ゴールデンウィーク以降、札幌~帯広間の特急「とかち」が2往復へ減便
特急列車 - 2020年04月24日 (金)
ゴールデンウィーク以降の5月16日から5月31日まで、札幌~帯広間の「とかち」でさらに1往復が運休となります。
以下に5月16日~5月31日の運休列車を記載します。
<<札幌➡帯広>>
<<帯広➡札幌>>
黄色枠で囲った2本が5月16日から運休となります。既に2往復が運休しており、3往復全ての列車が現段階で5月31日までの運休予定であるものの、状況次第では6月以降も運休が継続される可能性があります。キハ261系が「とかち」で使用する際は、札幌~帯広間を1日1往復するだけなので、しばらく車両にとっても休息が与えられる車両が増えるようです。
しかし管理者としては、このような状況に強い危機感を持っています。
これまで、さまざまなウィルスや感染症の問題が起こり、ときには日本人をも苦しめてきました。昨今の新型コロナウィルスの世界的な影響から、過去に発生したウィルスや感染症とは比にならない規模ですから、その分終息にも時間がかかりそうです。完全に終息するまで2年程度の時間を要するのではないでしょうか?
そして、既に世の中が変わり始めています。仮に、新型コロナウィルスが終息したとしましょう。果たして、感染拡大前の世の中に完全に戻るのでしょうか?
答えは限りなくNOと言わざるを得ません。感染拡大前の世の中には戻らないでしょう。それをJRに当てはめてみましょう。
では、新型コロナウィルスが終息したら、利用客は元の水準まで回復するのでしょうか?現段階では不明ですが、こちらも元の利用水準まで回復するには、5年、10年・・・と時間を要してしまう可能性もあります。
たとえ新型コロナウィルスが終息したとしても、感染拡大のリスクが大きくなる公共交通の利用は減り、自家用車での移動に切り替えることで、感染リスクを減らす人間も出てくるかもしれません。ニュースなどで発表されてきましたが、夏休みなどの長期休暇をゼロまたは短縮する方向で調整している自治体も出てきました。長期休暇がなければ帰省などもできなくなる可能性がありますから、今年に至っては、繁忙期における鉄道利用も期待できません。
考え出したらキリがありませんが、新型コロナウィルスが終息または終息の方向へ向かったとしても、その影響が後々出てくることは間違いありません。
なので、ゴールデンウィーク以降は札幌~帯広間の特急列車が3往復運休となりますが、将来的には利用者減でダイヤ改正を機に運行そのものを取り止める可能性も否定できません。運休対象となることで必ずしも必要な列車というわけではないことが読み取れますから、将来的に本格的な減便が実施されるとすれば、まずはこの3往復から選ばれる可能性があるのです。
過去に、高速道路無料化社会実験を実施した際に、道東方面の特急列車は大きな打撃を受けました。利用者が少なくなり、増結が抑制され、「スーパーとかち」については、所定編成を5両編成から4両編成へと通年減車としました。
2010年6月28日から始まったこの社会実験は、翌年の3月11日に発生した東日本大震災への復旧・復興費用をまかなうために、同年6月19日で終了・一時凍結となり、それ以降は実施されていません。
2013年11月の減速・減便ダイヤ施行により、「スーパーとかち」の所定編成は5両編成に戻されるわけですが、これは、一部列車において、札幌~帯広間が従来の「スーパーおおぞら」のダイヤを普及するためでした。無料化社会実験終了後も減速・減便ダイヤ施行まで5両編成に戻されなかったわけですから、東日本大震災で自粛ムードがあったにせよ、やはり無料化社会実験前の世の中には戻らなかったことが伺えます。
このときはあくまで減車だけで済みましたが、昨今のようにここまで自粛ムードで世の中が冷え込んでいると、新型コロナウィルス感染拡大前の利用水準を取り戻すことは大変難しいと予想されます。終息後、インバウンド需要等が回復すれば問題ありませんが、それも現段階ではしばらく期待できそうにありません。もしかすると、来年3月のダイヤ改正では一時的な減便等を含めた変更が実施される可能性もあります。
昨日、北海道でも感染者が一気に増えました。日に日に新型コロナウィルスの脅威が増すばかりです。その一方で、北海道の鉄道は利用者が少なくなり、減車や減便で厳しさを増すばかり・・・。北海道の鉄路の先行きが心配になりますね。


↓ブログランキングにご協力お願いします↓

にほんブログ村

人気ブログランキング
以下に5月16日~5月31日の運休列車を記載します。
<<札幌➡帯広>>
列車名 | 運行時刻 | 運転日 |
特急「とかち1号」 | 札幌(7:58発)➡帯広(10:41着) | 運休中 |
特急「とかち5号」 | 札幌(15:52発)➡帯広(18:36着) | 5月16日から運休 |
特急「とかち9号」 | 札幌(21:10発)➡帯広(23:48着) | 運休中 |
<<帯広➡札幌>>
列車名 | 運行時刻 | 運転日 |
特急「とかち2号」 | 帯広(6:45発)➡札幌(9:34着) | 運休中 |
特急「とかち4号」 | 帯広(8:42発)➡札幌(11:36着) | 5月16日から運休 |
特急「とかち10号」 | 帯広(19:24発)➡札幌(22:15着) | 運休中 |
黄色枠で囲った2本が5月16日から運休となります。既に2往復が運休しており、3往復全ての列車が現段階で5月31日までの運休予定であるものの、状況次第では6月以降も運休が継続される可能性があります。キハ261系が「とかち」で使用する際は、札幌~帯広間を1日1往復するだけなので、しばらく車両にとっても休息が与えられる車両が増えるようです。
しかし管理者としては、このような状況に強い危機感を持っています。
これまで、さまざまなウィルスや感染症の問題が起こり、ときには日本人をも苦しめてきました。昨今の新型コロナウィルスの世界的な影響から、過去に発生したウィルスや感染症とは比にならない規模ですから、その分終息にも時間がかかりそうです。完全に終息するまで2年程度の時間を要するのではないでしょうか?
そして、既に世の中が変わり始めています。仮に、新型コロナウィルスが終息したとしましょう。果たして、感染拡大前の世の中に完全に戻るのでしょうか?
答えは限りなくNOと言わざるを得ません。感染拡大前の世の中には戻らないでしょう。それをJRに当てはめてみましょう。
では、新型コロナウィルスが終息したら、利用客は元の水準まで回復するのでしょうか?現段階では不明ですが、こちらも元の利用水準まで回復するには、5年、10年・・・と時間を要してしまう可能性もあります。
たとえ新型コロナウィルスが終息したとしても、感染拡大のリスクが大きくなる公共交通の利用は減り、自家用車での移動に切り替えることで、感染リスクを減らす人間も出てくるかもしれません。ニュースなどで発表されてきましたが、夏休みなどの長期休暇をゼロまたは短縮する方向で調整している自治体も出てきました。長期休暇がなければ帰省などもできなくなる可能性がありますから、今年に至っては、繁忙期における鉄道利用も期待できません。
考え出したらキリがありませんが、新型コロナウィルスが終息または終息の方向へ向かったとしても、その影響が後々出てくることは間違いありません。
なので、ゴールデンウィーク以降は札幌~帯広間の特急列車が3往復運休となりますが、将来的には利用者減でダイヤ改正を機に運行そのものを取り止める可能性も否定できません。運休対象となることで必ずしも必要な列車というわけではないことが読み取れますから、将来的に本格的な減便が実施されるとすれば、まずはこの3往復から選ばれる可能性があるのです。
過去に、高速道路無料化社会実験を実施した際に、道東方面の特急列車は大きな打撃を受けました。利用者が少なくなり、増結が抑制され、「スーパーとかち」については、所定編成を5両編成から4両編成へと通年減車としました。
2010年6月28日から始まったこの社会実験は、翌年の3月11日に発生した東日本大震災への復旧・復興費用をまかなうために、同年6月19日で終了・一時凍結となり、それ以降は実施されていません。
2013年11月の減速・減便ダイヤ施行により、「スーパーとかち」の所定編成は5両編成に戻されるわけですが、これは、一部列車において、札幌~帯広間が従来の「スーパーおおぞら」のダイヤを普及するためでした。無料化社会実験終了後も減速・減便ダイヤ施行まで5両編成に戻されなかったわけですから、東日本大震災で自粛ムードがあったにせよ、やはり無料化社会実験前の世の中には戻らなかったことが伺えます。
このときはあくまで減車だけで済みましたが、昨今のようにここまで自粛ムードで世の中が冷え込んでいると、新型コロナウィルス感染拡大前の利用水準を取り戻すことは大変難しいと予想されます。終息後、インバウンド需要等が回復すれば問題ありませんが、それも現段階ではしばらく期待できそうにありません。もしかすると、来年3月のダイヤ改正では一時的な減便等を含めた変更が実施される可能性もあります。
昨日、北海道でも感染者が一気に増えました。日に日に新型コロナウィルスの脅威が増すばかりです。その一方で、北海道の鉄道は利用者が少なくなり、減車や減便で厳しさを増すばかり・・・。北海道の鉄路の先行きが心配になりますね。


↓ブログランキングにご協力お願いします↓

にほんブログ村

人気ブログランキング

- 関連記事
-
-
新型コロナで3往復が運休中!今となっては貴重な特急「とかち」 2020/05/26
-
ゴールデンウィーク以降、札幌~帯広間の特急「とかち」が2往復へ減便 2020/04/24
-
「北斗」の6両運行が終わる 2020/04/08
-