2020年夏の北海道を走ったロイヤルエクスプレス
臨時列車 - 2020年11月26日 (木)
記事掲載が遅くなってしまいましたが、今年初めて北海道を走ったロイヤルエクスプレスを紹介します。

事前に発表されていたイラストはこんな感じ。
牽引機のみJR北海道保有のものを使用し、本州からやってきたロイヤルエクスプレス5両と電源車(後述)を牽引して北海道内を千歳線、石勝線、根室本線、釧網本線、石北本線、函館本線を経由して3泊4日で1周するスケジュールが組まれました。
北海道乗り入れに際し、「THE ROYAL EXPRESS HOKKAIDO CRUISE TRAIN」の名称で運行されました。



実車と比較すると、イラストとは異なる点があり、ロイヤルエクスプレスの車両はスカートが非装着で連結器が丸見えの状態で全区間運行しました。事前のイラストでスカートが装着されており、やはり、連結器が丸見えだと美しさという点でマイナスでした。
北海道での運行に合わせ、先頭部中央に小さく「HOKKAIDO CRUISE TRAIN」のロゴが装着されました。


運行しない日は、札幌運転所(札サウ)で待機していました。JR北海道の車両とロイヤルエクスプレスが並ぶ光景。これは今年の乗り入れならではの光景だったと思います。





近場で撮影した写真はこのような感じです。百年記念塔とともに撮影した2枚については、4日目の札幌へ向かう際のものです。ロイヤルエクスプレスそのものを牽引していますよね。
札幌を出発する際は、電源車、そして最後尾にロイヤルエクスプレスを連結します。




石北本線内でも撮影してきました。
名寄本線が廃止され、スイッチバックの駅となった遠軽駅では、運行途中に進行方向が変わります。この遠軽駅で編成の向きが変わります。3日目の網走駅から知床斜里駅へ回送するなどの作業を除けば、札幌を出てから一度も進行方向が変わらず、同じ向きで遠軽駅までやってきます。
ここから4日目の札幌駅到着まで3日目の滝川駅から旭川運転所(旭アサ)の回送を除けば、電源車が最後尾になります。


当麻町の踏切にて。農道の踏切をわたるロイヤルエクスプレスは、北海道ならではの光景だと思います。


3日目の旭川駅到着後、進行方向を変えるため、編成は一旦滝川駅まで回送されます。途中の江部乙駅で特急列車の待避を行う関係で、例えば旭川駅発車シーンを見送った後、後続の「カムイ」に乗れば、滝川駅に先に到着でき、ロイヤルエクスプレスを二度見物できます。
高速特急の「カムイ」・「ライラック」が多くなる時間帯のため、滝川駅では比較的長い間作業しています。


旭川駅で撮影しました。滝川駅から戻ってきた際の様子です。到着時刻を実際に聞いてみたら、18時55分頃のようです。この時間帯は「カムイ」・「ライラック」ではなく、特急「オホーツク3号」のため、55分着の列車はありません。
この後は1分も停車しないうちに旭川運転所(旭アサ)に回送され、4日目に札幌へ戻ってきます。
そして・・・



編成に連結されていた白い電源車。かつてJR東日本に在籍していた「マニ50‐2186」です。
かつて、JR東日本で活躍したジョイフルトレイン「リゾートエクスプレスゆう」に連結して使用していました。同車は2018年に廃車されましたが、「マニ50‐2186」については、2019年7月に東急電鉄に譲渡されています。
北海道内での使用に際し、非電化区間や電化区間でも交流区間となるため、直流電車のロイヤルエクスプレスの2100系電車は、そのまま使用することができません。そのため、照明や冷暖房などを使用する際のサービス電源を供給するために電源車「マニ50‐2186」を連結する必要があったのです。
昨年の宗谷本線で運行された「風っこそうや号」と同様、北海道胆振東部地震が発生した北海道の観光復興と地域活性化を目的に運行された「THE ROYAL EXPRESS HOKKAIDO CRUISE TRAIN」。後日、もう少し内容を深く取り上げたいと考えていますが、結局話題性だけで、喜ぶのは管理者のような鉄道ファンが大半を占めます。
走らせてもあまり意味がないというのが正直なところです。
来年は今年運行分が新型コロナウィルスの影響を受けたことにより、回数が7回?に増える予定です。ロイヤルエクスプレスが主目的ではなく、地域振興の役割を担う1つの要素として機能し、沿線の地域振興に役立ってくれればいいと思います。
とはいえ、来年も今年のように走らせて、見送って終わるでしょう。話題性のある列車なのに、運行の方法・仕方を誤れば、ただのお荷物になるわけです。
管理者も来年は乗車することなく見送って終わりだと思いますが、今年は行くことができなかった釧路方面などで見てみたいですね。
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事前に発表されていたイラストはこんな感じ。
牽引機のみJR北海道保有のものを使用し、本州からやってきたロイヤルエクスプレス5両と電源車(後述)を牽引して北海道内を千歳線、石勝線、根室本線、釧網本線、石北本線、函館本線を経由して3泊4日で1周するスケジュールが組まれました。
北海道乗り入れに際し、「THE ROYAL EXPRESS HOKKAIDO CRUISE TRAIN」の名称で運行されました。



実車と比較すると、イラストとは異なる点があり、ロイヤルエクスプレスの車両はスカートが非装着で連結器が丸見えの状態で全区間運行しました。事前のイラストでスカートが装着されており、やはり、連結器が丸見えだと美しさという点でマイナスでした。
北海道での運行に合わせ、先頭部中央に小さく「HOKKAIDO CRUISE TRAIN」のロゴが装着されました。


運行しない日は、札幌運転所(札サウ)で待機していました。JR北海道の車両とロイヤルエクスプレスが並ぶ光景。これは今年の乗り入れならではの光景だったと思います。





近場で撮影した写真はこのような感じです。百年記念塔とともに撮影した2枚については、4日目の札幌へ向かう際のものです。ロイヤルエクスプレスそのものを牽引していますよね。
札幌を出発する際は、電源車、そして最後尾にロイヤルエクスプレスを連結します。




石北本線内でも撮影してきました。
名寄本線が廃止され、スイッチバックの駅となった遠軽駅では、運行途中に進行方向が変わります。この遠軽駅で編成の向きが変わります。3日目の網走駅から知床斜里駅へ回送するなどの作業を除けば、札幌を出てから一度も進行方向が変わらず、同じ向きで遠軽駅までやってきます。
ここから4日目の札幌駅到着まで3日目の滝川駅から旭川運転所(旭アサ)の回送を除けば、電源車が最後尾になります。


当麻町の踏切にて。農道の踏切をわたるロイヤルエクスプレスは、北海道ならではの光景だと思います。


3日目の旭川駅到着後、進行方向を変えるため、編成は一旦滝川駅まで回送されます。途中の江部乙駅で特急列車の待避を行う関係で、例えば旭川駅発車シーンを見送った後、後続の「カムイ」に乗れば、滝川駅に先に到着でき、ロイヤルエクスプレスを二度見物できます。
高速特急の「カムイ」・「ライラック」が多くなる時間帯のため、滝川駅では比較的長い間作業しています。


旭川駅で撮影しました。滝川駅から戻ってきた際の様子です。到着時刻を実際に聞いてみたら、18時55分頃のようです。この時間帯は「カムイ」・「ライラック」ではなく、特急「オホーツク3号」のため、55分着の列車はありません。
この後は1分も停車しないうちに旭川運転所(旭アサ)に回送され、4日目に札幌へ戻ってきます。
そして・・・



編成に連結されていた白い電源車。かつてJR東日本に在籍していた「マニ50‐2186」です。
かつて、JR東日本で活躍したジョイフルトレイン「リゾートエクスプレスゆう」に連結して使用していました。同車は2018年に廃車されましたが、「マニ50‐2186」については、2019年7月に東急電鉄に譲渡されています。
北海道内での使用に際し、非電化区間や電化区間でも交流区間となるため、直流電車のロイヤルエクスプレスの2100系電車は、そのまま使用することができません。そのため、照明や冷暖房などを使用する際のサービス電源を供給するために電源車「マニ50‐2186」を連結する必要があったのです。
昨年の宗谷本線で運行された「風っこそうや号」と同様、北海道胆振東部地震が発生した北海道の観光復興と地域活性化を目的に運行された「THE ROYAL EXPRESS HOKKAIDO CRUISE TRAIN」。後日、もう少し内容を深く取り上げたいと考えていますが、結局話題性だけで、喜ぶのは管理者のような鉄道ファンが大半を占めます。
走らせてもあまり意味がないというのが正直なところです。
来年は今年運行分が新型コロナウィルスの影響を受けたことにより、回数が7回?に増える予定です。ロイヤルエクスプレスが主目的ではなく、地域振興の役割を担う1つの要素として機能し、沿線の地域振興に役立ってくれればいいと思います。
とはいえ、来年も今年のように走らせて、見送って終わるでしょう。話題性のある列車なのに、運行の方法・仕方を誤れば、ただのお荷物になるわけです。
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