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札沼線末端区間廃止以降、出番のないキハ40形400番台

札沼線の末端区間の専用の車両として活躍していたキハ40形400番台。



末端区間廃止後は、所属先の苗穂運転所(札ナホ)で休んでいる日々が続いているようです。





先日確認したところ、旧扇形庫付近に留置されていました。



役目を終えたキハ183系とともに・・・。

同車は延命化を実施していないものの、豪雪地帯で使用するため、その際に1両運行実現と降雪時の排雪抵抗増に対応できる車両が必要されました。札沼線の末端区間では、国鉄分割民営化前後でキハ54形500番台が使用されていたことや、2000年代に入る前には、キハ53形500番台が使用されているなど、出力が大きい車両が必要とされていたことがよくわかります。

機関はN-DMF13HZD (450 PS / 2,000 rpm) に換装し、変速機も交換、台車は未交換ながら、出力増大に伴い2軸駆動に改造されているようです。前回解体の様子を紹介した700番台と比べて2倍以上の出力が得られ、徹底した排雪対策が実施されています。外観は客用扉を萌黄色として区別されていました。

札沼線の末端区間の最終運行からまもなく3カ月が経過しようとしていますが、この間に営業列車への充当は確認されていません。高出力化改造車で2軸駆動という、まだまだ活用できそうな要素を持っていますが、豪雪地帯で使用されてきた分、老朽・劣化が激しいのかもしれません。

苗穂工場に入場し、解体線付近に入っているわけではないので、今後についてはまだ何とも言えませんが、動向が注目される車両の1つです。











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コメント
9554:400番台の去就 by 苗穂住民 on 2020/07/14 at 21:11:41

 こんばんは。400番台の2両は気になりますね。401の検査表記は26-4/30-12、402の検査表記は30-8/30-8で札沼線で運行されていた時には1年半程度で入場していました。使う予定があれば、700番台の検査期限が来る頃に、400番台を検査入場させて700番台を離脱させるということになりそうです。ただ、ここ1~2年でH100が投入されると1700番台にも余剰車が出そうなので、その状況で400番台を使うかと考えると難しい気がします。

9555: by 孤独のこわれもの on 2020/07/14 at 21:25:59

いつも楽しく拝読させていただいております。

それだけの出力があるのであれば、いっそのこと冷房化して普通列車として運用すればいいのにと思いました。夏はかなり暑くなる帯広・新得間で運用すれば多少のサービス向上になるのかなと思います。
冷房化しておけば、万一の際の臨時運用にも回せそうですし。

9559: by 管理人 on 2020/07/15 at 01:03:50

>>「苗穂住民」さん、コメントありがとうございます。

今のところはまだ苗穂運転所に留置されています。稼働していない様子をみると、お役御免になった可能性も否めません。使う予定であれば、こんなに数ヶ月も運用に入らないことはありませんよね。

いずれにしても動向が気になります。

9560: by 管理人 on 2020/07/15 at 01:08:20

>>「孤独のこわれもの」さん、コメントありがとうございます。

北海道は小規模で線区別に専用改造を実施した車両が多いので、高出力という利点があるのに、非冷房車などという中途半端な車両がいくつかあります。

これで冷房車だったら、まだまだ活躍が見込まれたのかもしれません。

高出力で何といっても2軸駆動なので、急こう配がある路線での使用が望ましいと思います。石北本線などではその威力を発揮しそうです。

少々勿体ない車両ですよね。

9609:スペシャリスト化が仇に・・・ by kaipan on 2020/08/05 at 13:26:38

札沼線用に冷房化された300番台、高出力化された400番台ともそれぞれ一部電化、廃止で失業状態になってしまったようですが汎用の700番台より上位のスペックを持ちながらも再活用されないのは線区に特化した改造を行ったスペシャリストで少数派なのがこうした事象を生んでしまったのでしょう。改めてこうした改造はするべきではないと感じます。

9616: by 管理人 on 2020/08/06 at 22:08:03

>>「kaipan」さん、コメントありがとうございます。

方面別・列車別の車両の改造は利点もありますが、欠点の方が多いです。特に北海道のように転用が多く、活躍するエリアが気象条件を含めて大きく異なる地域については、そうした専用の改造から得られる利点は少ないです。今後増備され続けるキハ261系やH100形については、そうした専用改造を実施することなく、仕様を共通化して使用していく方が後々の車両繰りを考慮した方が大きな利点を生みそうです。

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