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北海道の鉄道の内容を中心に自身の知識も含めながらブログの記事を日々更新しています。札幌市在住のため、主に札幌圏を走行する列車についての話題です。

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札沼線・知来乙駅

少し間が空いてしまいましたが、廃止された札沼線の末端区間の駅について紹介していきましょう。

月ケ岡駅の次は、その一つ北側にある知来乙駅です。







札沼線の末端区間は国道275号線とほぼ並行していますが、1つ石狩当別寄りの月ケ岡駅とは異なり、国道から少し離れた場所に駅があります。周囲は農村地帯で、駅前に農家が数件あります。3枚目の写真の道路が道道11号月形厚田線であり、写真の奥へ向かうと、石狩市厚田区に出るようです。

札沼線末端区間は、交換設備を持つ駅は石狩月形駅しかありません。よって、当駅も1面1線の棒線駅でした。但し、中小屋駅のような緩急車改造の駅舎ではなく、木造駅舎が設けられていました。

1日平均乗降人員は10名以下で、直近のデータでは、平日に5名程度の利用者があったようです。それにしても、もはや鉄道が必要なレベルではなく、公共交通としての機能は失われていました。

先日、札沼線の末端区間における線路のガタガタ具合を紹介しました。1枚目の写真にレールの様子が写っていますが、新十津川寄りに比べると、ガタガタ具合はあまり感じません。石狩月形駅までは、浦臼発着列車のほかにも、石狩月形駅発着列車も早朝と深夜に計3本設定されているので、札沼線の末端区間でも本数が一番確保されていました。

列車の本数が多い石狩当別寄りとなれば、線路のガタガタ具合はそこまで気になりませんでした。それでも確認した限りでは、少しはガタガタになっているんですけどね。

知来乙駅周辺の話題といえば、廃線を活用してトロッコを整備する計画があります。以前お伝えしたとおり、ネット上では「トロッコ札沼線事業計画」と題したページがあります。

札比内線と知来乙線が用意され、前者が石狩月形駅発着地点として札比内駅までの7.2kmの区間を往復するコース、後者が月ケ岡駅を発着地点として当別町と月形町の町境までの往復と知来乙駅までの往復をセットにした4.4kmのコースが計画されているようです。

周辺は農村地帯の殺風景で、夏は涼しい風を感じながらトロッコを楽しむことができると思います。周辺に比較的何もないので、南下徳富駅周辺のように、場合によっては広大な景色を楽しむことができます。まだ駅舎やレールも残っていると思われ、見物したい方は今のうちに訪問してみてくださいね。











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コメント
9468: by シニアパートナー on 2020/05/27 at 08:45:23 (コメント編集)

写真を拝見すると、水田などの農地が線路際に接近しておらず、低木の林があり農地転用の対象になりにくいロケーションと思いました。駅前に更地が見え、これを活用するとトロッコ列車の発着場・駐車場になりそうですね。

大昔に廃止された札沼線がほとんど痕跡を留めない中、線路を残す活動は貴重だと思います。関係者の尽力に期待したいです。

9473: by 管理人 on 2020/05/31 at 01:19:17

>>「シニアパートナー」さん、コメントありがとうございます。

知来乙駅周辺は、確かに農地が広がっていますが、駅の敷地周辺は農地に接していないので、おそらく転用することはないはずです。トロッコの発着点としては、駅舎を解体すればスペースを十分に確保することができ、有効活用することができそうです。

北海道でも廃線をトロッコに活用した事例はほとんどありません。管理者としても実現を目指すのであれば非常に楽しみです。

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