新幹線がやってくる倶知安駅~駅裏は既に工事が始まる
北海道新幹線 - 2020年08月10日 (月)
記事として掲載するのを忘れていましたが、函館本線山線の拠点駅でもある倶知安駅構内で新幹線開業に向けた工事が始まっています。



工事開始前の倶知安駅の様子です。構内には今はもう営業列車として入線することはないキハ150形気動車などが出発準備を行っています。
脇には車庫があり、キハ201系などはここで滞泊を行います。
これが今までの様子でした。5月下旬の時点では・・・







線路や車庫は撤去され、車庫の瓦礫のようなものも確認でき、更地となっていました。ホームにいた倶知安駅員の話を盗み聞きしていると、これからハイペースで工事が進められていくとのことです。
この工事は、現在の在来線の線路の場所に新たに新幹線の高架を設けるため、在来線ホームや線路を移設することによるものです。在来線は隣接する旭ケ丘公園の敷地の一部を倶知安町から買い取り、現在の場所から西側へ移します。
工事は倶知安駅を中心に倶登山川との交点から町道北7条通北線までの約1.5㌔が対象になります。当初、新幹線は地上で建設を予定していましたが、東西で町の分断を避けるため、高架による開業になったようです。
この高架化事業に伴い、在来線ホームを西側に20㍍移設し、線路を3本から2本へ減らします。加えて、倶知安駅のホームは190㍍で8両編成対応になっていますが、移設後はホームを100㍍短くした約90㍍になります。駅舎は解体されず、ホームまで約40㍍の屋根付きの廊下でアクセスします。
これら一連の整備事業はおよそ2年かけて実施され、2021年秋頃までに線路の切り替えを完了させ、2022年中に現在のホームと線路を撤去する計画です。
札幌~新函館北斗間の延伸開業が2031年度に予定されています。しかし、新函館北斗~倶知安間は北海道商工会議所連合会(道商連)の働きかけで2025年度の先行開業を目指す話もあります。実現するのかどうか不明ですが、いずれにしても、在来線ホームの移設等もあり、札幌~新函館北斗間で新幹線の駅が設けられる場所としては、昨今の倶知安駅周辺は話題の場所です。
もう10年弱前の話になりますが、新幹線が札幌までやってきた際、倶知安にも新幹線の駅が設けられる話は既にありました。しかし、関係者の方から話を伺う限りでは、当時の予定では1日に2往復程度しか停車させる計画しかなかったようです。イメージ的には、既に駅名が改称されたり、廃止されたりしていますが、津軽海峡線の旧知内駅や旧津軽今別駅のような雰囲気の新幹線の駅ができる予定でした。
現在は外国人の流入が多くなり、さすがにその当初の構想よりは停車列車の本数が大幅に増えると思いますが、それでも1日の利用者数は1500人前後を見込んでいるということから、新幹線の駅としては利用の規模がそれほど大きくはなさそうです。それでも、試算ながらこれは北海道内の新幹線の駅では、利用者数は多い方の駅になると思いますよ。
いずれにしても、新幹線ができたからといって、爆発的に利用が増えることはなく、利用が増えたとしてもそれは開業初年だけに留まるでしょう。新幹線が開業したからといって大きな経済効果はもたらさないでしょう。それは、新函館北斗駅までの部分開業で既にわかりきっていることです。いかに事前の報道内容や試算に誤りがあったか。
本州では通用しても北海道は通用しませんよ。
ということで、倶知安駅の様子を紹介しました。まだ10年以上先の話なので、実感が湧きませんが、少しづつ札幌延伸に向けて工事が進んでいるようです。
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工事開始前の倶知安駅の様子です。構内には今はもう営業列車として入線することはないキハ150形気動車などが出発準備を行っています。
脇には車庫があり、キハ201系などはここで滞泊を行います。
これが今までの様子でした。5月下旬の時点では・・・







線路や車庫は撤去され、車庫の瓦礫のようなものも確認でき、更地となっていました。ホームにいた倶知安駅員の話を盗み聞きしていると、これからハイペースで工事が進められていくとのことです。
この工事は、現在の在来線の線路の場所に新たに新幹線の高架を設けるため、在来線ホームや線路を移設することによるものです。在来線は隣接する旭ケ丘公園の敷地の一部を倶知安町から買い取り、現在の場所から西側へ移します。
工事は倶知安駅を中心に倶登山川との交点から町道北7条通北線までの約1.5㌔が対象になります。当初、新幹線は地上で建設を予定していましたが、東西で町の分断を避けるため、高架による開業になったようです。
この高架化事業に伴い、在来線ホームを西側に20㍍移設し、線路を3本から2本へ減らします。加えて、倶知安駅のホームは190㍍で8両編成対応になっていますが、移設後はホームを100㍍短くした約90㍍になります。駅舎は解体されず、ホームまで約40㍍の屋根付きの廊下でアクセスします。
これら一連の整備事業はおよそ2年かけて実施され、2021年秋頃までに線路の切り替えを完了させ、2022年中に現在のホームと線路を撤去する計画です。
札幌~新函館北斗間の延伸開業が2031年度に予定されています。しかし、新函館北斗~倶知安間は北海道商工会議所連合会(道商連)の働きかけで2025年度の先行開業を目指す話もあります。実現するのかどうか不明ですが、いずれにしても、在来線ホームの移設等もあり、札幌~新函館北斗間で新幹線の駅が設けられる場所としては、昨今の倶知安駅周辺は話題の場所です。
もう10年弱前の話になりますが、新幹線が札幌までやってきた際、倶知安にも新幹線の駅が設けられる話は既にありました。しかし、関係者の方から話を伺う限りでは、当時の予定では1日に2往復程度しか停車させる計画しかなかったようです。イメージ的には、既に駅名が改称されたり、廃止されたりしていますが、津軽海峡線の旧知内駅や旧津軽今別駅のような雰囲気の新幹線の駅ができる予定でした。
現在は外国人の流入が多くなり、さすがにその当初の構想よりは停車列車の本数が大幅に増えると思いますが、それでも1日の利用者数は1500人前後を見込んでいるということから、新幹線の駅としては利用の規模がそれほど大きくはなさそうです。それでも、試算ながらこれは北海道内の新幹線の駅では、利用者数は多い方の駅になると思いますよ。
いずれにしても、新幹線ができたからといって、爆発的に利用が増えることはなく、利用が増えたとしてもそれは開業初年だけに留まるでしょう。新幹線が開業したからといって大きな経済効果はもたらさないでしょう。それは、新函館北斗駅までの部分開業で既にわかりきっていることです。いかに事前の報道内容や試算に誤りがあったか。
本州では通用しても北海道は通用しませんよ。
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