ノースレインボーエクスプレスが苗穂工場に入場中
キハ183系 - 2020年10月24日 (土)
先日、ノースレインボーエクスプレスが苗穂工場に入場していました。

ただし3両だけ。残りは・・・

苗穂運転所(札ナホ)裏手に留置されていました。ちなみに昨日、この2両も苗穂工場に入場したらしいですよ。
後継となるキハ261系5000番台が登場したばかりで、この時期の入場は異例かもしれません。管理者の頭の片すみでは、このまま廃車・解体の可能性も・・・みたいな感じで不安な点もあります。いかんせん、新型コロナウィルスの影響で人が密集しやすい環境をつくり出すことは避けるべきで、ノースレインボーエクスプレスの場合、ラストランにふさわしい区間というのがないですよね。
同車はフラノエクスプレスのように、列車名に地名が入っておらず、オールマイティに活躍できるようになっています。昨年ラストランを実施したクリスタルエクスプレスの場合、列車名に地名こそ入っていませんでしたが、フラノエクスプレス運行終了後は、富良野方面の臨時列車として運行する機会が多く、その実績もあってラストランは札幌~富良野間に選ばれました。
ノースレインボーエクスプレスの場合、万が一ラストランを実施するとしたらどの区間がよいでしょうか?過去には札幌~函館間で「はこだてエクスプレス」として運行していた時期もありました。元々は3両編成で、3両編成でデビューした当初は専ら「はこだてエクスプレス」として運行していましたね。
時期が時期なだけに、動向が気になります。
それだけでは取り上げる内容がつまらないので、せっかく苗穂工場に入場した様子をお伝えしているのだから、車両の検査周期についても取り上げていきましょう。

鉄道車両には面白い仕組みがあり、当分使用予定がない車両を再度走らせることを前提に休車とし、当該期間は検査サイクルの運行年数から除外することができます。現在はどうか知りませんが、北海道の場合、数年前まで国鉄時代と同じ「一休車」の呼称が使われており、稀に車両の連結面に「一休車」と書かれたプレートが設置された車両も見ることができました。
ちなみに、「二休車」という呼称もあり、こちらは廃車を予定し、休車としている車両という扱いのようです。
おそらく、晩年は使用頻度が低かったこれらリゾート気動車については、冬季など、稼働しない期間は「一休車」扱いとし、検査サイクルを延ばして使用していた可能性があります。気動車(内燃動車)の場合、重要部検査だと4年または50万キロ、全般検査だと8年または120万キロだったはずです。
北海道のリゾート気動車は年々活躍の場が狭まり、1年で使用する機会は僅かです。例えば、今回の入場が重要部検査なのか、全般検査なのか、それ以外なのか不明ですが、前回の検査時期から大幅に繰り下げられている場合、運行しない度にその都度、休車扱いにして検査サイクルを延ばしていることが考えられます。
今後は新型コロナウィルスの影響で車両の減車や本数削減が予定されています。運用数に対して保有数が明らかに上回る状態になりますから、運用の関係でしばらく使わない車両を休車扱いとし、検査サイクルを延ばす車両が多く発生してくると思います。
ノースレインボーエクスプレスについても、「フラノラベンダーエクスプレス」の運行日が縮小されたことや、運転開始時期が大幅に繰り下げられたことで、本来到達すべき走行距離には達していないはずです。それを踏まえると、今しばらく残る可能性も出てきそうです。
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ただし3両だけ。残りは・・・

苗穂運転所(札ナホ)裏手に留置されていました。ちなみに昨日、この2両も苗穂工場に入場したらしいですよ。
後継となるキハ261系5000番台が登場したばかりで、この時期の入場は異例かもしれません。管理者の頭の片すみでは、このまま廃車・解体の可能性も・・・みたいな感じで不安な点もあります。いかんせん、新型コロナウィルスの影響で人が密集しやすい環境をつくり出すことは避けるべきで、ノースレインボーエクスプレスの場合、ラストランにふさわしい区間というのがないですよね。
同車はフラノエクスプレスのように、列車名に地名が入っておらず、オールマイティに活躍できるようになっています。昨年ラストランを実施したクリスタルエクスプレスの場合、列車名に地名こそ入っていませんでしたが、フラノエクスプレス運行終了後は、富良野方面の臨時列車として運行する機会が多く、その実績もあってラストランは札幌~富良野間に選ばれました。
ノースレインボーエクスプレスの場合、万が一ラストランを実施するとしたらどの区間がよいでしょうか?過去には札幌~函館間で「はこだてエクスプレス」として運行していた時期もありました。元々は3両編成で、3両編成でデビューした当初は専ら「はこだてエクスプレス」として運行していましたね。
時期が時期なだけに、動向が気になります。
それだけでは取り上げる内容がつまらないので、せっかく苗穂工場に入場した様子をお伝えしているのだから、車両の検査周期についても取り上げていきましょう。

鉄道車両には面白い仕組みがあり、当分使用予定がない車両を再度走らせることを前提に休車とし、当該期間は検査サイクルの運行年数から除外することができます。現在はどうか知りませんが、北海道の場合、数年前まで国鉄時代と同じ「一休車」の呼称が使われており、稀に車両の連結面に「一休車」と書かれたプレートが設置された車両も見ることができました。
ちなみに、「二休車」という呼称もあり、こちらは廃車を予定し、休車としている車両という扱いのようです。
おそらく、晩年は使用頻度が低かったこれらリゾート気動車については、冬季など、稼働しない期間は「一休車」扱いとし、検査サイクルを延ばして使用していた可能性があります。気動車(内燃動車)の場合、重要部検査だと4年または50万キロ、全般検査だと8年または120万キロだったはずです。
北海道のリゾート気動車は年々活躍の場が狭まり、1年で使用する機会は僅かです。例えば、今回の入場が重要部検査なのか、全般検査なのか、それ以外なのか不明ですが、前回の検査時期から大幅に繰り下げられている場合、運行しない度にその都度、休車扱いにして検査サイクルを延ばしていることが考えられます。
今後は新型コロナウィルスの影響で車両の減車や本数削減が予定されています。運用数に対して保有数が明らかに上回る状態になりますから、運用の関係でしばらく使わない車両を休車扱いとし、検査サイクルを延ばす車両が多く発生してくると思います。
ノースレインボーエクスプレスについても、「フラノラベンダーエクスプレス」の運行日が縮小されたことや、運転開始時期が大幅に繰り下げられたことで、本来到達すべき走行距離には達していないはずです。それを踏まえると、今しばらく残る可能性も出てきそうです。
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