日中の小樽駅に姿を見せるようになったキハ201系
気動車 - 2020年06月08日 (月)
今年3月のダイヤ改正以降、函館本線で運行されていた区間快速「いしかりライナー」が各駅停車化され、さらに一部区間でデータイムの本数が見直されたことにより、キハ201系にも運用変更が生じています。


函館本線で運用に入るキハ201系。
気動車でありながら、電化区間の函館本線で一部列車に充当されていました。日中使用されるのは3両編成1本だけで、利用する機会は限られてくると思います。そうした中でも、3月ダイヤ改正までは札幌~江別間で快速運転を行う区間快速「いしかりライナー」1往復に充当されたりと、キハ201系の本気を味わえる数少ない列車も存在していました。
ダイヤ改正までは、早朝に蘭越からの快速「ニセコライナー」が札幌駅に到着後、編成をそのまま江別駅へ回送し、日中の運用が始まります。江別と手稲またはほしみを往復した後、最終的に15時頃に江別から札幌に到着し、苗穂運転所(札ナホ)へ入区していました。そして、夕方まで待機した後、快速「ニセコライナー」として倶知安へ向かいました。



ダイヤ改正以降、区間快速「いしかりライナー」が全て各駅停車化されるとともに、運行ダイヤ及び、列車本数の見直しも合わせて実施されることになりました。結果、キハ201系が充当する列車については、始発駅における折り返し時間が従来よりも確保されるようになった関係で、日中の小樽駅にも姿を見せるようになりました。
ちょうど隣のホームに動力協調運転の際の相棒の731系が停車していたので一緒に撮影してみました。早朝や夕方は以前から乗り入れていますが、日中となると、青空の下、留置車両や停車中の車両で賑わう小樽駅構内において、いつもとは少し異なる車両が、ディーゼルエンジン音を響かせながら30分ほど停車しています。
ダイヤ改正以降、小樽駅14時10分発の195D充当後に苗穂運転所(札ナホ)に回送され、夕方の快速「ニセコライナー」へ充当されるようです。札幌駅に15時頃に到着してからについては、ダイヤ改正前と変わらないようです。要は、札幌駅に15時頃に戻ってくるように上手く運用が組まれているようですね。
学園都市線の電化直後、同線から撤退したキハ201系は、函館本線で2~3運用あったと記憶していますが、それがいつの間にか1運用だけになってしまいました。製造費用は1両約4億円と言われており、キハ261系よりも製造費用が高いです。新幹線車両と同程度と以前教えていただいたことがあります。
そのため、731系のように後に増備はされず、3両編成×4本の計12両で製造は終わってしまいました。ですが、高額な製造費用とは程遠い使用環境にあり、少々勿体ない印象を受けます。
元々は札幌都市圏の一極集中による輸送量増加に伴い、列車の増発が相次ぎました。そうした中で、足の遅い旧型のディーゼル車両は、ダイヤ上の制約を受けてしまいます。そうした点から、近郊形電車と同程度の収容力と性能が必要になり、開発されたのがキハ201系になります。
現在は731系との動力協調運転も朝の1本だけになり、ほぼ電化区間だけの使用にとどまっているため、登場当時のキハ201系の利点が生かされずにいます。それでも、電車と同等の性能で走ることが可能なので、函館本線の日中の運用では、電車と同等のダイヤを組むことができます。また、近年は普通列車の車両不具合等で稀に代走としても入るようですが、遅延を発生させることなく、充当することが可能のようです。
今回は日中の小樽駅にキハ201系が乗り入れる様子を取り上げました。しかし、この日中の運用もしばらく見られなくなるようで、新型コロナウィルスに伴う利用減少により、充当する日中の普通列車4本は当面の間運休することが決まっています。なので、キハ201系については、早朝と夕方以降しか確認されなくなるようで、6月14日以降は見られる機会もかなり絞られてしまいそうです。
せっかく日中の時間帯に小樽駅に入線し、話題になると思いきや、3カ月で一時的な運行休止になってしまいました。ですが、この時期は倶知安へ向かう快速「ニセコライナー」の大迫力の6両編成を撮影することができる時期なので、そうした列車で寂しさを埋めていくしかなさそうです。
最後に、更新期間が空いてしまい、その間にたくさんのコメントやメールをありがとうございました。返事につきましては、明日はパソコンの画面と向き合う時間が確保できないので、月曜日以降順次返信していきたいと思います。
とりあえず、更新期間が空いてしまったため、先に記事の方だけ更新させていただきます。
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函館本線で運用に入るキハ201系。
気動車でありながら、電化区間の函館本線で一部列車に充当されていました。日中使用されるのは3両編成1本だけで、利用する機会は限られてくると思います。そうした中でも、3月ダイヤ改正までは札幌~江別間で快速運転を行う区間快速「いしかりライナー」1往復に充当されたりと、キハ201系の本気を味わえる数少ない列車も存在していました。
ダイヤ改正までは、早朝に蘭越からの快速「ニセコライナー」が札幌駅に到着後、編成をそのまま江別駅へ回送し、日中の運用が始まります。江別と手稲またはほしみを往復した後、最終的に15時頃に江別から札幌に到着し、苗穂運転所(札ナホ)へ入区していました。そして、夕方まで待機した後、快速「ニセコライナー」として倶知安へ向かいました。



ダイヤ改正以降、区間快速「いしかりライナー」が全て各駅停車化されるとともに、運行ダイヤ及び、列車本数の見直しも合わせて実施されることになりました。結果、キハ201系が充当する列車については、始発駅における折り返し時間が従来よりも確保されるようになった関係で、日中の小樽駅にも姿を見せるようになりました。
ちょうど隣のホームに動力協調運転の際の相棒の731系が停車していたので一緒に撮影してみました。早朝や夕方は以前から乗り入れていますが、日中となると、青空の下、留置車両や停車中の車両で賑わう小樽駅構内において、いつもとは少し異なる車両が、ディーゼルエンジン音を響かせながら30分ほど停車しています。
ダイヤ改正以降、小樽駅14時10分発の195D充当後に苗穂運転所(札ナホ)に回送され、夕方の快速「ニセコライナー」へ充当されるようです。札幌駅に15時頃に到着してからについては、ダイヤ改正前と変わらないようです。要は、札幌駅に15時頃に戻ってくるように上手く運用が組まれているようですね。
学園都市線の電化直後、同線から撤退したキハ201系は、函館本線で2~3運用あったと記憶していますが、それがいつの間にか1運用だけになってしまいました。製造費用は1両約4億円と言われており、キハ261系よりも製造費用が高いです。新幹線車両と同程度と以前教えていただいたことがあります。
そのため、731系のように後に増備はされず、3両編成×4本の計12両で製造は終わってしまいました。ですが、高額な製造費用とは程遠い使用環境にあり、少々勿体ない印象を受けます。
元々は札幌都市圏の一極集中による輸送量増加に伴い、列車の増発が相次ぎました。そうした中で、足の遅い旧型のディーゼル車両は、ダイヤ上の制約を受けてしまいます。そうした点から、近郊形電車と同程度の収容力と性能が必要になり、開発されたのがキハ201系になります。
現在は731系との動力協調運転も朝の1本だけになり、ほぼ電化区間だけの使用にとどまっているため、登場当時のキハ201系の利点が生かされずにいます。それでも、電車と同等の性能で走ることが可能なので、函館本線の日中の運用では、電車と同等のダイヤを組むことができます。また、近年は普通列車の車両不具合等で稀に代走としても入るようですが、遅延を発生させることなく、充当することが可能のようです。
今回は日中の小樽駅にキハ201系が乗り入れる様子を取り上げました。しかし、この日中の運用もしばらく見られなくなるようで、新型コロナウィルスに伴う利用減少により、充当する日中の普通列車4本は当面の間運休することが決まっています。なので、キハ201系については、早朝と夕方以降しか確認されなくなるようで、6月14日以降は見られる機会もかなり絞られてしまいそうです。
せっかく日中の時間帯に小樽駅に入線し、話題になると思いきや、3カ月で一時的な運行休止になってしまいました。ですが、この時期は倶知安へ向かう快速「ニセコライナー」の大迫力の6両編成を撮影することができる時期なので、そうした列車で寂しさを埋めていくしかなさそうです。
最後に、更新期間が空いてしまい、その間にたくさんのコメントやメールをありがとうございました。返事につきましては、明日はパソコンの画面と向き合う時間が確保できないので、月曜日以降順次返信していきたいと思います。
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