キハ183系の墓場と化している昨今の苗穂工場
キハ183系 - 2020年10月07日 (水)
昨今の苗穂工場敷地内では、多くのキハ183系の姿を確認します。

おそらくお役御免になった車両たちで、いずれ解体される車両たちだと思います。まさに墓場ですね。
解体線とその周りでザッと9両います。車番を少し確認してきましたが、苗穂工場入場前から定期列車に入らなくなった車両も含まれています。今年4月時点で廃車になっていない車両も含まれ、その後にお役御免になった車両もこの中にあることでしょう。
とかち色の「キハ182-512」もおり、同車が解体されれば、キハ183系のとかち色車は消滅することになります。
それにしても、久しぶりに確認した賑わいでした。


現在はもうキハ183系の初期車は在籍していません。N183系以降のマイナーチェンジ車のみとなっていますが、そのマイナーチェンジ車も1986年から製造されており、車齢30年を超えています。キハ183系の初期車が量産車で車齢が長くて35年、36年で引退しているので、それを考えれば、N183系以降の車両も車齢が今年で34年になり、廃車・解体という流れは納得のいくものです。

過去に、JR北海道のニュースリリースから発表された0番台の老朽・劣化状況についてです。劣化や腐食が激しく、このような状況下でも使い続けていました。N183系以降の車両でも、車齢を考えればそのような車両も出ていると思います。
6年前から「北斗」で使用されていた車両で機関換装が始まりました。理由は、長年の高速走行における劣化という理由もあったと思いますが、第一に、各種部品が生産を中止し、メンテナンスに苦慮していた実態が明らかとなりました。そこで、キハ261系と同等のエンジンに換装し、その他機器を更新することでメンテナンス体制を改善する措置がとられました。
その時点で車齢30年弱が経過しており、既に車両を維持し続けることが困難な状況に陥っていました。それから数年使い続け、現在は厳冬期は特に車両に負荷がかかる道北方面を中心に運行しており、さすがにそのような使用環境では、車両は悲鳴を上げていると思います。
国鉄分割民営化前から活躍し続け、初期車とともに、北海道の特急列車の拡充に貢献しました。キハ281系といった高速型の後継車両の登場で脇役へと転じることになりますが、車両トラブルなどが相次ぎ、代走時はキハ183系が登板し、引き続きなくてはならない存在でした。しかし、車両の老朽化には勝てず、徐々に活躍の場を減らし、昨今は定期列車は網走方面のみとなり、そのほか、一部の臨時列車や代走として活躍するに留まっています。
いずれキハ261系に置き換えられ、キハ183系が終焉を迎える日がやってきます。正確な時期は未定ですが、当記事の写真の風景を見ていると、いよいよキハ183系もラストスパートといったところでしょうか。
今のうちに記録しておきたいですね。
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おそらくお役御免になった車両たちで、いずれ解体される車両たちだと思います。まさに墓場ですね。
解体線とその周りでザッと9両います。車番を少し確認してきましたが、苗穂工場入場前から定期列車に入らなくなった車両も含まれています。今年4月時点で廃車になっていない車両も含まれ、その後にお役御免になった車両もこの中にあることでしょう。
とかち色の「キハ182-512」もおり、同車が解体されれば、キハ183系のとかち色車は消滅することになります。
それにしても、久しぶりに確認した賑わいでした。


現在はもうキハ183系の初期車は在籍していません。N183系以降のマイナーチェンジ車のみとなっていますが、そのマイナーチェンジ車も1986年から製造されており、車齢30年を超えています。キハ183系の初期車が量産車で車齢が長くて35年、36年で引退しているので、それを考えれば、N183系以降の車両も車齢が今年で34年になり、廃車・解体という流れは納得のいくものです。

過去に、JR北海道のニュースリリースから発表された0番台の老朽・劣化状況についてです。劣化や腐食が激しく、このような状況下でも使い続けていました。N183系以降の車両でも、車齢を考えればそのような車両も出ていると思います。
6年前から「北斗」で使用されていた車両で機関換装が始まりました。理由は、長年の高速走行における劣化という理由もあったと思いますが、第一に、各種部品が生産を中止し、メンテナンスに苦慮していた実態が明らかとなりました。そこで、キハ261系と同等のエンジンに換装し、その他機器を更新することでメンテナンス体制を改善する措置がとられました。
その時点で車齢30年弱が経過しており、既に車両を維持し続けることが困難な状況に陥っていました。それから数年使い続け、現在は厳冬期は特に車両に負荷がかかる道北方面を中心に運行しており、さすがにそのような使用環境では、車両は悲鳴を上げていると思います。
国鉄分割民営化前から活躍し続け、初期車とともに、北海道の特急列車の拡充に貢献しました。キハ281系といった高速型の後継車両の登場で脇役へと転じることになりますが、車両トラブルなどが相次ぎ、代走時はキハ183系が登板し、引き続きなくてはならない存在でした。しかし、車両の老朽化には勝てず、徐々に活躍の場を減らし、昨今は定期列車は網走方面のみとなり、そのほか、一部の臨時列車や代走として活躍するに留まっています。
いずれキハ261系に置き換えられ、キハ183系が終焉を迎える日がやってきます。正確な時期は未定ですが、当記事の写真の風景を見ていると、いよいよキハ183系もラストスパートといったところでしょうか。
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