定期列車として復活を果たした「北斗」・「おおぞら」・「とかち」
特急列車 - 2020年03月15日 (日)
今回は写真メインです。
いよいよダイヤ改正初日を迎えました。北海道では久々に大規模なダイヤ改正となり、注目すべき列車が盛りだくさんです。
中でも、道内の特急列車の名称から「スーパー」が消えたことはとても大きなニュースだったと思います。車両や所要時間はほぼ据え置きとはいえ、実際に「北斗」や「おおぞら」、「とかち」がスーパーではなくなることに少し寂しさを感じます。
ということで、これら「スーパー」の名称がはずされた初日の様子を紹介していきたいと思います。
・北斗(キハ261系)



とりあえず、ヘッドマークが幕車とLED車は両方撮影できました。しかし、本日の千歳方面は天候が急変し、思うように撮影ができませんでした。新型コロナウィルスに伴う減車措置も始まるので、来週は少し撮影する機会を増やしたいと思います。
臨時列車として「北斗」が繁忙期を中心に設定され、キハ261系も充当する機会が増えてきましたが、4両編成や5両編成が多いので、7両編成となると見慣れない光景です。しかし、2年前のダイヤ改正直前はキハ183系の検査や故障が発生した際は、キハ261系で「北斗」として代走を実施したことが何回かありました。これまでにない、代走車両の方が車両が新しく、高性能という逆転現象が生じていましたね。
冒頭でダイヤはほぼ据え置きと記載しましたが、函館方面については、所要時間が3時間50分台の列車が増え、このあたりは「スーパー北斗」ではくなった分、遅くなった印象が否めません。ほんの数分の差ですが、札幌と函館がさらに遠のくようなダイヤになってしまいましたね。
・北斗(キハ281系)

1994年のデビュー以来、代走等を除けば「スーパー北斗」として使用していたキハ281系も、ついに名称から「スーパー」が外され、「北斗」として運行するようになりました。ヘッドマークはそのまま装着されていたので、管理者も過去に何度か確認したことがあります。
さすがに掲出機会が少ないせいか、日頃使用していた「スーパー北斗」のヘッドマークよりも綺麗で、色落ち等も少なそうです。運行初日の特急「北斗5号」は、札幌方先頭車が試作車でした。キハ283系では先に廃車・解体された試作車も、キハ281系では特殊な運用が組まれることはなく、現役バリバリの車両です。
・おおぞら(キハ261系)

そして、釧路方面に新たに定期旅客列車として乗り入れるようになったキハ261系1000番台。ダイヤ改正以降は、釧路方面は、特急「おおぞら3号」、特急「おおぞら5号」、特急「おおぞら11号」、札幌方面は、特急「おおぞら2号」、特急「おおぞら8号」、特急「おおぞら10号」の3往復で使用されます。
ヘッドマークもカッコよく、キハ283系とはまた違ったデザインで面白いです。キハ261系充当列車の中で、最速の列車は特急「おおぞら5号」です。所要時間は4時間01分ということで6往復の中で最速達列車ではありませんが、石勝線と根室本線の単線区間で全ての列車と比較した場合、同列車が一番速いです。札幌圏の過密ダイヤで所要時分が延びているようです。
・おおぞら(キハ283系)


昨日まで「スーパーおおぞら」として運行されていましたが、本日から名称から「スーパー」が外れ、「おおぞら」として運行を開始しました。キハ283系登場以来、初めてのことではないかと思います。
所定編成は変わらず、最速列車は特急「おおぞら12号」の3時間59分です。引き続き3時間台を維持します。
ヘッドマークは従来のデザインから「スーパー」または「SUPER」が消え、さらにシンプルになりました。フォントサイズやイラストが大きくなったと思えるのは気のせいでしょうか?
キハ283系充当列車は、ダイヤ改正以降は6往復から3往復に減らされ、釧路方面は、特急「おおぞら1号」、特急「おおぞら7号」、特急「おおぞら9号」、札幌方面は、特急「おおぞら4号」、特急「おおぞら6号」、特急「おおぞら12号」の3往復で使用されます。
・とかち

キハ261系が「とかち」として走ったことは、おそらく2009年9月30日の特急「とかち9号」のみだと思います。ダイヤ改正前日で、札幌~帯広間の特急列車のオールスーパー化が実施されました。翌日から新たに特急「スーパーとかち2号」として運行するため、前日の特急「とかち9号」を使って車両が送り込まれました。
それ以降、オールスーパー化されたことで単に「スーパー」のつかない「とかち」を名乗る必要がありませんでした。この度、10年半ぶりにオリジナルの愛称が復活することになります。
ダイヤ改正初日は4両編成も確認されました。冬季はトマム方面への訪日外国人利用増加を見込み、連日6両編成で運行されていましたが、ダイヤ改正直前は5両編成、そして一部の運用では4両編成もちらほら確認されるようになってきました。これが所定の編成であり、ダイヤ改正以降も所定は4両編成です。
ヘッドマークは「スーパーとかち」の「スーパー」と「とかち」のイニシャルを組み合わせ、STのヘッドマークが採用されていましたが、「スーパー」ではなくなったため、単なるTの一文字に。幕式は見慣れており、それなりにカッコよかったですが、LEDタイプはどうも見慣れません。まるでつるはしのようなデザインです。
時間の関係で一部列車を除いて早朝から昼過ぎまでの撮影でした。まだまだヘッドマークが幕式のものだったり、色々と記録していないこともあるので、来週以降順次記録していき、再度1つずつ列車を取り上げていきたいと思います。
とりあえず、ダイヤ改正初日の取り急ぎご報告で終わらせていただきます。
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いよいよダイヤ改正初日を迎えました。北海道では久々に大規模なダイヤ改正となり、注目すべき列車が盛りだくさんです。
中でも、道内の特急列車の名称から「スーパー」が消えたことはとても大きなニュースだったと思います。車両や所要時間はほぼ据え置きとはいえ、実際に「北斗」や「おおぞら」、「とかち」がスーパーではなくなることに少し寂しさを感じます。
ということで、これら「スーパー」の名称がはずされた初日の様子を紹介していきたいと思います。
・北斗(キハ261系)



とりあえず、ヘッドマークが幕車とLED車は両方撮影できました。しかし、本日の千歳方面は天候が急変し、思うように撮影ができませんでした。新型コロナウィルスに伴う減車措置も始まるので、来週は少し撮影する機会を増やしたいと思います。
臨時列車として「北斗」が繁忙期を中心に設定され、キハ261系も充当する機会が増えてきましたが、4両編成や5両編成が多いので、7両編成となると見慣れない光景です。しかし、2年前のダイヤ改正直前はキハ183系の検査や故障が発生した際は、キハ261系で「北斗」として代走を実施したことが何回かありました。これまでにない、代走車両の方が車両が新しく、高性能という逆転現象が生じていましたね。
冒頭でダイヤはほぼ据え置きと記載しましたが、函館方面については、所要時間が3時間50分台の列車が増え、このあたりは「スーパー北斗」ではくなった分、遅くなった印象が否めません。ほんの数分の差ですが、札幌と函館がさらに遠のくようなダイヤになってしまいましたね。
・北斗(キハ281系)

1994年のデビュー以来、代走等を除けば「スーパー北斗」として使用していたキハ281系も、ついに名称から「スーパー」が外され、「北斗」として運行するようになりました。ヘッドマークはそのまま装着されていたので、管理者も過去に何度か確認したことがあります。
さすがに掲出機会が少ないせいか、日頃使用していた「スーパー北斗」のヘッドマークよりも綺麗で、色落ち等も少なそうです。運行初日の特急「北斗5号」は、札幌方先頭車が試作車でした。キハ283系では先に廃車・解体された試作車も、キハ281系では特殊な運用が組まれることはなく、現役バリバリの車両です。
・おおぞら(キハ261系)

そして、釧路方面に新たに定期旅客列車として乗り入れるようになったキハ261系1000番台。ダイヤ改正以降は、釧路方面は、特急「おおぞら3号」、特急「おおぞら5号」、特急「おおぞら11号」、札幌方面は、特急「おおぞら2号」、特急「おおぞら8号」、特急「おおぞら10号」の3往復で使用されます。
ヘッドマークもカッコよく、キハ283系とはまた違ったデザインで面白いです。キハ261系充当列車の中で、最速の列車は特急「おおぞら5号」です。所要時間は4時間01分ということで6往復の中で最速達列車ではありませんが、石勝線と根室本線の単線区間で全ての列車と比較した場合、同列車が一番速いです。札幌圏の過密ダイヤで所要時分が延びているようです。
・おおぞら(キハ283系)


昨日まで「スーパーおおぞら」として運行されていましたが、本日から名称から「スーパー」が外れ、「おおぞら」として運行を開始しました。キハ283系登場以来、初めてのことではないかと思います。
所定編成は変わらず、最速列車は特急「おおぞら12号」の3時間59分です。引き続き3時間台を維持します。
ヘッドマークは従来のデザインから「スーパー」または「SUPER」が消え、さらにシンプルになりました。フォントサイズやイラストが大きくなったと思えるのは気のせいでしょうか?
キハ283系充当列車は、ダイヤ改正以降は6往復から3往復に減らされ、釧路方面は、特急「おおぞら1号」、特急「おおぞら7号」、特急「おおぞら9号」、札幌方面は、特急「おおぞら4号」、特急「おおぞら6号」、特急「おおぞら12号」の3往復で使用されます。
・とかち

キハ261系が「とかち」として走ったことは、おそらく2009年9月30日の特急「とかち9号」のみだと思います。ダイヤ改正前日で、札幌~帯広間の特急列車のオールスーパー化が実施されました。翌日から新たに特急「スーパーとかち2号」として運行するため、前日の特急「とかち9号」を使って車両が送り込まれました。
それ以降、オールスーパー化されたことで単に「スーパー」のつかない「とかち」を名乗る必要がありませんでした。この度、10年半ぶりにオリジナルの愛称が復活することになります。
ダイヤ改正初日は4両編成も確認されました。冬季はトマム方面への訪日外国人利用増加を見込み、連日6両編成で運行されていましたが、ダイヤ改正直前は5両編成、そして一部の運用では4両編成もちらほら確認されるようになってきました。これが所定の編成であり、ダイヤ改正以降も所定は4両編成です。
ヘッドマークは「スーパーとかち」の「スーパー」と「とかち」のイニシャルを組み合わせ、STのヘッドマークが採用されていましたが、「スーパー」ではなくなったため、単なるTの一文字に。幕式は見慣れており、それなりにカッコよかったですが、LEDタイプはどうも見慣れません。まるでつるはしのようなデザインです。
時間の関係で一部列車を除いて早朝から昼過ぎまでの撮影でした。まだまだヘッドマークが幕式のものだったり、色々と記録していないこともあるので、来週以降順次記録していき、再度1つずつ列車を取り上げていきたいと思います。
とりあえず、ダイヤ改正初日の取り急ぎご報告で終わらせていただきます。
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