今年のゴールデンウィーク輸送期間中は前年比最大11%!!JR北海道大丈夫か!?
その他あれこれ - 2020年05月07日 (木)
ゴールデンウィーク輸送期間も終わり、JR各社から同期間中の輸送実績について発表されています。新型コロナウィルスの感染拡大防止で非常事態宣言が出された今年のゴールデンウィークは、JR北海道のみならず、各鉄道会社にも大きな影響を与えたでしょう。

JR各社も各方面ごとの集計が出されていますが、軒並み9割以上減で、前年比1割超えの利用も決して多くありませんでした。北海道では臨時列車の運行取り止めや、一部特急列車の間引き運転などの対応に追われました。
その北海道ですが、各方面では旭川方面の前年比11%が最大で、その他の方面については、前年比9割減となりました。経営がひっ迫している状況の中、路線の廃止や利用の少ない駅の廃止などで経営改善を進め、北海道で急増する訪日外国人に合わせたインバウンド需要拡大に合わせた輸送サービスの展開などで収益向上を図るJR北海道でしたが、新型コロナウィルスの逆風が吹き、ここにきて、過去最高の赤字を記録するなど、予断を許さない状況に陥っています。
他の旅客鉄道会社についても、区間ごとの利用や列車別の利用が前年比9割減が多く確認され、予断を許さない状況にあります。北海道の場合は従来から危機的状況でしたから、他の鉄道会社と比べても危機的状況は群を抜いています。見えない敵によってJR北海道をもむしばんでいます。
各社とも列車の大幅な減便、間引き運転に至らない理由は、感染拡大を防止するために密集状態を避けなければなりません。列車の本数を減らしてしまうと1列車あたりの利用が集中してしまいますから、利用者が増え、感染拡大のリスクが高くなってしまいます。ほぼほぼ空気輸送状態で走らせるだけで赤字の状況が把握していながらも、極端に本数を減らすことができないという逃げ道のない輸送状態が続いています。
ここまでくると、たとえ収束したとしても世界が変わることは言うまでもありませんから、例えば公共交通の在り方にしても、何もかもがガラリと変わると思います。北海道でいえば、コロナ拡大前の水準の利用には戻らないと思います。戻れたとしてもそれは長い年月を費やすでしょう。その間にダイヤ改正などで輸送適正化に伴う列車の減便等が実施されるはずですから、来年のダイヤ改正では特急列車を中心に減便する可能性もゼロではないと思います。
現時点で、北海道では6月末まで臨時列車の運転が取り止めとなっています。収束に向かったとしてもしばらくの間は接触を避けるために人が集まってしまうような要因となるイベント等は自粛の傾向にあるでしょう。鉄道においても、臨時列車の取り止めが7月以降も一部で続くのではないかと予想しています。
今年は8月から9月にかけて東急とJR北海道が運行する「THE ROYAL EXPRESS~HOKKAIDO CRUISE TRAIN~」の運行が控えています。昨今の状況下では運行することがかなり厳しいでしょう。これから収束に向かえば運行される可能性はまだまだ残されています。先日、専用の牽引機が苗穂工場を出場したようで、運行されるかどうかはまだしも、その準備は着々と進められているようです。
また、くしろ湿原ノロッコ号についても根室本線で試運転を実施していることから、こちらも今後の運行スケジュールは不明なものの、その準備は着々と進んでいるようです。
ゴールデンウィーク期間中は、車で移動されている方を多く見かけました。買い物等での外出は仕方のないことですが、管理者の周りには、行楽地やバーベキューをやった人間もしばしば。管理者は散歩や食料品、カーグッズの買い物で外に出ましたが、個人的には我慢した方だと思います。これが後々2週間前後で結果として出てきますから、その際に感染者が増えているのか、減っているのか気になりますね。
過去には、繁忙期輸送期間中の利用状況について滅多に取り上げることはありませんでしたが、発表された資料があまりにも見たことのない数字が記載されていたので、スクショして取り上げてみました。過去から現在、そして将来的にもこうした数字が出ることはほぼないでしょう。緊急事態宣言が出されたいたので当たり前の数字ですが、管理者としても驚いた次第です。
北海道のみならず、JR各社からも発表されているので、一通り目を通してみてくださいね。
最後になりますが、今年はゴールデンウィーク輸送期間中の特急列車の様子についてはほとんど何も記録していないので取り上げません。ご了承ください。
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JR各社も各方面ごとの集計が出されていますが、軒並み9割以上減で、前年比1割超えの利用も決して多くありませんでした。北海道では臨時列車の運行取り止めや、一部特急列車の間引き運転などの対応に追われました。
その北海道ですが、各方面では旭川方面の前年比11%が最大で、その他の方面については、前年比9割減となりました。経営がひっ迫している状況の中、路線の廃止や利用の少ない駅の廃止などで経営改善を進め、北海道で急増する訪日外国人に合わせたインバウンド需要拡大に合わせた輸送サービスの展開などで収益向上を図るJR北海道でしたが、新型コロナウィルスの逆風が吹き、ここにきて、過去最高の赤字を記録するなど、予断を許さない状況に陥っています。
他の旅客鉄道会社についても、区間ごとの利用や列車別の利用が前年比9割減が多く確認され、予断を許さない状況にあります。北海道の場合は従来から危機的状況でしたから、他の鉄道会社と比べても危機的状況は群を抜いています。見えない敵によってJR北海道をもむしばんでいます。
各社とも列車の大幅な減便、間引き運転に至らない理由は、感染拡大を防止するために密集状態を避けなければなりません。列車の本数を減らしてしまうと1列車あたりの利用が集中してしまいますから、利用者が増え、感染拡大のリスクが高くなってしまいます。ほぼほぼ空気輸送状態で走らせるだけで赤字の状況が把握していながらも、極端に本数を減らすことができないという逃げ道のない輸送状態が続いています。
ここまでくると、たとえ収束したとしても世界が変わることは言うまでもありませんから、例えば公共交通の在り方にしても、何もかもがガラリと変わると思います。北海道でいえば、コロナ拡大前の水準の利用には戻らないと思います。戻れたとしてもそれは長い年月を費やすでしょう。その間にダイヤ改正などで輸送適正化に伴う列車の減便等が実施されるはずですから、来年のダイヤ改正では特急列車を中心に減便する可能性もゼロではないと思います。
現時点で、北海道では6月末まで臨時列車の運転が取り止めとなっています。収束に向かったとしてもしばらくの間は接触を避けるために人が集まってしまうような要因となるイベント等は自粛の傾向にあるでしょう。鉄道においても、臨時列車の取り止めが7月以降も一部で続くのではないかと予想しています。
今年は8月から9月にかけて東急とJR北海道が運行する「THE ROYAL EXPRESS~HOKKAIDO CRUISE TRAIN~」の運行が控えています。昨今の状況下では運行することがかなり厳しいでしょう。これから収束に向かえば運行される可能性はまだまだ残されています。先日、専用の牽引機が苗穂工場を出場したようで、運行されるかどうかはまだしも、その準備は着々と進められているようです。
また、くしろ湿原ノロッコ号についても根室本線で試運転を実施していることから、こちらも今後の運行スケジュールは不明なものの、その準備は着々と進んでいるようです。
ゴールデンウィーク期間中は、車で移動されている方を多く見かけました。買い物等での外出は仕方のないことですが、管理者の周りには、行楽地やバーベキューをやった人間もしばしば。管理者は散歩や食料品、カーグッズの買い物で外に出ましたが、個人的には我慢した方だと思います。これが後々2週間前後で結果として出てきますから、その際に感染者が増えているのか、減っているのか気になりますね。
過去には、繁忙期輸送期間中の利用状況について滅多に取り上げることはありませんでしたが、発表された資料があまりにも見たことのない数字が記載されていたので、スクショして取り上げてみました。過去から現在、そして将来的にもこうした数字が出ることはほぼないでしょう。緊急事態宣言が出されたいたので当たり前の数字ですが、管理者としても驚いた次第です。
北海道のみならず、JR各社からも発表されているので、一通り目を通してみてくださいね。
最後になりますが、今年はゴールデンウィーク輸送期間中の特急列車の様子についてはほとんど何も記録していないので取り上げません。ご了承ください。
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