9月20日の苗穂工場解体線付近の様子
苗穂工場関連 - 2020年09月21日 (月)
昨日の苗穂工場の解体線付近の様子です。

キハ283系と・・・
なぜか789系0番台も付近に置かれていました。車番は「クハ789-302」です。


両者は電車と気動車という大きな違いがありますが、北海道特有の先頭スタイル(げんこつ型)を採用しています。踏切事故等から運転士を保護するために運転席を2階に設置しました。この構造のおかげで、2010年に函館本線で「スーパーカムイ」とダンプカーが衝突した際、運転士は軽傷で済みましたね。
キハ281系から最新のキハ261系までさまざまな形状があって面白いですね。
それはさておき、苗穂工場ではキハ283系の解体が引き続き進められています。それは以前お伝えしていることですが、昨日は789系0番台のもと付属編成の先頭車も付近に置かれていました。
まさか、解体ではないですよね??
ですが、用途のない車両で、営業運転を一旦終了してから4年が経ちました。北海道新幹線と入れ替わる形で役目を終えた車両です。
その後、2年ほど函館運輸所(函ハコ)や五稜郭車両所で過ごし、2018年夏に苗穂工場へやってきました。使用される見込みはなく、現時点では部品取り用車両として苗穂工場敷地内に留置される日々が続いています。

かつての785系NE-105編成状態です。同編成は後に「スーパー白鳥」の増結用として見事に復活を遂げましたが、これら789系0番台のもと増結ユニットはどうなるのでしょう??最悪、活用されないままそのまま廃車になる可能性もありそうです。
ちなみに、今年4月の時点で車籍はまだ残っています。所属先も函館運輸所(函ハコ)のまま変わりません。
最近は電車を活用した観光列車も増えています。ただ、北海道の場合は電化区間は限られますから、観光列車としても活用するにしても、限られた区間内での使用になりそうです。
ほかにも、繁忙期輸送対策として、「ライラック」のうち、「大雪」や「サロベツ」の接続列車に2両を増結するという策もありますが、現状の運用のまま活用するとなると、1日に3本は必要になるはずです。万が一3本あったとしても予備車両がないので、どの編成かで車両故障が発生した場合、その繁忙期増結はできなくなります。
いずれにしても、単に使わないままというのは勿体ない話であり、何らかの形で使用を模索してほしいというのが正直なところです。北海道の場合、車両を転用するには、転用前後で活用方法がガラリと変わります。なので、転用後に仲間はずれになってしまう車両もあります。JR西日本の289系は上手く編成を組み替えて活用していますよね。活躍エリアがガラリと変わりましたが、無駄なく車両を活用している素晴らしい事例だと思います。
一時は、uシート車を組み込んで5両編成化し、残りの785系を置き換えるものだと思っていましたが、結局そのような動きはなく、785系は引き続き活躍し、今年で車齢30年ですが、置き換え計画もありません。このように、活用できそうな列車はいくらでもあります。車齢20年に達しない比較的新しめの車両が使われないまま放置されている現状は、とても残念ですね。
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キハ283系と・・・
なぜか789系0番台も付近に置かれていました。車番は「クハ789-302」です。


両者は電車と気動車という大きな違いがありますが、北海道特有の先頭スタイル(げんこつ型)を採用しています。踏切事故等から運転士を保護するために運転席を2階に設置しました。この構造のおかげで、2010年に函館本線で「スーパーカムイ」とダンプカーが衝突した際、運転士は軽傷で済みましたね。
キハ281系から最新のキハ261系までさまざまな形状があって面白いですね。
それはさておき、苗穂工場ではキハ283系の解体が引き続き進められています。それは以前お伝えしていることですが、昨日は789系0番台のもと付属編成の先頭車も付近に置かれていました。
まさか、解体ではないですよね??
ですが、用途のない車両で、営業運転を一旦終了してから4年が経ちました。北海道新幹線と入れ替わる形で役目を終えた車両です。
その後、2年ほど函館運輸所(函ハコ)や五稜郭車両所で過ごし、2018年夏に苗穂工場へやってきました。使用される見込みはなく、現時点では部品取り用車両として苗穂工場敷地内に留置される日々が続いています。

かつての785系NE-105編成状態です。同編成は後に「スーパー白鳥」の増結用として見事に復活を遂げましたが、これら789系0番台のもと増結ユニットはどうなるのでしょう??最悪、活用されないままそのまま廃車になる可能性もありそうです。
ちなみに、今年4月の時点で車籍はまだ残っています。所属先も函館運輸所(函ハコ)のまま変わりません。
最近は電車を活用した観光列車も増えています。ただ、北海道の場合は電化区間は限られますから、観光列車としても活用するにしても、限られた区間内での使用になりそうです。
ほかにも、繁忙期輸送対策として、「ライラック」のうち、「大雪」や「サロベツ」の接続列車に2両を増結するという策もありますが、現状の運用のまま活用するとなると、1日に3本は必要になるはずです。万が一3本あったとしても予備車両がないので、どの編成かで車両故障が発生した場合、その繁忙期増結はできなくなります。
いずれにしても、単に使わないままというのは勿体ない話であり、何らかの形で使用を模索してほしいというのが正直なところです。北海道の場合、車両を転用するには、転用前後で活用方法がガラリと変わります。なので、転用後に仲間はずれになってしまう車両もあります。JR西日本の289系は上手く編成を組み替えて活用していますよね。活躍エリアがガラリと変わりましたが、無駄なく車両を活用している素晴らしい事例だと思います。
一時は、uシート車を組み込んで5両編成化し、残りの785系を置き換えるものだと思っていましたが、結局そのような動きはなく、785系は引き続き活躍し、今年で車齢30年ですが、置き換え計画もありません。このように、活用できそうな列車はいくらでもあります。車齢20年に達しない比較的新しめの車両が使われないまま放置されている現状は、とても残念ですね。
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