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釧路運輸車両所(釧クシ)のみの配置となったキハ283系

一部車両が廃車・解体されてしまったキハ283系ですが・・・



引き続き「おおぞら」3往復で活躍しています。最高運転速度が110km/hになりましたが、最速列車は3時間59分です。減速運転前と停車駅の数は異なりますが、それでも同じ時間で走ってしまうのは凄いですよね。

一部車両が離脱していますが、札幌運転所(札サウ)にはキハ261系1000番台が増備されています。その関係で玉突きという形で同所所属だったキハ283系の一部が釧路運輸車両所(釧クシ)に転属になったことにより、キハ283系は全ての車両が釧路運輸車両所(釧クシ)所属になりました。





旧札幌運転所(札サウ)所属車を対象に廃車が多く発生しました。データで確認する限りでは、釧路運輸車両所(釧クシ)からは3両前後の車両しか廃車は発生していないはずです。一方、札幌から転属となった車両が15両弱確認され、それまでの25両体制から少なくとも35両体制になり、在籍数が一気に10両増えました。この関係で、釧路運輸車両所(釧クシ)の裏手には、キハ283系の姿が多く見られるようになりました。

35両中、1日に最低限使用するのが12両なので、全体の1/3程度の車両数で日々運行していることになります。以前は車両トラブルが多発する車両だっただけに、車両メンテナンス体制や予備車両の確保については、徹底した体制が敷かれているようです。



北海道も地方へ行けば、車両を間近で確認することができます。目の前の道路から望遠レンズを使えば、あたかも目の前で撮影しているような感じで車両を撮影できます。

ドドーンとキハ283系の先頭部を撮影してみましたが、やはりカッコいいです。性能的にはキハ285系などの次世代特急気動車の方が凄いですが、逆にキハ285系にはない魅力・カッコよさがありますよね。営業運転開始から23年を経過していますが、その魅力にはいささかの曇りもありません。





ほかにも裏手に留置されていたわけですが・・・



実は数日後に地元の報道機関北海道テレビ放送で、釧路運輸車両所(釧クシ)のキハ283系を使って地元の消防団が脱線事故を起こした想定で訓練を実施し、その訓練車両として先頭車1両が使われたのです。おそらく、当記事の5枚目と6枚目の写真の先頭車が使われたと思います。

訓練では、消防の機材で列車を持ちあげられるかどうか訓練を実施していたようです。列車を持ちあげて下敷きになった人を助け出すことを想定し、車両を持ちあげて僅かな隙間をつくっていました。鉄道車両を使った訓練はなかなかないと思われ、貴重な訓練になったと思います。これも予備車両が増えたことで実現したと思います。

8月上旬に釧路へ訪問し、一番の目的はノロッコ号でしたが、こうした風景や釧路界隈のキハ261系の様子も確認でき、楽しい1泊2日でした。なかなか足を運ぶことがないので、食事するのも忘れて1日中移動して写真を撮影し続けてしまいました。

ということで、3月ダイヤ改正以降のキハ283系の様子をお伝えしました。充当列車が3往復に減ってしまい、走行シーンが見られる機会が少なくなってしまいましたが、やはり、「おおぞら」にはキハ283系が似合います。今後いつまで活躍が続けられるか不明ですが、引退で騒がしくなる前に地道に記録しておいた方がよさそうです。











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コメント
9656:振り子登場時の衝撃は大きかったです by 千葉日台 on 2020/08/23 at 22:11:49

国鉄民営化直後に気動車は特急でも評定速度100km/hは難しいといわれていましたが(局所的にはキハ181系やNN183系は達成していた)、あっさりと100km/hを超えて当時の評定速度日本一になったのが281系です。283系は根室線系統だったので評定速度こそ及びませんでしたが、北斗に専用投入されていれば更にスピードアップされていたと思います。

ただ、JR車の四国の2000系も廃車が進んでいる事から、こうしたスピードアップの裏には車両に対する負担が大きかったのかも知れませんね。

キハ181系が42年に渡って使用され、キハ183Nが33年経っても現役である事を考えるとあまりに老朽化が早いと思います。

残りは無事に走り切ってほしいです。

9660: by 管理人 on 2020/08/27 at 07:46:55

>>「千葉日台」さん、コメントありがとうございます。

一時は気動車特急は日本一の表定速度を誇るようになりました。停車駅も極端に絞った列車でしたが、それでも凄いと言わざるを得ません。

「スーパーおおぞら」は90km/h台でしたが、線形を考えると納得のいくものです。従来から1時間程度短縮していましたから、それだけでも納得ですよ。

四国の2000系でも廃車が始まっています。話を聞く限りでは、キハ283系のように揺れが凄いとのことです。やはり長年使用されていると車体に負荷がかかるようですね。四国の場合は北海道以上に急カーブが連続する区間が多いと思います。必然的に車体に対する負荷がかかってしまう状況になりそうです。

従来の特急気動車から比べると、引退は早いです。あとは9年前のような大事故、そしてトラブルが連続して発生しないように日々安全に運行してほしいと思います。

10113:釧路のキハ283系も置き換えへ by 龍 on 2021/01/25 at 14:00:56 (コメント編集)

キハ261系1000番台のST-1119編成(キロ261-1119・キハ260-1119)とST-1219編成(キハ261-1219・キハ260-1219)が甲種輸送を開始しました。所属表記は「釧クシ」なので、釧路運輸車両所にキハ261系が初めて配置されることになります。

ということは、今後キハ283系は釧路からも撤退していくことになりそうです。もし転用するのであれば、函館運輸所(函ハコ)へ転属してキハ281系を置き換えるか、苗穂運転所(札ナホ)へ転属してキハ183系を置き換えるかのどちらかですが、あり得るとしたら札幌運転所(札サウ)に配置されていた頃に「北斗」系統で運用実績のある前者でしょうか?

10120: by 管理人 on 2021/01/25 at 22:22:55

>>「龍」さん、コメントありがとうございます。

釧路配置になるとのことで、先程確認しました。

転属はあり得ないと思います。残った車両は最終増備車とはいえやはり揺れが酷いんですよね。特に大楽毛あたりを走行していると、線路のつぎはぎの部分でもかなりショックを拾いますよ。昨夏に乗ってびっくりしました。

今年は置き換えられる予定はないので、来年増備車が登場して残る3往復も置き換えられるような形になりそうです。それまでは習熟試運転等で活用されそうですね。

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