学園都市線のあいの里公園~石狩太美間で新駅設置を検討
駅 - 2020年04月21日 (火)
札沼線(愛称・学園都市線)の北海道医療大学~新十津川間の定期運行終了が前倒しされ、寂しさとともに大きな話題を呼びました。
末端区間は廃止されますが、一方で、電化区間のあいの里公園~石狩太美間においては、数年後に新駅設置を検討しています。
新駅設置理由は、チョコレートで有名なROYCE’(以下・ロイズ)で当別町ビトエにふと美工場があります。直売店も併設されており、ドライブなどでの休憩・お買い物スポットとして立ち寄る方も多いです。
そのふと美工場ですが、集客・機能強化を目的とした増設工事を実施する計画で工場に近い位置に新駅を設けることで来訪者の利便性を高めるねらいがあります。ふと美工場ある当別町では、新駅開業を機に、周辺の宅地化や集客施設開発などを視野に計画を進めているようです。
当別町とロイズは、今年の1月17日にJR北海道に要望書を提出しました。ふと美工場の増設は2021年秋以降に完了する計画で、これに合わせる形で可能な限り早く新駅の開業が求められます。


実際に駅が設置されるであろう周辺地域まで先日行ってきました。
1枚目の写真は学園都市線のあいの里公園~石狩太美間にある南3号道路踏切です。右奥にふと美工場が見えます。報道によると、新駅設置がこのあたりになります。
もう少しアングルを左に向けた2枚目では、鉄道が道路の下を通っています。この道路が国道337号線・道央圏連絡道路です。美原バイパス(江別市美原に由来する)とも呼びます。千歳市内から小樽までを結ぶ道路で、長沼町や当別町を経由して大きく迂回して小樽方面と結ぶ道路です。千歳方面へ向かっていくと、鉄道路線でいえば、南千歳駅周辺にたどり着きます。途中途中でバイパスのような構造としており、近年は江別市内や当別町で道路の拡張工事が進み、幹線道路として物流トラックの姿も多いです。
その道路の下をくぐると、石狩川を渡って札幌市北区に入り、あいの里公園駅にたどり着きます。
周囲は畑に民家が点在する地域です。冬季は石狩川を境に天候が異なることがよくあります。周囲に建物があまりありませんから、冬期は特に暴風雪の影響もあり、あいの里公園駅より先の石狩当別方面で列車のダイヤに影響を及ぼしやすいです。電化路線になり、運行列車のそのほとんどが6両編成で運行されるようになった学園都市線の普通列車ですが、あいの里公園~石狩当別間については、農村地帯を走るような風景に変わります。
本来であれば、民家が多少増える石狩太美駅側に駅を設け、太美地区と一体となった開発計画を実施したいところでしょうが、駅間距離の関係もあり、国道337号線に近い場所に新駅が設置されることになりそうです。逆に利点としては、道の駅とうべつからも距離が離れていないので、バスなどを通じてアクセスし、周辺の観光・活性化事業を推進するのも良いかもしれません。
冬季は暴風雪の影響を受けやすい場所に新駅設置構想がありますから、旧仮乗降場のような簡易ホームの設置は難しく、駅舎兼待合室の設置は必須と思われます。加えて、定期旅客列車は最大6両編成なので、6両対応ホームで設置されると思います。
国道337号線の交通量が増えたことで、周辺に道の駅とうべつも設けられ、周囲は農村地帯から一気に変わろうとしています。元々学園都市線は札幌市内は農地を徐々に宅地化して現在に至っていますから、それがついに当別町内でもそのように生まれ変わろうとしています。ぜひ実現するといいですね。
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末端区間は廃止されますが、一方で、電化区間のあいの里公園~石狩太美間においては、数年後に新駅設置を検討しています。
新駅設置理由は、チョコレートで有名なROYCE’(以下・ロイズ)で当別町ビトエにふと美工場があります。直売店も併設されており、ドライブなどでの休憩・お買い物スポットとして立ち寄る方も多いです。
そのふと美工場ですが、集客・機能強化を目的とした増設工事を実施する計画で工場に近い位置に新駅を設けることで来訪者の利便性を高めるねらいがあります。ふと美工場ある当別町では、新駅開業を機に、周辺の宅地化や集客施設開発などを視野に計画を進めているようです。
当別町とロイズは、今年の1月17日にJR北海道に要望書を提出しました。ふと美工場の増設は2021年秋以降に完了する計画で、これに合わせる形で可能な限り早く新駅の開業が求められます。


実際に駅が設置されるであろう周辺地域まで先日行ってきました。
1枚目の写真は学園都市線のあいの里公園~石狩太美間にある南3号道路踏切です。右奥にふと美工場が見えます。報道によると、新駅設置がこのあたりになります。
もう少しアングルを左に向けた2枚目では、鉄道が道路の下を通っています。この道路が国道337号線・道央圏連絡道路です。美原バイパス(江別市美原に由来する)とも呼びます。千歳市内から小樽までを結ぶ道路で、長沼町や当別町を経由して大きく迂回して小樽方面と結ぶ道路です。千歳方面へ向かっていくと、鉄道路線でいえば、南千歳駅周辺にたどり着きます。途中途中でバイパスのような構造としており、近年は江別市内や当別町で道路の拡張工事が進み、幹線道路として物流トラックの姿も多いです。
その道路の下をくぐると、石狩川を渡って札幌市北区に入り、あいの里公園駅にたどり着きます。
周囲は畑に民家が点在する地域です。冬季は石狩川を境に天候が異なることがよくあります。周囲に建物があまりありませんから、冬期は特に暴風雪の影響もあり、あいの里公園駅より先の石狩当別方面で列車のダイヤに影響を及ぼしやすいです。電化路線になり、運行列車のそのほとんどが6両編成で運行されるようになった学園都市線の普通列車ですが、あいの里公園~石狩当別間については、農村地帯を走るような風景に変わります。
本来であれば、民家が多少増える石狩太美駅側に駅を設け、太美地区と一体となった開発計画を実施したいところでしょうが、駅間距離の関係もあり、国道337号線に近い場所に新駅が設置されることになりそうです。逆に利点としては、道の駅とうべつからも距離が離れていないので、バスなどを通じてアクセスし、周辺の観光・活性化事業を推進するのも良いかもしれません。
冬季は暴風雪の影響を受けやすい場所に新駅設置構想がありますから、旧仮乗降場のような簡易ホームの設置は難しく、駅舎兼待合室の設置は必須と思われます。加えて、定期旅客列車は最大6両編成なので、6両対応ホームで設置されると思います。
国道337号線の交通量が増えたことで、周辺に道の駅とうべつも設けられ、周囲は農村地帯から一気に変わろうとしています。元々学園都市線は札幌市内は農地を徐々に宅地化して現在に至っていますから、それがついに当別町内でもそのように生まれ変わろうとしています。ぜひ実現するといいですね。
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