14:57

>>「シニアパートナー」さん、コメントありがとうございます。

各々で印象は変わってくると思いますが、単一色はあまり当初は印象は良くありませんね。西日本は経費削減で普通列車を中心に単一色化を進めましたが、登場当初は評判は良くなかったですね。

車両だけ見るではなく、周りの風景と調和した様子を見れば、印象は変わるはずです。特に、首都圏色のような橙系は秋の紅葉の風景と調和するのが良いかと思います。北海道では四季がはっきりしているので、それぞれの季節に応じてさまざまな見方ができますよ。

管理者も細かいところまで知りませんが、かつてJR北海道では「7」に大変こだわっていた時期があります。777もそうした経緯で選ばれたのではないかと思います。

ただし、延命化を実施していない車両なので、ほかの首都圏色に一新された1700番台よりも寿命は短いはずです。道東方面を訪問する際は、極力押さえておきたい車両ですね。

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