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キハ283系の日

昨日は令和2年8月3日ということで・・・



キハ283系の日です。

Twitterでは、「#キハ283系の日」とハッシュタグが設けられるほど。

管理者も昨夜、Instagramのストリーズ機能を使って作成しました。





それにしてもカッコいいですよね。

とても営業運転開始から23年を経過したとは思えません。そのデザインはいまだに通用すると思います。

昨日はロイヤルエクスプレスの試運転で盛り上がっていたようですが、管理者は釧路に行き、帰りの列車でキハ283系を利用しました。ロイヤルエクスプレスとは、音別駅でニアミスしてしまいましたけどね・・・。



特急「おおぞら12号」ということで、車窓は真っ暗で何も見えず・・・。その代わり、インスタのストーリーを更新したりしていました。

その中の1つ。

やはり、キハ283系は揺れます。まっすぐ走っていても凄い揺れます。

往路はキハ261系でした。確かに多少揺れますが、キハ283系ほどでもなく・・・。

キハ283系は最高運転速度が110km/hに落とされましたが、それでも直線区間を走行している際のギクシャク感、突き上げ感は凄いです。振動が発生する許容範囲のレベルということで110km/hとしていますが、かなり揺れます。

理由は車体剛性不足ですよね。

以前コラム記事で長々と記載しましたが、結局は、池田以東で急曲線が続くため、高速で走行し、且つ乗り心地を考慮するためには重心を下げなければなりません。重心を下げるとなると、車体が重くなってしまえば、重心は上がってしまいます。

しかし、リンク式自己操舵台車やパワーオン制御、その他LEDなどの採用。部品数も多くなり、重くなる要因があちらこちらに。そのような状況下でも、場合によっては先輩にあたるキハ281系と同等の自重に抑え、札幌~釧路間でデビューしました。

しかし、部品数が多くなり、車両メンテナンスを実施するうえで欠点となり、且つ長年の高速走行ゆえ、特にカーブ通過時に車体にストレスが多くかかり、それが昨今の減速理由につながり、一部車両は早期の引退を余儀なくされました。

現在は2001年に増備された5次車を中心に、中~後期に製造された車両を中心に最後の活躍を続けています。

最高運転速度が大幅に引き下げられたにも関わらず、所要時間は最速で3時間59分。これは、130km/h運転時代の列車と変わらない所要時間です。確かに、130km/h運転時代は、停車駅が多く、途中の行き合いでも「待ち」が多かった列車で、現在とは状況が異なっていますが、無理やりスピードを出しても結局は速度を落として運行している列車と変わらずに移動できてしまいます。車両に大きな負荷をかけずに、爆走時代と同じ所要時間で走行しているというのが現在の運行体系です。

今年3月のダイヤ改正で一部列車の所要時間が引き上げられたことにより、4時間前後で札幌と釧路を結ぶ列車はさらに少なくなりました。キハ283系充当列車だと、最速の特急「おおぞら12号」と特急「おおぞら4号」(4時間02分)です。単線区間だと後者の方が速いです。110km/h運転ですが、なかなかイイ走りを見せてくれますよ。車窓が見られるという点では、特急「おおぞら4号」の方がオススメですね。

札幌~釧路間の列車の半分がキハ283系に置き換えられ、乗車する機会も徐々に制約が生まれつつあるキハ283系ですが、久しぶりに乗車すると、揺れは凄いですが、独特の走行音に心打たれます。まだ全ての車両が置き換えられるはけではありませんが、将来的にキハ261系に置き換えられることは決定しており、日頃少しづつ記録したり、乗車したりした方がよさそうです。

管理者の場合は非電化区間における写真が少ないので、雪景色とともに撮影する機会を今後増やしたいですね。

新元号が与えられて2年目の8月3日にしか「キハ283系の日」はやってきません。次は何年後になるのでしょうか??

明後日あたりに「キハ285系の日」もやってみたいですね。










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コメント
9601:確かに by s-kamui on 2020/08/04 at 08:49:19

JR四国2000系同様に揺れがひどいですね・・・。

9602: by 抹茶珈琲 on 2020/08/04 at 10:46:04

キハ283系、かっこいいですよね。
振動問題は火災事故の一因にもなってますし、乗り心地の悪化や老朽化の進行にも繋がってます。特に台車周りに可動部分が多いこと、それに管理人さんの仰る剛性を犠牲にした部分など、設計上無理をしていた部分はあるのでしょう。
それでも、悪条件下での高速化のために出来ることを詰め込んだ、技術的に振り切ってるところには、機械好きとして純粋なトキメキを禁じ得ません。

9603: by 管理人 on 2020/08/04 at 19:32:31

>>「s-kamui」さん、コメントありがとうございます。

2000系も活躍期間が長く、急カーブが連続する区間を走行するため、キハ283系と同様に車体に負荷が相当かかっていると思いますよ。2000系で得られたこれら実績から、2700系は車体剛性がより確保されていたり、活躍期間を2000系よりも短くする策がとられるかもしれませんね。

9604: by 管理人 on 2020/08/04 at 19:37:05

>>「抹茶珈琲」さん、コメントありがとうございます。

台車については稼働域が多いことや、部品数が多く、それが結果的に劣化を早めたことやメンテナンスが疎かになっていました。

それでも、自動車も好きな管理者にとっては、レーシングカーを開発するような設計・開発がされており、ときめく部分もあるのです。釧路方面という特殊な条件を考慮しつつ、尚且つ高速化にも貢献した車両として、今後は莫大な開発コストをかけない限り、こうした車両は出てこないでしょう。改めて凄い車両だと思います。

9605:それはそれで by kaipan on 2020/08/04 at 23:28:50

最高110kmに減速されても130km時代と同じ時間で到達できるのはそれはそれで凄いような気がします。
しかしそれでは283系のような高速気動車を導入する必要性があったのか?という疑問が出てきてしまいますが・・・

9612: by 管理人 on 2020/08/06 at 07:29:53

>>「kaipan」さん、コメントありがとうございます。

単線区間の条件を生かし、待避をせずに運行することで同じ所要時間をキープしています。

以前とは状況が変わってきており、駅舎側のホームを優先して使うため、交換可能駅でありながら、むしろ交換させないダイヤを用い、それが結果的に途中の信号場で交換する運行体系となって所要時間短縮に結びつかないような状況になっています。理由としては、インバウンド需要増加による大型の荷物を持つ負担を減らす等の配慮によるものでしょう。

また、キハ261系1000番台とも所要時間はほぼ変わらない状況です。日本国内における鉄道車両用のディーゼルエンジンの開発は遅れており、国鉄時代から熱問題をクリアすることの戦いでした。万が一、高出力ディーゼルエンジンが早い段階から生まれていれば、キハ283系のような重装備の車両は不要だったのかもしれませんね。

9641:キハ283系の運転時分 by 苗穂住民 on 2020/08/18 at 20:44:32

 こんばんは。

 283系の登場時は札幌~釧路間の平均所要時分が183系では4時間台後半だったのが283系では3時間台後半になり、石勝線開業で経路が短縮されて以来の大幅な時間短縮だったと思います。人気が出て所定の6両に3両増結しての運転が常態化していました。翌年の2次車増備でスーパー北斗にも投入され、スーパーおおぞらは最大11両で運転するようになりました。
 2009年10月改正のダイヤではスーパーおおぞら14本の札幌~釧路間の平均所要時分は3:52、最速は3:35、最遅は3:59、現行の283系おおぞら6本では平均4:13、最速3:59、最遅は4:30ですから、減速による所要時間の増加は大きいと思います。10年前の最遅が現行の最速ですね。
 現行では、最高速度が110km/hに抑えられていますが、振り子により曲線半径800m未満では261系より速く走れます。(曲線半径1000m以上では261系のほうが速くなります。)現行の261系おおぞらの運転時分を平均すると4:17(停車駅数は283系に比べ+1.6)で、信号場での停車数が分かりませんが、283系・261系同程度とすると、キハ283系は減速してもなかなかの走りをしていると思います。
 283系は今以上に速くなることは無いと思いますが、引退まで無事に走ってほしいですね。

9645: by 管理人 on 2020/08/19 at 22:41:51

>>「苗穂住民」さん、コメントありがとうございます。

キハ183系の最速「おおぞら」から約1時間の短縮でしたね。ずば抜けた性能でした。嬉しい反面、やはりその高速走行のダメージは後々になって出てきてしまいました。

110km/hとなってしまいましたが、実際にダイヤをみるとけっこう速いですよね。乗車している感覚も、景色が見えない夜の場合だと130km/h時代と変わらない速さで走っている錯覚を覚えます。トンネル内も相変わらず揺れますね。

110km/h運転にも関わらず、南千歳~新得間の表定速度は90km/h前後にまで到達するはずです。最高速度を考えれば凄いですよね。

ダイヤをもっと調整すれば、所要時間の短縮は簡単にできます。キハ261系化で遅くなってしまった列車もあるので、改善してほしいことでもあります。

10791:間違い探し by 龍 on 2021/09/24 at 22:09:11 (コメント編集)

実は、「おおぞら」の歴代のヘッドマークでは、タンチョウの尾や翼の色が間違って描かれています。

実際のタンチョウは、翼の先端の一部が黒く、尾が白いのですが、翼をたたむと翼の黒い部分が尾の上にかぶさるため、尾が黒いように見えます。

キハ183系のヘッドマークでは、飛んでいるタンチョウの翼の先端ではなく真ん中の部分が黒くなっているので、間違った描写になっています。

キハ283系のヘッドマークでは、翼を広げたタンチョウの尾が黒く、翼も本来は白い部分まで黒で描かれているので、これも間違いです。LEDが更新される前の側面表示器(発車時にタンチョウが飛び立つ絵)も同じでした。

キハ261系ではイラストとLEDの2種類の表示がありますが、どちらもタンチョウは正しい色で描かれています。

実際のタンチョウの写真や動画と、「おおぞら」のヘッドマークの絵を見比べてみると、どこが間違っているのかは一目瞭然です。

10799: by 管理人 on 2021/09/28 at 18:13:06

>>「龍」さん、コメントありがとうございます。

それは管理者も知りませんでした。鉄道技術館や過去のヘッドマークなど、キハ82系のものも含めて撮影した写真はたくさんあるので、確認してみます。教えていただき、ありがとうございます。

返信が遅くなり、申し訳ありませんでした。

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