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ノースレインボーエクスプレスが苗穂工場に入場中

先日、ノースレインボーエクスプレスが苗穂工場に入場していました。



ただし3両だけ。残りは・・・



苗穂運転所(札ナホ)裏手に留置されていました。ちなみに昨日、この2両も苗穂工場に入場したらしいですよ。

後継となるキハ261系5000番台が登場したばかりで、この時期の入場は異例かもしれません。管理者の頭の片すみでは、このまま廃車・解体の可能性も・・・みたいな感じで不安な点もあります。いかんせん、新型コロナウィルスの影響で人が密集しやすい環境をつくり出すことは避けるべきで、ノースレインボーエクスプレスの場合、ラストランにふさわしい区間というのがないですよね。

同車はフラノエクスプレスのように、列車名に地名が入っておらず、オールマイティに活躍できるようになっています。昨年ラストランを実施したクリスタルエクスプレスの場合、列車名に地名こそ入っていませんでしたが、フラノエクスプレス運行終了後は、富良野方面の臨時列車として運行する機会が多く、その実績もあってラストランは札幌~富良野間に選ばれました。

ノースレインボーエクスプレスの場合、万が一ラストランを実施するとしたらどの区間がよいでしょうか?過去には札幌~函館間で「はこだてエクスプレス」として運行していた時期もありました。元々は3両編成で、3両編成でデビューした当初は専ら「はこだてエクスプレス」として運行していましたね。

時期が時期なだけに、動向が気になります。

それだけでは取り上げる内容がつまらないので、せっかく苗穂工場に入場した様子をお伝えしているのだから、車両の検査周期についても取り上げていきましょう。



鉄道車両には面白い仕組みがあり、当分使用予定がない車両を再度走らせることを前提に休車とし、当該期間は検査サイクルの運行年数から除外することができます。現在はどうか知りませんが、北海道の場合、数年前まで国鉄時代と同じ「一休車」の呼称が使われており、稀に車両の連結面に「一休車」と書かれたプレートが設置された車両も見ることができました。

ちなみに、「二休車」という呼称もあり、こちらは廃車を予定し、休車としている車両という扱いのようです。

おそらく、晩年は使用頻度が低かったこれらリゾート気動車については、冬季など、稼働しない期間は「一休車」扱いとし、検査サイクルを延ばして使用していた可能性があります。気動車(内燃動車)の場合、重要部検査だと4年または50万キロ、全般検査だと8年または120万キロだったはずです。

北海道のリゾート気動車は年々活躍の場が狭まり、1年で使用する機会は僅かです。例えば、今回の入場が重要部検査なのか、全般検査なのか、それ以外なのか不明ですが、前回の検査時期から大幅に繰り下げられている場合、運行しない度にその都度、休車扱いにして検査サイクルを延ばしていることが考えられます。

今後は新型コロナウィルスの影響で車両の減車や本数削減が予定されています。運用数に対して保有数が明らかに上回る状態になりますから、運用の関係でしばらく使わない車両を休車扱いとし、検査サイクルを延ばす車両が多く発生してくると思います。

ノースレインボーエクスプレスについても、「フラノラベンダーエクスプレス」の運行日が縮小されたことや、運転開始時期が大幅に繰り下げられたことで、本来到達すべき走行距離には達していないはずです。それを踏まえると、今しばらく残る可能性も出てきそうです。










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コメント
9770: by ぴよこ on 2020/10/24 at 23:31:57 (コメント編集)

検査表記全車に28-3苗穂工とありまだ他の車両はわかりませんが検査期限には達してないと思われます。
あと質問ですがここ最近の写真ですとbsアンテナ?(6000番台にもついてるのと同等]がキサハのは上部の丸いものがなくなっています。水色のは付いたままになっています。手持ちの代走セットだと水色にはアンテナも台座もなくキサハに2つ完全体のアンテナがついており今の時代と合いません。水色に増設された代わりにキサハのが撤去されたのでしょうか?
今年のフララベで車掌にオーディオ(アームレスト、vtr)と前方カメラについて質問したところ両方とも壊れていて動かない最後に使ったのはいつかわからないとのことでした。車掌室を車外から見たところクリスタルやニセコの座席にあったミニテレビがありましたが液晶は灰色を表示しておりました。
流氷特急でクロサギの映画を流したとありましたが
もともとあのテレビは地上波も受信できたのでしょうか?

9771: by 777 on 2020/10/27 at 03:38:22 (コメント編集)

以前は宗谷線特急の代走で走っていたけど、それも新車の5000番台で行われる予定だし、コロナの影響もあってこの感じだと暫く走る事が無さそうな感じですね。




9774: by ハマヒデ on 2020/10/27 at 10:42:45

今年の秋冬臨時も激減して、使用する列車は見当たりません。
検査切れを待たずこのまま廃車の予感します。
残念ですが。。。

9782: by 管理人 on 2020/10/30 at 07:55:26

>>「ぴよこ」さん、コメントありがとうございます。

アンテナについて詳細は知りませんが、鉄道模型でその細部を再現するのはそもそも難しいかもしれません。色が塗り替えられたスラント車だけ新規製作して、それ以外の4両は旧ロットと同じ可能性もあります。マイクロは外装等細かい再現を表現した内容で告知してきますが、785系の場合は乗降扉がリニューアル前のものだったり等、残念な箇所が所々見受けられましたよ。

ノースレインボーエクスプレスの車載は数年前から機能していないはずです。故障が理由だったと思います。管理者も以前代走の「宗谷」に乗車した際、機能していませんでした。このあたりがワンオフ車両の欠点ですよね。

地上波を流せるのかどうか不明ですが、臨時列車の運行に合わせて映画を放送したことがあるようです。現在は実施されていませんが、オーディオパネルが設けられており、ラジオの配信が行われていたはずですよ。

返信が遅くなり、申し訳ありませんでした。

9783: by 管理人 on 2020/10/30 at 08:00:22

>>「777」さん、コメントありがとうございます。

ラストランぐらいは実施されると思うので、おそらくまだ完全な引退はしていないはずです。記事中のとおり、休車扱いにして検査期限を延ばしている可能性はありそうです。

冬季はキハ261系0番台で故障が多くなり、代走が発生しやすい時期です。はまなす編成で今年は1運用をカバーすることになりそうですが、万が一を考慮して待機させておいた方がよさそうです。過去には、全ての運用が代走だった事例もありますしね。

仰る通り、しばらく使用することはなさそうな雰囲気なので、今後が気になります。

返信が遅くなり、申し訳ありませんでした。

9784: by 南の虎 on 2020/10/30 at 15:45:41

廃車にするのがもったいないような車両ですが、使い勝手という点では決して良くないので、261系5000番台が登場した今となっては、そう長くはないのだろうと覚悟はしています。
ラストラン、函館方面はどうでしょう。「はこだてエクスプレス」で青函トンネルも超えた実績があります。NREにとって一番の晴れ舞台だったような気がします。
もしくは、網走まで。「流氷特急オホーツクの風」。

9785: by 管理人 on 2020/10/30 at 23:37:25

>>「ハマヒデ」さん、コメントありがとうございます。

実際はどうなんでしょう?ラストランぐらいはやってほしいところです。

まもなく冬になるので、廃車の流れだとすれば、解体は来春に持ち越されそうですね。

9794: by 管理人 on 2020/11/01 at 00:36:35

>>「南の虎」さん、コメントありがとうございます。

ワンオフ車両なので使い勝手は悪いですよね。ハイデッカーだし、ドアも冬季を中心に故障するし。

キハ261系5000番台が後継車両として発表されている以上、準備が整い次第、引退する流れだと思います。

本州で使用されたこともあるし、130km/h運転で使用したこともありました。クリスタルエクスプレスのようなラストランは難しいと思いますが、過去にはトマサホのように道内各方面へさよなら運転を実施した車両もあるので、そのようなラストランもありなのかなと思います。

ラストランは実施してくれると思うので、それがどのような形で実施されるのか気になりますね。

9844:検査入場か by 苗穂住民 on 2020/12/03 at 19:08:10

 こんばんは。

 ノースレインボーエクスプレスは入場当初1・2号車が南側、3~5号車が北側に留置されていましたが間もなく5号車が見えなくなり、最近4号車も見えなくなりました。工場の建物内に移動したものと思われます。廃車前提であれば、ずっと外に留置されますので、検査入場の可能性があります。5号車が検査入場中と思しき画像がネット上にありました。
 コロナの影響で新車導入計画が先延ばしになったのかもしれません。ただ、残っている183系は30~34年ですので、今後順次廃車されると思われます。比較的新しく、走行した距離も短いノースレインボーにもう少し活躍してもらうのではないでしょうか。はまなす編成がデビューしたことで、ノースレインボーの入場中の車両繰りも問題無いと思います。もしかするとあと4年程度は活躍するかもしれませんね。
 JR北海道のサイトの列車ガイドに掲載されているうちは大丈夫な気がします。

9847: by on 2020/12/04 at 00:56:06

>>「苗穂住民」さん、コメントありがとうございます。

前回の全般検査時期を忘れてしまいましたが、稼働しないその都度休車扱いにして検査サイクルを先延ばしにしているでしょうから、当初の予定よりも活躍が期待できるかもしれません。置き換えが発表されたのはコロナ前ですから、時期が先送りされた可能性も否定できません。

あるいは、走行距離に達しないと検査も実施できませんから、ほぼ遊休状態の車両では、次回検査を実施すべき走行距離にも達しづらいはずです。少なくともコロナでフラノラベンダーエクスプレスにおける稼働が減った以上、走行距離が想定よりも達していないことは確実で、まだ活躍できる状態であることは間違いないはずですよ。

動向を見守りたいですね。

10108:今年冬までは残るかな? by 南国 on 2021/01/23 at 21:28:56

昨年初めにはオリンピック時の連休を利用して
北海道に行くつもりでしたが、コロナ禍で断念。
廃車が先延ばしになり、運行されるようなら、
80系・183系のジョイフルトレインは、フラノエクスプレスと
ニセコエクスプレスの2編成しか乗っていないので
コロナ禍次第では、乗りに行きたいです。

10110: by 管理人 on 2021/01/24 at 00:53:00

>>「南国」さん、コメントありがとうございます。

キハ261系5000番台登場で引退するかと思いきや、苗穂工場で綺麗にしているようです。全検レベルで綺麗にしているようです。

今年のラベンダーエクスプレスなどで引き続き使用されるかもしれません。今全般検査実施したら、数年は残るでしょう。

まだまだ乗れるチャンスはありそうです。

あとはコロナですよね、、、。夏に収まるといいですね。

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