夜の札幌駅に到着するキハ40形気動車の回送
気動車 - 2020年08月25日 (火)
今回は夜に札幌駅に到着する回送列車を取り上げます。

回930Dと呼ばれている回送列車です。特急「カムイ46号」から逃げ切るダイヤだったはず、、、。
実は運用を辿っていくと、朝の923Dから始まる運用です。朝に苗穂運転所(札ナホ)を出発して、旭川に行って、少し待機して滝川まで戻って、さらに2時間程度待機して岩見沢まで戻ってきます。そして、17時頃まで待機し、一旦滝川へ北上してそこから岩見沢まで客扱いを行い、一気に札幌まで回送してくる運用です。なので、札幌~旭川間を1日かけて行ったり来たりする運用が組まれています。
ダイヤ改正を機に、札幌駅の発着番線が変更されることが多く、現在は4番線に発着しているようです。
この日は、札幌駅には営業列車として入線しない苫小牧運転所(札トマ)の「キハ40-353」が連結されていました。所定であれば、日高色を除く後方の2両で戻ってくるはずなのです。
実は、車両の検査を兼ねて旭川運転所(旭アサ)や苫小牧運転所(札トマ)に所属している車両が、苗穂工場に入場する際の回送列車としての役割も担うため、今回のような普段札幌圏では見られないような異端車が連結されていることがあるのです。
そして翌日以降、苗穂工場に入場し、車両の検査を受けます。検査後の車両は以前少し紹介した函館本線の旭川方面の1番列車である923Dに連結されてそれぞれの所属先へ戻っていきます。
旭川車ならまだしも、苫小牧運転所(札トマ)の車両については、千歳線1本で列車を輸送するのではなく、室蘭本線を経由して岩見沢から札幌へ向かわせるという遠回りな運用が組まれています。少し不思議ですよね。
以前は札沼線の末端区間への回送列車や、深夜になると苗穂運転所(札ナホ)に戻ってくる回送列車も設定されていましたが、現在は既に路線そのものが廃止されており、札幌駅に入線するキハ40形気動車も少なくなっています。その中でも、早朝の923Dに比べて、時間帯的にも今回の回930Dの方が撮影しやすいです。
実は以前は、滝川発の普通列車として営業運転を実施していました。時期は忘れてしまいましたが、岩見沢駅を境に分割されて岩見沢~札幌間は電車による運転となり、キハ40形気動車は回送列車という形で札幌まで運行するようになりました。ダイヤも現在と比べると遅い時間帯に設定され、特急「スーパー宗谷4号」から逃げ切るダイヤが組まれていました。
今となっては、札幌圏でヨンマルに乗れる貴重な列車でした。当時は、学園都市線も電化されておらず、ヨンマルもまだまだ現役だったので、見向きもされませんでしたね。今となっては貴重な列車だったと思います。
今回のような異端車の増結はよく見られます。ヨンマルが少なくなってきたので、毎日当列車だけ記録する価値はあると思います。何といっても魅力なのは、見られる編成のバリエーションの多さであり、4両編成にまでなっていたり、日高色のほかにも、キハ54形気動車が連結されていたり、場合によっては山明号や道央花の恵み号が連結されていることがあるでしょう。タイミングがあえば、定期列車では見ることができない編成も再現されるので、見ていてとても楽しい回送列車です。
ヨンマルが少なくなってきた今だからこそ、確認しておきたい列車の1つですね。
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回930Dと呼ばれている回送列車です。特急「カムイ46号」から逃げ切るダイヤだったはず、、、。
実は運用を辿っていくと、朝の923Dから始まる運用です。朝に苗穂運転所(札ナホ)を出発して、旭川に行って、少し待機して滝川まで戻って、さらに2時間程度待機して岩見沢まで戻ってきます。そして、17時頃まで待機し、一旦滝川へ北上してそこから岩見沢まで客扱いを行い、一気に札幌まで回送してくる運用です。なので、札幌~旭川間を1日かけて行ったり来たりする運用が組まれています。
ダイヤ改正を機に、札幌駅の発着番線が変更されることが多く、現在は4番線に発着しているようです。
この日は、札幌駅には営業列車として入線しない苫小牧運転所(札トマ)の「キハ40-353」が連結されていました。所定であれば、日高色を除く後方の2両で戻ってくるはずなのです。
実は、車両の検査を兼ねて旭川運転所(旭アサ)や苫小牧運転所(札トマ)に所属している車両が、苗穂工場に入場する際の回送列車としての役割も担うため、今回のような普段札幌圏では見られないような異端車が連結されていることがあるのです。
そして翌日以降、苗穂工場に入場し、車両の検査を受けます。検査後の車両は以前少し紹介した函館本線の旭川方面の1番列車である923Dに連結されてそれぞれの所属先へ戻っていきます。
旭川車ならまだしも、苫小牧運転所(札トマ)の車両については、千歳線1本で列車を輸送するのではなく、室蘭本線を経由して岩見沢から札幌へ向かわせるという遠回りな運用が組まれています。少し不思議ですよね。
以前は札沼線の末端区間への回送列車や、深夜になると苗穂運転所(札ナホ)に戻ってくる回送列車も設定されていましたが、現在は既に路線そのものが廃止されており、札幌駅に入線するキハ40形気動車も少なくなっています。その中でも、早朝の923Dに比べて、時間帯的にも今回の回930Dの方が撮影しやすいです。
実は以前は、滝川発の普通列車として営業運転を実施していました。時期は忘れてしまいましたが、岩見沢駅を境に分割されて岩見沢~札幌間は電車による運転となり、キハ40形気動車は回送列車という形で札幌まで運行するようになりました。ダイヤも現在と比べると遅い時間帯に設定され、特急「スーパー宗谷4号」から逃げ切るダイヤが組まれていました。
今となっては、札幌圏でヨンマルに乗れる貴重な列車でした。当時は、学園都市線も電化されておらず、ヨンマルもまだまだ現役だったので、見向きもされませんでしたね。今となっては貴重な列車だったと思います。
今回のような異端車の増結はよく見られます。ヨンマルが少なくなってきたので、毎日当列車だけ記録する価値はあると思います。何といっても魅力なのは、見られる編成のバリエーションの多さであり、4両編成にまでなっていたり、日高色のほかにも、キハ54形気動車が連結されていたり、場合によっては山明号や道央花の恵み号が連結されていることがあるでしょう。タイミングがあえば、定期列車では見ることができない編成も再現されるので、見ていてとても楽しい回送列車です。
ヨンマルが少なくなってきた今だからこそ、確認しておきたい列車の1つですね。
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