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1編成でおよそ20億円!!身の丈にあった観光列車キハ261系5000番台

時間が経過していくにつれ、新製されたばかりの多目的車両、キハ261系5000番台の内容が明らかになってきました。





今回は製造費用についてです。

キハ261系1000番台を1両製造するのに、およそ3億円かかります。そして、今回製造されたキハ261系5000番台は、それを上回る4億円で、1編成あたりの製造費用は20億円、2編成で40億円の製造費用がかかっています。

車体形状はほぼ同じですが、1号車をフリースペースとしたことで、公衆無線LANの設置、室内デザイン、レイアウトの変更や、シート生地、車内デザインなど、従来の1000番台と異なる点が多くあります。機関などの搭載機器については同一のものが搭載されていると思われます。

1両4億円といえば・・・



ちょうど隣に停車していました。キハ201系とほぼ同額の製造費用です。キハ285系試作車を除けば、おそらく営業列車で使用する気動車では製造費用が1番高価なのがキハ201系です。新幹線車両並みと言われています。

キハ283系で1両あたり2.2億円と言われています。あの高性能特急気動車よりもこれらの車両ははるかに高いです。

近年登場する気動車は、製造費用が本当に高いですよね。このペースだと、いずれ新幹線車両を製造するよりも高くなる日が来るのではないでしょうか?

それほど高価な車両なのだから、やはり末永く使用してほしいものです。ニセコエクスプレスやクリスタルエクスプレスのように、1年のうちに数回しか使われないようであれば、高額な製造費用を拠出して投入した意味がなくなってしまいます。ぜひとも長い活躍を期待したいです。

しかし、30年後も世の中が現在と同様に推移しているとは考えにくいです。昨今では新型コロナウィルスの影響で、今後世の中がどのように変化していくのか見えない状況です。必ず大きく変化することはあっても、それがどのように変化するのかはわかりません。

このキハ261系5000番台では、従来の1000番台に仕様をほぼ統一するという工夫もされています。その工夫とは、例えば、窓配置などを従来の1000番台と同様にしておくことで、転用も容易だということです。臨時用及び、多目的車両としての役割を終える場合、座席や小規模な改造で1000番台と同一仕様にすることが可能になっていると思われます。

実際に、フリースペースもグリーン車と同じ窓配置でなくてもいいわけです。それでもあえて、グリーン車と同じ窓配置にしたということは、多目的室や販売カウンターを設置する理由があったことに加え、万が一に備えて従来車への転用も可能になっている可能性もあるでしょう。

北海道では、車両を転用する場合、使用状況が大きく変わるため、少なからず余剰車を生み出してきました。そして、列車別・方面別に専用の改造を実施した結果、後々になって車両が使えなくなる場合も出てきました。そうした過去の反省点を踏まえた集大成がキハ261系5000番台です。

新しい観光列車が誕生したというのに、島田社長は会見で控えめで、「身の丈にあった観光列車」と言及されていたのが印象的でした。観光用の車両とはいえ、10月の臨時列車での使用後は、網走・函館・釧路・稚内の各方面で定期列車の代わりに使用された後、11月からほぼ2日に一度「宗谷」と「サロベツ」で使用されるようになります。

宗谷線特急は過去に12月中に車両故障が相次ぎ、定期運用が壊滅的になったこともありました。この対策も兼ねていると思われますが、ニセコエクスプレスやクリスタルエクスプレスのような遊休状態を極力なくし、多客臨の予定がないシーズンは定期列車の運行を補完する役割が与えられそうです。

営業運転開始が楽しみですね。










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コメント
9739:製造コスト by ブリンデン on 2020/10/03 at 11:07:24

管理人様

いつも北海道の貴重な情報、ありがとうございます。

製造コストの問題は、量産コストも大きく影響していると思われます。

近年、大手民鉄でも意匠は異なりますが、基本的な仕様はメーカー標準車両に移行しつつありますが、それもコスト面を考慮していると思われます。

そのため地方の中小民鉄は、旧型車置き換えの際、コストを抑えるため、大手民鉄の中古車導入にシフトしているように思います。

JR北海道が電気式気動車をJR東と共通仕様にしたのもコスト削減を狙ったものでしょう。

ところで特急型については、残念ながら標準型に相当する車両が存在しません。JR北海道としては、261系を標準型に設定することで、導入コスト削減を図っているのでしょう。

なお、新幹線は一見、高そうですが、量産効果が非常に大きいので、結果として、単価が下がっていると思います。

日本の場合、特殊事情があるので、欧州のようにメーカー標準の車両を購入する方式にはなかなか切り替わらないと思いますが、コストの問題は、どの鉄道会社でも頭が痛いと思います。

余談になりますが、各鉄道がこぞって導入しているクルーズトレインや類似の車両も、1編成故に、今後の保守コスト増大が懸念されると思います。その分、乗車料金が高いのかもしれませんが‥

長文、失礼しました。

9741:こんばんは(*^^*) by らんちゃん on 2020/10/03 at 20:26:14 (コメント編集)

ピンクはまなす、20億円・・・なのですね。

今日確か、小樽で1&2両目の、内覧会でしたよね?

早く乗りたい!楽しみ!!

9742: by ナナッシー on 2020/10/03 at 21:29:29

こんばんは
JR北海道の会社案内パンフレット2020によると261系5000代は主に宗谷号とサロベツ号に充当する旨の記載がなされていたことから、リゾートトレインというよりは定期の特急列車の予備車としての運用がメインになりそうです。
近い将来ラベンダーとはまなすが1日の宗谷号とサロベツ号の代走に従事する可能性があります。

9745: by 管理人 on 2020/10/06 at 21:37:16

>>「ブリンデン」さん、コメントありがとうございます。

中古車を導入して仕入れを抑えることも大事ですが、後のメンテナンス費用が増大すれば意味ありません。そのあたりは考慮していると思いますが、難しい判断だと思います。

でも、地方の私鉄は車両を製造してもほぼワンオフになり、量産効果が得づらいですよね。そのあたりを考慮すると、やはり中古になってしまいますよね。

今回の記事では新幹線車両と比較していますが、費用対効果が圧倒的に新幹線は大きいですよね。最低でも何百両も製造しますから、単価で考えたらそこまで驚くような数字ではないはずです。そして性能を考えたら、とても安いと思います。

車両の標準化は今後も難しいと思いますが、動力機関の標準化は一部で進みそうですよね。SA6D14OHE-2エンジン搭載車が増えています。ハイブリッドやディーゼルエレクトリック式が採用されなければ、普及しそうなエンジンです。普通列車用から特急用まで幅広く使われていますよね。

昨今は臨時列車ブームです。どこも勢いで導入しますが、導入後10年以上経過してどうなるか?保守費用増大で追いやられなければいいですね。

9747: by 管理人 on 2020/10/06 at 21:51:09

>>「らんちゃん」さん、コメントありがとうございます。

内覧会は前々回の土曜日でした。

11月から「宗谷」・「サロベツ」に2日に1回充当されます。我々一般人が利用できる機会も多くなります。管理者も早く乗り&撮りたいです!

9748: by 管理人 on 2020/10/06 at 21:53:20

>>「ナナッシー」さん、コメントありがとうございます。

離島観光シーズンなど、特急「ライラック旭山動物園号」のような頻度で運行されると思っていましたが、それ以上に使用されるようで、管理者としても驚きです。宗谷本線は近年特に力を入れてますよね。不思議です。

離島観光シーズンの週末になれば、5000番台2編成とも登板する可能性もありそうですよね。

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