【2020年3月14日(土)ダイヤ改正レポートその6】古瀬駅、南弟子屈駅の2駅を廃止へ
その他あれこれ - 2020年03月09日 (月)
ダイヤ改正を機に利用の少ない駅を廃止していますが、今回も根室本線・古瀬駅(K46)と釧網本線・南弟子屈駅(B63)の2駅が廃止になります。


おそらく、鉄道ファン等の利用者を除けば、普段の利用はゼロで、いたとしても1人というそのような駅だったと思います。
後日、駅周辺の様子を含めて紹介したいと思いますが、周辺に民家が少なく、古瀬駅については、一部の普通列車も通過していました。実際に両駅とも訪問してきましたが、何故駅が今の今まで残っていたのか不思議なくらいでした。
北海道にはそうした駅がたくさんあります。そして先日、宗谷本線や石北本線でも近々廃止されるような駅が何駅か報道されましたね。いずれも利用者が少なく、駅としてもはや機能しているとは言い難い駅ばかりでしょう。
北海道ではそうした駅がまだまだ山のようにあります。それが今の今まで残っていたのが不思議なくらいです。かつてJR北海道は特急列車の高速化を進めていきましたが、こうしたローカル輸送が後回しにされ、それが経営をひっ迫し、その責任を現在になって押し付けられています。
南弟子屈駅については、駅前に数件民家があります。決して周辺人口はゼロではありません。しかし、民家があるだけで食料品や日用品を購入するためのスーパー等は存在せず、付近の摩周や標茶まで往復しなければならないでしょう。
往復するだけなら、JRでも十分できます。しかし、距離もそこそこあり、頻繁に行き来するにはいきません。一度に数日分、1週間分を購入するでしょう。そうなれば、購入する量も都市部に住んでいる人間と比較すると圧倒的に多くなるでしょう。
そしてその重い荷物をJRの駅まで運び、そこから列車に乗って南弟子屈駅周辺まで戻ってきたいと思いますか?
重い荷物を持つという負担を減らせる自家用車の方が利用しやすいに決まっています。
また、自家用車だと、都合の良い時間に買い物に行くことができます。対して、JRは本数が少ないので出発する時間や帰宅できる時間に制約が生まれてしまいます。復路の列車が何時間もない場合、不便を強いられることになりますが、そうであれば、圧倒的に時間の制約が少ないマイカー利用を選ぶわけです。
一方、古瀬駅はそれ以前の問題で、周辺に民家がありません。
実際に農家(酪農)は点在していますが、古瀬駅に行くには、大きく迂回しなければならず、周辺に農家が点在しているだけで周辺には数キロ離れたラーメン屋を除いて何もないので、利用する必要すらほぼない駅です。待合室もないため、長時間の滞在は避けたいところです。
また駅周辺は、夏季や秋季を中心にヒグマが多数出没します。北海道におけるヒグマの出没状況を稀に確認しますが、古瀬駅周辺は毎年目撃情報が上がります。中には、JRの運転士も運行中に目撃した例もありました。常に危険と隣り合わせの駅で、たとえ降りて右または左の道路に出てもいずれにしても数キロ歩かなければならず、もはや駅として存続するには難しい条件でした。周辺を確認すると、やはりヒグマが好みそうな草木が生い茂っている山の中に駅がポツリとある感じです。
3月13日に古瀬駅でさよならイベント&セレモニーが開催される予定でしたが、新型コロナウィルスの感染拡大防止のため中止になったようです。
オススメの訪問の仕方は、2526Dで15時頃に両方面から同駅に到着し、1時間13分後に後続の2528Dに乗って帯広・池田方面に抜けた方が良いと思います。このスケジュールで訪問する方が多く、待ち時間はシニアのベテラン鉄道ファンの方々と話をしながら時間を潰せるので、待合室がなくても天気が良ければあっという間に時間が過ぎます。悪天候時は本当に訪問を避けた方が良いですよ。
南弟子屈駅は待合室がありますが、なにせ本数が少ないので、17時台の列車で往復するのがオススメです。日没が迫っていますが、なんとか列車を撮影することは可能です。
ということで、どちらの駅も廃止まで1週間を切っています。最後ということで訪問者も多いでしょう。しかしこれらの駅は、安全面に関しては必ずしも十分とは言えません。列車の通過時はホームが狭く、危険と隣り合わせになることもあります。訪問の際は十分気をつけてください。
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おそらく、鉄道ファン等の利用者を除けば、普段の利用はゼロで、いたとしても1人というそのような駅だったと思います。
後日、駅周辺の様子を含めて紹介したいと思いますが、周辺に民家が少なく、古瀬駅については、一部の普通列車も通過していました。実際に両駅とも訪問してきましたが、何故駅が今の今まで残っていたのか不思議なくらいでした。
北海道にはそうした駅がたくさんあります。そして先日、宗谷本線や石北本線でも近々廃止されるような駅が何駅か報道されましたね。いずれも利用者が少なく、駅としてもはや機能しているとは言い難い駅ばかりでしょう。
北海道ではそうした駅がまだまだ山のようにあります。それが今の今まで残っていたのが不思議なくらいです。かつてJR北海道は特急列車の高速化を進めていきましたが、こうしたローカル輸送が後回しにされ、それが経営をひっ迫し、その責任を現在になって押し付けられています。
南弟子屈駅については、駅前に数件民家があります。決して周辺人口はゼロではありません。しかし、民家があるだけで食料品や日用品を購入するためのスーパー等は存在せず、付近の摩周や標茶まで往復しなければならないでしょう。
往復するだけなら、JRでも十分できます。しかし、距離もそこそこあり、頻繁に行き来するにはいきません。一度に数日分、1週間分を購入するでしょう。そうなれば、購入する量も都市部に住んでいる人間と比較すると圧倒的に多くなるでしょう。
そしてその重い荷物をJRの駅まで運び、そこから列車に乗って南弟子屈駅周辺まで戻ってきたいと思いますか?
重い荷物を持つという負担を減らせる自家用車の方が利用しやすいに決まっています。
また、自家用車だと、都合の良い時間に買い物に行くことができます。対して、JRは本数が少ないので出発する時間や帰宅できる時間に制約が生まれてしまいます。復路の列車が何時間もない場合、不便を強いられることになりますが、そうであれば、圧倒的に時間の制約が少ないマイカー利用を選ぶわけです。
一方、古瀬駅はそれ以前の問題で、周辺に民家がありません。
実際に農家(酪農)は点在していますが、古瀬駅に行くには、大きく迂回しなければならず、周辺に農家が点在しているだけで周辺には数キロ離れたラーメン屋を除いて何もないので、利用する必要すらほぼない駅です。待合室もないため、長時間の滞在は避けたいところです。
また駅周辺は、夏季や秋季を中心にヒグマが多数出没します。北海道におけるヒグマの出没状況を稀に確認しますが、古瀬駅周辺は毎年目撃情報が上がります。中には、JRの運転士も運行中に目撃した例もありました。常に危険と隣り合わせの駅で、たとえ降りて右または左の道路に出てもいずれにしても数キロ歩かなければならず、もはや駅として存続するには難しい条件でした。周辺を確認すると、やはりヒグマが好みそうな草木が生い茂っている山の中に駅がポツリとある感じです。
3月13日に古瀬駅でさよならイベント&セレモニーが開催される予定でしたが、新型コロナウィルスの感染拡大防止のため中止になったようです。
オススメの訪問の仕方は、2526Dで15時頃に両方面から同駅に到着し、1時間13分後に後続の2528Dに乗って帯広・池田方面に抜けた方が良いと思います。このスケジュールで訪問する方が多く、待ち時間はシニアのベテラン鉄道ファンの方々と話をしながら時間を潰せるので、待合室がなくても天気が良ければあっという間に時間が過ぎます。悪天候時は本当に訪問を避けた方が良いですよ。
南弟子屈駅は待合室がありますが、なにせ本数が少ないので、17時台の列車で往復するのがオススメです。日没が迫っていますが、なんとか列車を撮影することは可能です。
ということで、どちらの駅も廃止まで1週間を切っています。最後ということで訪問者も多いでしょう。しかしこれらの駅は、安全面に関しては必ずしも十分とは言えません。列車の通過時はホームが狭く、危険と隣り合わせになることもあります。訪問の際は十分気をつけてください。
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