789系やキハ261系が採用している客室床の「ダイアゴナルパターン(斜め模様)」
特急列車 - 2020年03月17日 (火)
今回は予約投稿記事です。
JR北海道の特急車両の内装について紹介していきましょう。

キハ261系1000番台の普通車の客室内の様子です。今回紹介したいのは・・・

床敷物です。このダイヤ型のデザインは単なるデザインだけでなく、とある空間的演出とともに採用されているようです。



実はこのデザインを「ダイアゴナルパターン(斜め模様)」と呼ぶようです。採用車種は順にキハ261系0番台、789系0番台、キハ261系1000番台です。ほかにも、旧「サロベツ」用のキハ183系専用車も内装リニューアルを機に採用されました。
キハ261系0番台は、デンマーク国鉄(DSB)とのデザインワークのもとで製作された車両です。今回紹介しているダイアゴナルパターンは、その共同製作のもとで生まれました。このデザインを採用することで、空間を広く見せる効果があるようです。
実際にネット上で出回っているほかの車両と比較しても、あまり効果は感じられませんが、2枚目の写真のような撮影方法だと手前に向かって徐々に広がっているような印象を持ちます。実際にどのような角度から見ることでその効果が得られるかまでは不明ですが、このダイアゴナルパターンでは、そうした効果のもとで採用されたようです。
キハ261系0番台の営業運転開始から20年が経過しましたが、このダイアゴナルパターンは、20年が経過した現在でも、新製中のキハ261系1000番台で引き続き採用されています。789系やキハ261系は内装全体を含め、古さを感じさせないデザインが素晴らしいと思います。
0番台も20年が経過したからといって、特にリニューアルもする必要がありません。現状のままで十分です。このあたりは、やはりヨーロッパ諸国は凄いと感じる次第です。彼らの凄いところはそのデザイン性で、見えない部分にまでデザインにお金をかけます。そしてやはりそのデザインは何十年経過しても全く衰えることはありません。古さを感じさせません。見えない部分にまで手を加えるという点は、やはり我々アジア人とは決定的に違う部分ではないでしょうか?
自動車は特にそうですが、スポーツ走行をしないジャンルの車種に対しても、高速安定性も重要視します。数十年前までの日本車ではあり得ませんでした。しかし、その車づくりが後に日本車との決定的な差を生み出し、デザイン性では同じ土俵に立ったとしても、その走行性能はまだまだ先を行っています。日本車もようやくそうした車づくりが取り入れられてきましたね。
話題は逸れてしまいましたが、現在の北海道で活躍する特急車両のほとんどに採用されている床敷物のデザインは、こうした意味があります。当ブログを閲覧している皆さんは、少なからずJR北海道の鉄道車両に興味を持ち、尚且つこれらの車両に乗車経験のある方も多いでしょう。今後乗車する機会がありましたら、今回の記事内容のダイアゴナルパターンを意識し、実際に空間を広く見せる効果があるのかどうか各々で検証してみてくださいね。
↓ブログランキングにご協力お願いします↓

にほんブログ村

人気ブログランキング
JR北海道の特急車両の内装について紹介していきましょう。

キハ261系1000番台の普通車の客室内の様子です。今回紹介したいのは・・・

床敷物です。このダイヤ型のデザインは単なるデザインだけでなく、とある空間的演出とともに採用されているようです。



実はこのデザインを「ダイアゴナルパターン(斜め模様)」と呼ぶようです。採用車種は順にキハ261系0番台、789系0番台、キハ261系1000番台です。ほかにも、旧「サロベツ」用のキハ183系専用車も内装リニューアルを機に採用されました。
キハ261系0番台は、デンマーク国鉄(DSB)とのデザインワークのもとで製作された車両です。今回紹介しているダイアゴナルパターンは、その共同製作のもとで生まれました。このデザインを採用することで、空間を広く見せる効果があるようです。
実際にネット上で出回っているほかの車両と比較しても、あまり効果は感じられませんが、2枚目の写真のような撮影方法だと手前に向かって徐々に広がっているような印象を持ちます。実際にどのような角度から見ることでその効果が得られるかまでは不明ですが、このダイアゴナルパターンでは、そうした効果のもとで採用されたようです。
キハ261系0番台の営業運転開始から20年が経過しましたが、このダイアゴナルパターンは、20年が経過した現在でも、新製中のキハ261系1000番台で引き続き採用されています。789系やキハ261系は内装全体を含め、古さを感じさせないデザインが素晴らしいと思います。
0番台も20年が経過したからといって、特にリニューアルもする必要がありません。現状のままで十分です。このあたりは、やはりヨーロッパ諸国は凄いと感じる次第です。彼らの凄いところはそのデザイン性で、見えない部分にまでデザインにお金をかけます。そしてやはりそのデザインは何十年経過しても全く衰えることはありません。古さを感じさせません。見えない部分にまで手を加えるという点は、やはり我々アジア人とは決定的に違う部分ではないでしょうか?
自動車は特にそうですが、スポーツ走行をしないジャンルの車種に対しても、高速安定性も重要視します。数十年前までの日本車ではあり得ませんでした。しかし、その車づくりが後に日本車との決定的な差を生み出し、デザイン性では同じ土俵に立ったとしても、その走行性能はまだまだ先を行っています。日本車もようやくそうした車づくりが取り入れられてきましたね。
話題は逸れてしまいましたが、現在の北海道で活躍する特急車両のほとんどに採用されている床敷物のデザインは、こうした意味があります。当ブログを閲覧している皆さんは、少なからずJR北海道の鉄道車両に興味を持ち、尚且つこれらの車両に乗車経験のある方も多いでしょう。今後乗車する機会がありましたら、今回の記事内容のダイアゴナルパターンを意識し、実際に空間を広く見せる効果があるのかどうか各々で検証してみてくださいね。
↓ブログランキングにご協力お願いします↓

にほんブログ村

人気ブログランキング

- 関連記事
-
-
23年の歴史に幕を下ろした「スーパーおおぞら」 2020/03/18
-
789系やキハ261系が採用している客室床の「ダイアゴナルパターン(斜め模様)」 2020/03/17
-
定期列車として復活を果たした「北斗」・「おおぞら」・「とかち」 2020/03/15
-