本当に長いぜ12両!!H100形の甲種輸送列車が旭川へ
気動車 - 2020年05月25日 (月)
金曜日の深夜に本州から北海道入りしたH100形の甲種輸送列車。
今回は12両が本州から輸送され、牽引機を含めると13両の超長い編成でした。ここまで長い甲種輸送列車もなかなかありませんよね。
ということで、撮影してきました。


札幌貨物ターミナルへ向かう際は、千歳線の島松駅で撮影しました。注目度の高い列車のため、撮影場所に悩みましたが、島松駅は運よく管理者1人だけでした。

11時30分頃に旭川へ向かうという情報を掴んだので、百年記念塔が見えるスポットから後部だけ撮影しました。実際は12時頃の通過でした。
今回は運が良く、ちょうど早起きができたのと、以前お伝えしたとおり、コロナで本業が週1ペースなので現在アルバイトを掛け持ちしていますが、当日はドライバーのバイトで厚別西地区まで来ていたので、昼休みを前倒しして撮影することができました。
本当は小汚い格好で出歩きたくありませんが、列車が撮影できただけ良しとしましょう。
昨年度製造された量産車は苗穂運転所(札ナホ)に配置され、主に函館本線山線(札幌・小樽~長万部間)に投入されました。今回は旭川方面へ向かったので、旭川運転所(旭アサ)の配置になるようです。夏季は札幌圏よりも暑く、冬季は-20℃以下で使用されることになり、今後試運転等で問題がなければ、北海道全域で使用することができそうです。
道央と道南でしか主に試運転を除いて走行していないので、最新機器が北海道の気候に耐えうるか心配でもあります。ですが、そのあたりもしっかりとクリアして量産されているはずなので、おそらく問題ないのでしょう。
投入が予想される線区は富良野線です。理由は、富良野線用のキハ150形が10両で、それ以外にも一部列車でキハ40形、キハ54形が使用されます。富良野線の普通列車は旭川~美瑛・富良野間での運転となっており、他線への直通列車がないのもポイント。今回の甲種輸送が12両であることから、函館本線山線のように、車種統一がしやすい状況になっているのです。
それだけではなく、美馬牛~美瑛間にある28.6‰の急こう配「すり鉢」を上ることができる車両が必要になります。最新のH100形は空転対策を実施しており、急こう配路線にも対応しています。
そして、富良野線は夏季になると臨時列車も設定される観光路線になり、訪日外国人の利用が多くなります。H100形では、外国語の案内放送が設置されており、これらが理由で、函館本線の山線にいち早く投入されたほどですから、それを踏まえると、前例の函館本線の山線に投入する背景が類似する富良野線が両数的にも、投入目的としても合致するわけです。
今年度さらに投入されるのかについては不明ですが、とりあえず、12両のみの製造だった場合について予想してみました。
H100形が投入されることで、置き換えられる車両や活躍エリアが変わる車両が出てくるでしょう。前者については、もちろんキハ40形気動車です。
旭川運転所(旭アサ)には、16両の700番台が在籍していると思います。H100形の投入数よりも多いですが、4月1日の時点で延命化を実施しているキハ40形1700番台6両が苫小牧、釧路、苗穂から、キハ150形0番台も5両が苗穂からそれぞれ転配されており、延命化を実施していない700番台を全て置き換えることが予想されます。
後者については、キハ150形0番台で投入先は石北本線や留萌本線が予想されます。昨年度に石北本線で試運転を実施していたことや、特別快速「きたみ」に充当されるようになったことで、石北本線での運用が増えると予想しています。また、キハ54形と共通で使用されているような情報もあることから、以前から度々入線している留萌本線内での活躍も増えると予想しています。
ただ、キハ54形とキハ150形で決定的な違いは、車体の材質です。前者が軽量ステンレスに対し、後者は鋼製車体です。特に冬季は風雪で車体に傷がつき、そこから塗膜が剥がれて車体が劣化していきますから、冬季に悪天候に見舞われる道北方面の使用について、懸念されることもあります。
いずれにしても、H100形が旭川へ向かったことで、旭川運転所(旭アサ)の運用エリアの車両繰りに変化があることは間違いありません。上記はあくまで予想ですが、いずれにしてもH100形がどこに投入されるか楽しみですね。
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今回は12両が本州から輸送され、牽引機を含めると13両の超長い編成でした。ここまで長い甲種輸送列車もなかなかありませんよね。
ということで、撮影してきました。


札幌貨物ターミナルへ向かう際は、千歳線の島松駅で撮影しました。注目度の高い列車のため、撮影場所に悩みましたが、島松駅は運よく管理者1人だけでした。

11時30分頃に旭川へ向かうという情報を掴んだので、百年記念塔が見えるスポットから後部だけ撮影しました。実際は12時頃の通過でした。
今回は運が良く、ちょうど早起きができたのと、以前お伝えしたとおり、コロナで本業が週1ペースなので現在アルバイトを掛け持ちしていますが、当日はドライバーのバイトで厚別西地区まで来ていたので、昼休みを前倒しして撮影することができました。
本当は小汚い格好で出歩きたくありませんが、列車が撮影できただけ良しとしましょう。
昨年度製造された量産車は苗穂運転所(札ナホ)に配置され、主に函館本線山線(札幌・小樽~長万部間)に投入されました。今回は旭川方面へ向かったので、旭川運転所(旭アサ)の配置になるようです。夏季は札幌圏よりも暑く、冬季は-20℃以下で使用されることになり、今後試運転等で問題がなければ、北海道全域で使用することができそうです。
道央と道南でしか主に試運転を除いて走行していないので、最新機器が北海道の気候に耐えうるか心配でもあります。ですが、そのあたりもしっかりとクリアして量産されているはずなので、おそらく問題ないのでしょう。
投入が予想される線区は富良野線です。理由は、富良野線用のキハ150形が10両で、それ以外にも一部列車でキハ40形、キハ54形が使用されます。富良野線の普通列車は旭川~美瑛・富良野間での運転となっており、他線への直通列車がないのもポイント。今回の甲種輸送が12両であることから、函館本線山線のように、車種統一がしやすい状況になっているのです。
それだけではなく、美馬牛~美瑛間にある28.6‰の急こう配「すり鉢」を上ることができる車両が必要になります。最新のH100形は空転対策を実施しており、急こう配路線にも対応しています。
そして、富良野線は夏季になると臨時列車も設定される観光路線になり、訪日外国人の利用が多くなります。H100形では、外国語の案内放送が設置されており、これらが理由で、函館本線の山線にいち早く投入されたほどですから、それを踏まえると、前例の函館本線の山線に投入する背景が類似する富良野線が両数的にも、投入目的としても合致するわけです。
今年度さらに投入されるのかについては不明ですが、とりあえず、12両のみの製造だった場合について予想してみました。
H100形が投入されることで、置き換えられる車両や活躍エリアが変わる車両が出てくるでしょう。前者については、もちろんキハ40形気動車です。
旭川運転所(旭アサ)には、16両の700番台が在籍していると思います。H100形の投入数よりも多いですが、4月1日の時点で延命化を実施しているキハ40形1700番台6両が苫小牧、釧路、苗穂から、キハ150形0番台も5両が苗穂からそれぞれ転配されており、延命化を実施していない700番台を全て置き換えることが予想されます。
後者については、キハ150形0番台で投入先は石北本線や留萌本線が予想されます。昨年度に石北本線で試運転を実施していたことや、特別快速「きたみ」に充当されるようになったことで、石北本線での運用が増えると予想しています。また、キハ54形と共通で使用されているような情報もあることから、以前から度々入線している留萌本線内での活躍も増えると予想しています。
ただ、キハ54形とキハ150形で決定的な違いは、車体の材質です。前者が軽量ステンレスに対し、後者は鋼製車体です。特に冬季は風雪で車体に傷がつき、そこから塗膜が剥がれて車体が劣化していきますから、冬季に悪天候に見舞われる道北方面の使用について、懸念されることもあります。
いずれにしても、H100形が旭川へ向かったことで、旭川運転所(旭アサ)の運用エリアの車両繰りに変化があることは間違いありません。上記はあくまで予想ですが、いずれにしてもH100形がどこに投入されるか楽しみですね。
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