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【代走レポート】3月24日の一部の「ライラック」を789系1000番台で代走

3月24日の一部の「ライラック」を789系1000番台で代走しました。



代走が実施されたのは、特急「ライラック2号」から始まる運用です。最終的に特急「ライラック48号」として札幌へ戻ってくる運用です。

当該運用は当日に札幌~旭川間を4往復半します。「ライラック」として運行していますが、その間に旭川駅で特急列車を接続を有するのは特急「ライラック15号」のみで、それ以外は別に「カムイ」でも問題ない運用です。旭川駅での接続が少ない運用からか、当該運用が代走になることが多いです。

それ以外の3運用については、1日に2回以上旭川駅で特急列車との接続が図られます。





今回はHL-1006編成での代走でした。苗穂駅と大麻駅で撮影してきました。角ばったつり目に「ライラック」のヘッドマークもなかなかカッコいいです!

一昨日から特急「カムイ19号」が789系0番台で代走を実施しています。なので、昨日24日は茶志内あたりで真逆の光景が見られたと思います。「カムイ」幕で走る789系0番台と、「ライラック」幕で走る789系1000番台。その真逆のシーンを撮影できたら、Twitterではお盛り上がりですね。

今回の代走の原因は・・・



コイツですね。

実は、23日に特急「カムイ19号」の代走に充当された編成が後に車両不具合で砂川駅で運転が打ち切られたようです。

特急「カムイ19号」が運休となったわけではなく、折り返し特急「ライラック34号」で札幌に戻った後、最終運用だった特急「ライラック35号」充当時に砂川駅で一部のドアに不具合が発生し、砂川~旭川間が部分運休になったようです。

今回も故障原因がドアでした。2月には4運用中3運用で代走が発生する事態となり、このときもドア故障が一部で確認されていたと思います。もしかしたら、冬季における代走の原因は、789系0番台のドア故障によるものが大半ではないかと管理者は感じてきています。

0番台がどういった構造になっているか不明ですが、1000番台については、ドア故障に強い車両になっているようです。特に冬季に高速走行でドアが凍結し、開閉しない事態を防止するため、新幹線の技術が応用されているようです。これにより、乗降口に設置されているレールヒーターとの相乗効果もあり、冬季におけるドアが開閉しないトラブルが減少しているようです。これら不具合対策をしている車両が、789系1000番台であったり、キハ261系1000番台だったりします。そもそもこれらの車両については、冬季の低温や雪に起因した車両トラブルはほとんど発生していませんよね。

それだけでなく、ドアが閉まらなければ発車できない装置を導入していることで、考え得るあらゆるトラブルに備えた故障に強い車両になります。

そう考えると、冬季においても、789系1000番台は故障せずに安定走行が可能だということがお分かりいただけると思います。おそらく、0番台ではそういった対策が実施されていない車両と思われ、冬季において、凍結によってドアが閉まらない、または開かない等が発生し、車両を使用することができなくなり、運休や代走が発生してしまっているのかもしれませんね。



実は23日に特急「カムイ19号」の代走を撮影しようとした直前、特急「ライラック24号」が通過していきましたが、ヘッドマーク部分を中心に雪が付着していました。車両全体に付着していませんが、札幌から旭川の途中の区間で一時的に猛吹雪などの悪天候の中を走ってきた様子が伺えます。

今後もドア故障が発生するのであれば、冬季における代走も789系0番台のドア故障の影響による可能性が高そうです。今年度は一部の編成で重要機器取替工事が施行されたようですが、それを機にドア故障の問題が解決しているのかどうか気になりますね。

札幌圏では一気に気温が上昇し、雪融けが例年よりも早いです。そうした中での思わぬ代走でした。今後は次第に代走となる可能性が低くなる時期であり、「ライラック」も故障することなく、安定した輸送が実施できる時期になりそうです。











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コメント
9221: by Kohei on 2020/03/25 at 23:37:37

この記事で789系1000番台の故障が少ない理由が理解できたのでよかったです。
昔YouTubeで見たのですが,0番台が海峡線で運用されていたころも冬期間はドアが閉まらないトラブルがあったようです。
道南よりも雪が多い道央で運用している以上,早急な対策が要求されると思われます。
また,ドアが閉まらないと力行回路が構成されないシステムは,他の会社の車両でも設置されているはずです。
またもう間もなく789系0番台は2011年製造のHE-106+206編成などを除き20年選手となるわけですので,この後は走行機器の故障も発生するのではと危惧しています。

長文失礼しました。

9222: by 管理人 on 2020/03/26 at 23:01:15

>>「Kohei」さん、コメントありがとうございます。

おそらくドア故障の影響で代走が多く発生しているのではないかと思います。青函時代から発生していたということですから、欠陥箇所と言わざるを得ないですね。

今回故障した編成が2010年製?です。1000番台のノウハウが取り入れられなかったようですね。

ほかにも2005年に1編成増備されていたはずですよ。「スーパー白鳥」が増発されていたはずです。

9230:対策不足か by 苗穂住民 on 2020/03/29 at 19:27:19

 こんばんは。
 青函特急時代から不具合があったのなら、転用の際に徹底的な対策がされてしかるべきでしたね。ヒーターの増設は行われています(管理人さんが2017年03月23日の記事で紹介されています)ので対策はされていると思いますが、これだけでは不足なのでしょう。転用改造期間が1年間では充分でなかったのかもしれません。
 春~秋の時期に検査または機器取替で入場する編成を対象に追加対策が望まれるところです。年に1編成ずつでも対策できれば冬場の輸送は徐々に安定してくるかと思います。

9234: by 管理人 on 2020/03/29 at 22:54:35

>>「苗穂住民」さん、コメントありがとうございます。

転用改造にしては、ちょっと見方が甘すぎたと思います。ヒーターを増設するということは、既存の性能では無理だったにほかならず、影響は当初の想定よりもはるかに超えたものだったと思います。

しかも今回は一番車齢の若い車両でトラブルが発生しました。一番車齢の若い車両は1000番台よりも後に登場している車両です。なぜ1000番台のノウハウをフィードバックできなかったのか気になります。おそらく青函トンネル対策を重視したためでしょう。

初期車を中心い重要機器取替工事施行が控えているので、その際に故障の解消すべく、機器の交換や不具合対策を講じてほしいところです。

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